オールシーズンタイヤを買った後に後悔する理由は?後悔しないために熟知しておくこと

タイヤ
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皆さんは、オールシーズンタイヤを履いたことがありますか?同タイヤは、夏タイヤと冬タイヤの良い所を採用したタイヤと言われています。

では、オールシーズンタイヤを買った後に後悔するケースはないのでしょうか?ここでは、買った後に後悔する理由などについて説明してみます。

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オールシーズンタイヤを買った後に後悔する理由は?【タイヤの種類】

まずは、タイヤの種類を簡単におさらいしてみます。

ノーマルタイヤ

ノーマルタイヤ=夏タイヤは、乾燥路や雨路面で装着するタイヤです。皆さんが普通に装着している普段のタイヤのことを指します。

このノーマルタイヤは、各メーカーがかなりの開発技術で色々な嗜好のタイヤを製造販売しています。

  • エコタイヤ
  • スポーツタイヤ
  • SUV専用タイヤ
  • ミニバンタイヤ
  • 商用タイヤ

など。

スタッドレスタイヤ

少し古い話をします。1990年より以前は、一般的に冬タイヤと言えば、スパイクタイヤであったと思います。このスパイクタイヤは、雪道にかなり強くしっかり止まってくれたのですが、雪が解けた後にアスファルトを削ってしまい、公害となっていました。

そのことから、都道府県や市などの条例で、スパイクタイヤ装着禁止の地域が増えていきました。これにより、スパイクタイヤの代わりにスタッドレスタイヤが登場しました。このスタッドレスタイヤは、発売当初から比べて相当進化したと思います。各メーカーの努力の賜物だといえます。

スタッドレスタイヤは、雪上、氷上、ブラックアイスなど日本の様々な雪の状況に対応できるタイヤへとなっています。

スタッドレスタイヤは、上記の道でもかなり優秀な走行性能を有していると思います。これに対して、スノータイヤというものも存在します。スノータイヤは、氷上やブラックアイス路面で強力なアイテムではないと考えます。

マッドタイヤ

最近では、カスタムのためだけにマッドタイヤを装着している方もいるかもしれません。マッドタイヤとは、悪路(砂利、泥)などの道でも走行できるように設計されたタイヤです。

オールシーズンタイヤ

オールシーズンタイヤは、欧州から発案されたタイヤであったと思います。夏と冬の良いとこ取りができるタイヤとして開発され、現在色々な所が研究もしています。

日本メーカーでは、オールシーズンタイヤの開発も行っていますが、まだラインアップが少ないと思います。

オールシーズンタイヤを買った後に後悔する理由は?

ここでは、オールシーズンタイヤを買った後に後悔する理由について解説してみます。

冬用タイヤとしての性能が中途半端で寿命も短い

オールシーズンタイヤは、夏タイヤとスタッドレスタイヤの良いところを取っているとお話しました。スタッドレスタイヤのように雪道でも走行できるようサイプが切ってありながら、夏タイヤとして履けるようにコンパウンドを硬くしています。

ただ現段階では、どちらのタイヤと比較しても中途半端な性能になっているとも言えます。もちろん氷上やブラックアイスでは、スタッドレスの能力には及びません。夏タイヤとしての制動力やグリップ力にも劣ってしまうのが現状だと感じます。

年間通して装着していると燃費は悪い傾向になる

スタッドレスタイヤと比較すると、オールシーズンタイヤの方が燃費も良いと考えます。それは、スタッドレスタイヤほどコンパウンドが柔らかく無く、走行抵抗が少ないからといえます。

しかしながら夏タイヤと比較すると、オールシーズンタイヤの方がコンパウンドが柔らかく作られているので、燃費は悪化する傾向になります。

オールシーズンタイヤを使用する人は、たまに降雪地にいくとか、冬の二か月ほど雪が降る可能性が高い地域に住んでいるという方もいると思います。夏タイヤの期間が長い人は、年間を通すと燃費が悪い傾向になるでしょう。

商品ラインアップが少ない

先程もお話ししましたが、日本メーカーではまだラインアップが少ない状況です。オールシーズンタイヤを買いたいなと思っても、「このタイヤしかありませんね」となる場合が多いと感じます。「これが良い!」とチョイスできないので、後悔してしまう確率も上がるのかもしれませんね。

スノーフレークマークなしで通行違反になる

オールシーズンタイヤは、メーカーが「オールシーズンタイヤ」と表示しているだけのタイヤもあります。スノーフレークマークが、付いているタイヤはスタッドレス規制のかかっている道でも普通に走行できますが、付いていない状況で警察などに呼び止められると、違反になってしまいます。

オールシーズンタイヤに向いている人そうでない人

オールシーズンタイヤに向いている人は?

  • 年に数回降雪地帯に行く
  • あまり氷上やブラックアイスになるほどの雪道はない
  • とにかくタイヤを保管する場所がない

オールシーズンタイヤに向かない人

  • 住んでいる地域が、3~5か月降雪する可能性がある
  • 夜雪道を走行するのが多い
  • しっかりと雪道で安定走行したい

さいごに、、、

オールシーズンタイヤは、欧州などの乾いた雪などでは効果が高いタイヤとも言われています。日本の雪道事情では、全ての路面状況に対応できないという点をしっかり把握しましょう。

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