日本の梅雨から夏の時期は、車内でエアコンが必需品となりますね。そんな大事な季節に入り、エアコンからカタカタと音がするようになったら、少し絶望感に覆われるのではないでしょうか。
今回は、エアコンからカタカタ異音がする場合には、直すのにどのくらい掛かるものなのかを故障個所などに分けて解説します。
エアコンからカタカタ異音がする場合って?【原因】
まずは、エアコンからカタカタと異音がする場合には、どのような原因があるのか確認しないとなりません。どのような原因が考えられるのでしょうか?
ブロアファンが故障しているか異物が詰まっている
中古だけど、ブロアファンが来た。明日、取り付ける予定。少しカタカタ音がするけどw pic.twitter.com/ULPkSVBFnN
— 仁@犬は仲間‼︎ (@shiba_hitoshi) January 16, 2022
エアコン作動をすると、ブロアファンが回ります。このブロアファンの故障によってカタカタと異音がするケースは案外多いと感じます。特にファンの軸が故障して、ファンが周りに当たる音があり得ます。
またブロアファンに、何かの異物が混入してしまった場合でもカタカタと音が鳴ることがあります。故障の場合も異物の場合でも、回転に合わせてカタカタ音が発生します。
エアコンコンプレッサー故障でカタカタと異音が発生
エアコンコンプレッサー内部には、ピストン装備され動いてます。長い間使用していたり、コンプレッサーオイル不足だったりすることで、ピストンが摩耗し、カタカタと異音を発生することがあります。
厄介なのはエアコン送風経路に異物が落ちていてカタカタ異音
エアコン送風口に何か異物を落としてしまったことで、カタカタと異音が鳴るケースがあります。この場合は、一番厄介なのが、どこに物が落ちてしまっているのか特定するのが難しい点です。
また、送風経路内は、複雑なだけでなく落ちてしまうところまで落ち続け、そこでカラカラ異音を発するのも特徴だと感じます。
エアコンからカタカタ異音がする場合って?【修理費】
先程は、エアコンからカタカタと異音がする場合の原因について解説しました。ここでは、実際に修理するとしたらどの位かかるものなのかを説明します。
ブロアファン故障の場合は?
仕事用の車がエアコンから風が出なくなったので朝からブロアファン交換したった pic.twitter.com/qyYGvfZIY3
— ゼNEEDガメ🐢 (NEEDチャンネル) (@NEED_youtuber) December 29, 2022
ブロアファンの交換では、まず交換するブロアファンが必要になります。
- 中古パーツは、5000円~10000円位
- リビルドパーツは、10000円~20000円位
- 純正新品は、15000円~25000円位
その他、交換工賃がかかるのですが、これは車種によって交換までに取り外すパーツ類が大きく違いますので、5000円~30000円くらいまで幅があると感じます。
エアコンコンプレッサー故障の場合は?
ワゴンR
エアコンコンプレッサー交換🔧 pic.twitter.com/QlDjkYTCUc— AKUBI (@akubisin) April 23, 2022
エアコンコンプレッサーが故障してカタカタ異音がしている場合は、コンプレッサー交換しないと直りません。
新品コンプレッサーは、7万円~20万円と車種などによって大きくバラツキがあります。かなり高額なパーツなだけに、一般的にはリビルドや中古をチョイスすることが多いかもしれません。リビルドの場合は、新品パーツの5割から7割程度です。中古の場合は、新品パーツの3割程度が多いと感じます。
工賃は、コンプレッサーまでのアクセスが良い車でも15000円~30000円くらいはかかりそうです。交換後のエアコンガス補充などもあります。
送風経路に異物がある場合は?
送風経路に異物が入り、カタカタと異音が鳴っているケースは、非常に厄介な修理となるケースもあります。それは、送風配管は、ダッシュボードを外す必要があったり、センターコンソール内にある送風パーツまで分解する可能性もあるからです。
リアに送風を送るモデルの場合は、フロアの配管を辿って、ようやくカタカタと異音を発する原因物質を取り除けたというケースも発生します。
作業工賃は、ケースによってバラバラだと考えます。ただ、ダッシュの取り外しなどは必須になるので、30000円~50000円は最低でもかかると思った方が良いでしょう。
エアコンからカタカタ異音がする場合って?ポイントは?
ここでは、エアコンからカタカタと異音が発生した際の原因特定や修理のポイントを解説してみます。
カタカタとなっているのがどこからなのかを特定する
カタカタと異音が鳴っているのが、どの辺からなのかを推理していきます。エンジンルーム内なのか、それとも車内からなのかなど、広い範囲から狭い範囲に絞りこんでいくようにすると良いでしょう。
またエアコン稼働時で、どのような状況の際にカタカタと異音を発するのかなど、発生状況などを把握していくことも修理に役立つ情報です。
送風経路内に異物が入るケースなどはなるべく防ごう
先程からお話しているのですが、ブロアファン内部に異物が混入したりする場合は、エアコンフィルターなどが汚れていて、隙間などから葉っぱがブロアファンなどに混入するケースも多くあります。
また送風経路に異物を混入させた場合の多くは、吹き出し口から誤って異物を落としてしまうケースが一番多いでしょう。
こういったケースは、ユーザーの車に対する考え方で防げるものが多いと思います。せっかく購入した車ですから、なるべくカタカタ異音にならないように普段から愛車に接すると良いでしょう。
さいごに、
「さあ、、、!エアコンを効かせよう」とスイッチを入れたら、「カタカタ」と異音がしてしまい、不安で使用できなかったら残念ですよね。普段から、車の状態をチェックしながら運転することを心がけてあげることも大切ですね。