オートマ車のギアチェンジの際のガクンという変速ショック!長年乗り続けていると、どの車にも起こる症状です。
一般に「変速ショック」はオートマチック車が停止状態から加速していく際のギアチェンジ及びシフトをPからRまたはDに入れる際に「ガクン」という症状です。
この状態はトラブルの初期の症状になり、ジワジワと進行していきますから気がつかないことが多く、大きな故障の原因にもなります。
そんな、オートマ車のギアチェンジのガクンというショックについての原因や対処法についてご紹介します。
オートマ車のギアチェンジの【ガクン】の原因 は
ミッションの劣化
いかにトラブルが生じにくいパーツでも長い期間乗り続けていますと内部にあるパーツが磨耗したり、壊れたりというような経年劣化が進行してしまうようです。
強制的なダウンシフトを頻繁に使うような運転をすることによって、劣化が早く進行することも考えられます。
そして、ミッションのダメージは徐々に具体的なトラブルとして現れてきます。
初期段階ではなかなか不具合はわかりにくいですが、加速パフォーマンスの異常、 燃費の悪化やギアチェンジの際のガクンというショック、最終的には動力が伝わらず走行不可のような事態になります。
オートマチックミッションフルードの劣化
オートマ車のギアチェンジのガクンの原因はオートマチックフルードも原因の一つです。
その前に、車のオートマチックミッションフルード(ATF)とはどのようなものでしょう?
オートマチックトランスミッション車専用のミッションオイルです。
AT内部にある歯車の潤滑やトルクコンバーターや油圧バルブのコントロールをする大事な働きをするオイルです。
走行距離あるいは年数の過程でオートマチックミッションフルードということは熱などで劣化するわけです。
オートマチックフルードが劣化してくると、粘度が無くなってくるそうです。
無くなりますとショックを吸収出来なくなって、ギアチェンジの【ガクン】が現れてきます。
さらには、オートマチックの元であるオートマチックトランスミッションの中に金属の摩耗粉が溜まっていきます。
この摩耗粉が邪魔をしてギアチェンジのショックを引き起す要因となっていくそうです。
エンジンマウントの劣化
第三に、オートマ車のギアチェンジの際のガクンというショックは オートマチックフルードを交換することでよくなるとはいうけれど必ずしもそうではないのです。
エンジンマウントが劣化してくると車の中に響くノイズが大きくなったり、車全体に拡がる振動が大きくなるという症状が見られます。
メーカーでは約、10年・10万kmの使用が考えられているようですが、使用状況次第では、一層早く劣化する事が少なくありません。
エンジンマウントの機能は防振、制振、支持機能の3つです。
エンジンマウントも気が付かない部分であるため、専門のお店で見てもらいましょう。
オートマ車のギアチェンジの際のガクンという症状を改善するは?
オートマチックミッションに異常が起きた場合、改善方法は。
オートマチックミッションフルードの取替え
いずれを選択するか次第で、金額が大きく違うため注意して下さい。
先ずは、比較的早い段階であればオートマチックフルードを取り替えることです。
しかしここ最近、オートマチックフルードの取り替えを推奨していない車も多数あって、2万キロ2年以上取り替えていないオートマチックフルードを交換するというのは、逆効果でオートマミッションにダメージをもたらしてしまうことが大きいといわれているようです。
ですから、よく確認してから行うことをお勧めします。
また、整備店によってはキッチリとオートマミッション内部のクリーニングまで行ってくれるところもあります。そいうところ見つけてお願いするのがベストな方法です。
オートマミッションの交換
第二に、オートマミッションの交換あるいはオーバーホールになります。
滑りとかギアチェンジのショックが大きくなっているのであれば、乗せ換えやオーバーホールのどちらかで対処するというわけです。
この手段であれば、より間違いなく異常は解決しますが、コスト的にはかなりの金額がかかることが考えられます。
乗せ換えることになったらさらに金額がかさむこともあり得ます。
オートマチックフルードの交換、オートマミッションの交換は絶対見積りを取ってからお願いするようにしましょう。
まとめ
オートマ車のギアチェンジのガクンという変速ショックについて、ご紹介してきました。
まず、予防するにはトラブルの症状が現れる前にきちんとメンテナンスするということが重要です。
トラブルの症状が発生してからですとメンテナンスを行ってもトラブルがよくならないことがありますのでオートマチックの不具合は高額な修理になる可能性が高いので計画的に確実にすることをオススメいたします。
必ず、修理の際は見積もりをとってから行うようにしましょう。