4ナンバー登録できる車って、どのような車か詳しくわかる方も居ると思います。
一方で「4ナンバー?」って思う方も多いと思います。本記事では、4ナンバー登録のための条件や4ナンバーの車種を紹介します。
4ナンバー登録できる車の条件とは?
まずは4ナンバー登録できる車の条件とは何かというお話をしてみます。
4ナンバー登録する車とはどんな車種用途なの?
4ナンバー商用車
自動車税が安い
重量税が安い
車検が安い
任意保険が高い
バン用タイヤが少し高い
車検が毎年(初回のみ2年)5ナンバー小型乗用車
自動車税が高い
重量税が高い
車検が高い
任意保険が安い
タイヤが安い(選択肢が多い)
車検が初回3年以後2年ごと— 大門団長(改二) (@Seibupolice_ced) May 3, 2022
そもそも4ナンバーとは、荷物を積載することを前提に作られた車であると言う点です。
そのため仕事で使われることが一般的なため、普通乗用車などと比べて、税金面などが安くなる傾向が高く、お得感があるというのがメリットポイントともいえます。
では、4ナンバー登録できる車の条件とは、どのような内容なのでしょうか?
- 荷物を積載する部分の面積が普通車で1㎡以上(軽自動車の場合は、0.6㎡以上)を有していないとならない。
- 定員ギリギリまで乗車したときに、人の重さ(55㎏)×人数よりも、積載荷物の㎏の方が多くなければならない
- リアドアを開けた時に、縦80cm×横80cm以上(軽自動車の場合は、縦60cm×横80cm以上)を有している必要がある。※トラックは除外
- 荷物積載部分と、乗車する間に壁や保護仕切りがないといけない。最大積載量が500㎏以下の場合は、座席で守られていれば除外です。
上記の条件を考えると、セダンモデルでの4ナンバーはほぼ不可能であると考えます。
4ナンバー登録できる車のサイズなどは?
- 4ナンバーにできる車のサイズは、長さ4.7m×幅1.7m以下×高さ2.0m以下とする
- 排気量は、ガソリン車は2000cc以下、ディーゼルには排気量規制がありません。
4ナンバーの意味を知ればタイヤ規格もわかる
タイヤは、車両総重量(最大積載量を含む)に耐えられる規格の物でないと、車検に通らないです。
例えば、軽自動車の場合は、6㏚や8㏚などです。ロードインデックスが足りていないと、車検には受かりません。
4ナンバー登録できる車とはどんな車?
4ナンバー登録できる車には、そもそも4ナンバーである車と5ナンバー(軽含む)乗用を4ナンバーにできる車(仕様変更は必須)があります。
そもそも4ナンバー登録できる車種
そもそも4ナンバーである車には、どのような車種があるのでしょうか
普通車
タウンエースバン、ハイエースバン、レジアスエースバン、NV200バン、ボンゴバン、サクシード、ADバンなどです。
軽自動車
ピクシスバン、アトレー、エブリーバン、NV100クリッパー、ミニキャブ、N-VANなどです。
新車ではなく、中古車で購入する場合は、クラウンバンやカルディナバン、セドリックバンなどもっと豊富に車種がラインアップされていると考えます。
仕様変更で4ナンバー登録できる車種
5ナンバーサイズの乗用車や軽自動車であっても、先述した4ナンバーにする条件に合致させれば、4ナンバーにすることが可能です。
ただし4ナンバー化するには、時間や費用は掛かると考えた方が良いでしょう。
中古車の普通車
ノア、ヴォクシー、セレナ、ステップワゴンの5ナンバーサイズ、78プラドなど。セドリックワゴンやクラウンワゴンなどの5ナンバーサイズの車。
中古車の軽自動車
軽自動車の4ナンバー化できる車は案外多いと考えます。
アルト、ミラ、ワゴンR、ムーブ、ライフ、EKワゴン、N-WGN、スペーシア、タント、EKスペース、N-BOXなど。リアハッチの開口部が広い車などでは、4ナンバー化が可能になる車種が多いといえます。
4ナンバー登録できる車って(メリット・デメリット)
4ナンバーにすることでどのようなメリットデメリットがあるのでしょうか?
もともと4ナンバー仕様車のメリット・デメリット
元々4ナンバーである車の最大のメリットは、積載荷物に対応した荷室であり、サスペンションなどの仕様である点です。
その代わり、商用車と言う位置づけから、内装がチープであったり装備が乗用程よくないという点がデメリットとして上げられます。
5ナンバーを4ナンバーにする場合のメリット・デメリット
小型自動車の車両重量を1.0t以下、小型貨物車の最大積載量1.0t以下にて減税などを考慮しない形で計算すると、4ナンバーで約35000円、5ナンバーで70000円程となります。約半分の金額となります。
ただし、4ナンバーは年車検のため、車検にかかる法定費用が半分になっただけという考え方もあります。さらに基本点検などを考えると、4ナンバーだから安いという事にはなりません。
また4ナンバーにするために、リアシートを取り外したり、固定したりする必要やタイヤの仕様変更などの費用が掛かります。
また外したシートなどを保管する場所なども必要になります。じつは、5ナンバーを4ナンバーにするメリットは、費用や仕様変更などを考えると、大きくないともいえます。