月々1万円で車が乗れるカーリースって、凄くお得なような気がします。
本当にお得なだけであれば、願ったり叶ったりですよね。一件お得見える1万円ポッキリのカーリースのデメリット部分を解剖していきます。
月々1万円の車リースではどのようなデメリットがある？
月々1万円の車をリースするという事は、新車であればグレードが低い軽自動車と考えてよいでしょう。
この月々1万円のリースでは、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
月々1万円で車が乗れるリースは7年リースで残価設定があるのが基本
7年リースが基本となる月々1万円タイプでは、基本的に残価設定が行われています。しかも100万円の車に対して、7年後の残価が40万円くらいに設定されていることが一般的です。
100万円の車から残価の40万円を差し引くと、60万円になります。60万円を84回払いにすると、約7140円となります。
1万円の中には、自動車保険代、車検代、オイル代などがコミコミになっています。
月々1万円で車が乗れるリースはボーナス払いが設定され月々1万円ではない場合も
月々1万円の支払いと思っていたら、ボーナス払いが別途付帯している可能性もあります。
良くある話なのですが、少しグレードや車種を変えると、基本的な車両価格が高くなります。これを月々1万円に揃えた時に、あぶれた支払い分をボーナスに回すことで、回避できてしまいます。
月々1万円で車が乗れるリースは7年経過後も問題
月々1万円を払う場合は、ボーナスなしの車両で84万円を支払うことで、7年間その車に乗れます。では7年経過後の問題はないのでしょうか？
残価設定金額を払い自分の車にする
残価設定された金額を支払うことで、所有車にすることも可能です。しかしながらいきなり数十万円の支払いとなると厳しいのが現状です。
新しい車をリースする
その車を返却して、再度違う車をリースするという選択肢があります。現在車をリースにて利用している方が一番多い利用方法ではないでしょうか。
車を返却する
単に車を返却して、車には乗らないか、ローンや現金で購入しなおすという方法です。このケースも意外に多いと聞いています。
月々1万円の車リースとローン購入を比較してみる
ここでは、月々1万円で車が乗れるリースとドーンを比較してみます。
月々1万円で車が乗れるリースの場合
月々1万円の車をリースした場合は、84万円を支払うことで7年間乗られる権利が得られるという事です。
所有車にはなりません。所有車にするためには、残価である40万円前後を支払う必要があります。支払ったとすると1,240,000円になります。
リースを利用する方は、そもそも所有するという概念を無くした方が良いといえます。
ローンで購入の場合
例えば、100万円の車を金利2％で7年ローンを組んだとします。月々は12,767円です。7年後に1,072,428円を支払い、それ以降は自分の所有車になります。
この他車検代や自動車税、そしてオイル代などが別途かかります。
今までの部分だけを聞いていると、所有するかしないかという点を除いて、月々1万円の車をリースするのも悪くないと思えます。
月々1万円の車リースで注意するべき点
先述までの話では、月々1万円の車をリースするのもアリかもと思うかもしれません。
じつは、この1万円には細かく規定がされています。この規定が守られないと、ユーザー側は大きな損をしてしまうことがあり得ます。
月々1万円で車が乗れるリースの場合月間走行距離が設定
月々1万円の車をリースする際は、残価設定にもよりますが、概ね走行距離が月500㎞などと定められています。これを大幅に超えると、7年後の残価設定が変更され、差額を支払わなければならなくなります。
こういった返却時のトラブルは、案外多いようです。返すときになって、残価設定どおりの走行距離でないため差額を請求され「聞いてない」となってしまいます。
またこの残価設定は、リースするときに決められている金額です。7年後に想定の残価設定を大きく下回った場合に差額が出ると記載されていることが一般的です。
返すだけで良いと思っていたのに、支給金額が膨大になったというトラブルがあり得ます。リースする人は、注意した方が良いポイントの一つです。
月々1万円で車が乗れるリースの場合は返却時の車状態によっては
直すほどのことではないが、バンパーに擦り傷が沢山あったり、フェンダーが錆びていたりした場合は、車の残価設定よりも価値が下がるケースがあります。こういった場合は、差額が請求されます。
所有車でなく、リースしているという事は、ユーザーの車ではないので、リース会社が、どう判断するかによって差額が大きく生じる可能性があるという事です。
先の見えない車の価値を先に決めてしまっている状態が、残価設定といえます。しかも月々1万円でリースするためには、条件が狭くなっていることも考えなければなりません。
こういった月々1万円の車をリースするときは、借りるときではなく返すときにトラブルが多いことを先に知っておくと良いでしょう。
個人事業主なので長い期間経費参入させたいので、次の車はリースにしようと思い、いろいろ調べてて申し込みボタンを押す寸前まで来たけど、なんか気が乗らないんだよなぁ。何か抜けてるとこがありそうで・・・。
リース金額が高いってことはそれだけリース期間中や返却時のトラブルが多いんだろうな。
— にのまえ🍥 (@3thwifi) May 8, 2019
まとめ
ここでは、月々1万円の車をリースする際のデメリットについて掘り下げてみました。
いまや車の利用方法は、多用になっています。多用になっても、貸す側に利益がない方法はありません。熟慮してからリースするのが良いでしょう。
