2000ccクラスの乗用車をユーザー車検に!費用はどのくらい?

車検
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いままでディーラーや整備工場で車検を取っていたけど、ユーザー車検に挑戦してみようとおもったことはありませんでしょうか?

車検を整備業者にお願いしていたけど、なんだか見積明細をみていると「高いような気がする」・「大きな整備などしていないのにこの項目は?」と思っている方もいらっしゃると思います。

ここでは、2000ccクラスの乗用車を例にとってユーザー車検での注意点や費用などのお話をしてみます。

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2000ccの乗用車をユーザー車検に出す際の注意点は?

2000ccに限った話ではないのですが、ユーザー車検で継続車検を受ける場合に注意してもらいたいことがあります。

所有車の点検・整備、そして各調整がきちんと行われていることを前提にユーザー車検を受けないと、当然不合格になるということです。不合格になれば更に時間がかかることにもなります。

不合格の原因一覧
● 光軸不良
● 光量不良
● トーイン不良
● 各ブーツ類の不良
● 各取り付け部品のガタ・不良
● ブレーキ制動不良

などがあります。

継続検査は、24か月点検項目がクリアできていることが最大のポイントです。後からも説明しますが、ユーザー車検だからと言ってこの整備を怠ると、継続車検は不合格になります。

もちろん車検指定店や認定店では、定期点検を実行しています。じつはこの部分が費用としての大きな差にもなっています。

2000ccの乗用車というカテゴリーのユーザー車検ですが・・・

2000ccという排気量で車検というお話しをしていますが、じつは少しおかしい話でもあります。車検の際は、排気量ではなく、小型・普通と乾燥重量によって、費用が変わってくるからです。

自動車税は、排気量毎に税金が決まっているので混同しがちですが、車検は排気量で費用わけされていません。

①2000cc乗用 乾燥重量1.5t未満、2t未満の場合の重量税

車両重量免税(本則税率)右以外13年経過18年経過
~1.5t 0円 15,000円24,600円34,200円37,800円
~2t 0円20,000円 32,800円45,600円50,400円

②自賠責保険24か月の場合

20,010円

③検査手数料

小型車の場合は1,700円、普通車の場合は1,800円

ユーザー車検に必要な費用は、その車に合わせた重量税、自賠責保険、検査手数料です。単純計算で21,710円~72,210円の幅があることになります。

自分の車にあった費用試算にお使いいただけるツールを下記に記載します。

車検費用計算ツール

2000ccの乗用車のユーザー車検の流れ

ここでは、ユーザー車検の一連の流れを説明していきます。

①車検検査項目を把握し、車の状態をチェック、整備する

②ユーザー車検に必要な書類など
1. 車検証
2. 自動車損害賠償責任保険証明書は、新旧2枚が必要
3. 自動車税納税証明書(継続検査用)
4. 使用者の認印
5. 自動車検査票
6. 自動車重量税納付書
7. 継続検査申請書
8. 定期点検整備記録簿

2は、車検前までに保険期間の継続手続きが必要です。当日運輸支局近くの代書屋でも可能

3は、自動車税の滞納がなく、支払い後3週間以上経過している場合は省略可能になっています。

5~7は、当日の用意が可能です(運輸局にフォーマットあり)。

③ユーザー車検予約を自動車検査インターネット予約システムまたは、管轄の運輸支局に電話して入れてください。

④整備に自信がある場合はいらないかもしれませんが、車検当日に運輸支局周辺にある予備検査場で最終調整などを済ませておくと安心でしょう。4,000円から6,000円前後です。

⑤運輸支局で自動車検査票、自動車重量税納付書、継続検査申請書(一般的には)を入手し、他の必要書類と併せて受付に提出します。

⑥検査時間に検査を受けます(場合によってはかなり混んでいる場合があります)。

⑦検査に合格したら、車検証が交付されます。もし検査に不合格となった場合は、その個所を整備・修理してその部分の検査を再度受ける必要があります。

ディーラーや整備工場、車検専門店とユーザー車検は何が違うの?

ズバリ!回答から申し上げると、24か月定期点検の費用と車検検査代行手数料の部分が違います。

点検費用は、ディーラーでは25,000円位、整備工場や車検専門店でも20,000円位かかります。この部分が、基本的に違うと考えてよいでしょう。

またユーザー車検では、自分が動くことでかからない人件費が、検査代行手数料として別途かかります(10,000円前後)。

また交換の必要な部品が出た分だけ、整備費用やパーツ代がかかってきます。もちろんディーラーでは、今回の車検だけでなく、次回の車検までに持たないパーツの交換も行われます。

こういった部分は、ユーザーにとって安心な一方、費用が多くかかると言ってよいでしょう。

全く整備しないでユーザー車検を受ける場合は、今後も含めて重大な事故などにつながる可能性もあります。しっかり整備してからユーザー車検を受けるのが良いでしょう。

今回は、2000ccクラスのユーザー車検についてお話ししてみました。ユーザー車検は、必要書類と自賠責保険料、重量税、検査手数料という費用構成です。

ユーザー車検に挑戦しようと思った場合は、まず所有車の整備が問題ないかを確認しましょう!