車を発進させようとしても、たまにエンジンのかかりが悪い原因は、単純なものであればガス欠やバッテリーの劣化などが考えられます。
エンジンを動かすために必要なガソリンや電気がなければかかりが悪いのは当然のことで、対処法は給油あるいはバッテリーの交換をすればいいだけです。
しかし、それ以外のことでは例えばファンベルトの張力が足りないとかゴムが劣化しているといった問題があるときも、エンジンのかかりが悪くなります。
そのほかにエンジンのかかりが悪くなる症状と対処法を7つご紹介します。
バッテリー上がり症状と対処法
気温が低い日やしばらくエンジンをかけていなかった後に始動させようとした場合、たまに本調子ではないと感じるのなら搭載されているバッテリーが影響しています。
自動車はエンジンに燃料を噴射しつつ火花を散らす事によってかかりますが、火花を散らすためには搭載されているバッテリーの力を活用しているので、容量が少なかったり気温の低下によって能力が低下すると火花を出す量も減少しかかりが良好ではなくなったりかからなくなります。
始動するまでの様子が悪いと感じられたり、セルモーターという部品の音が力無い様子である症状が見られた時には今搭載されているバッテリーから新しい物に交換すると良いです。
また、全く始動できない時は他の自動車とコードを繋いで始動したり、電気コンセントから充電できる製品を購入して充電させるといった対処法もあります。
点火プラグ症状と対処法
たまにエンジンのかかりが悪い場合に、点火プラグの症状にバッテリーの電圧に問題がなくてもうまく作動しない事です。
その他の症状として、セルを作動してもうまく点火プラグが作動しない状態があります。
対処法として、点火プラグが悪い場合は交換をするのが良いです。
数千円で交換が可能なので、点火プラグが摩耗している場合に有効な方法になります。
寒冷地や気温が低い時期にエンジンがかかりにくい時は、点火プラグをあたためるためにアイドリングをすると問題がか行けるする可能性があるのです。
アイドリングの回転数を、いつもより増やしてみるのは一つの対処法になります。
キーをまわしてセルをまわしても改善しない時は、走行距離を確認して新品のプラグと交換するのが良いです。
ヒューズの接触不良症状と対処法
自動車のエンジンルームもしくは運転席や助手席の足元には四角い箱型の容器が設置されていて、箱型の容器の蓋を開けるとヒューズが収納されています。
ヒューズは、自動車において通常は流れない大きな力の電流が流れた際に搭載されている電装品を保護する役割を果たしていて、たまに大きな電気が流れた際には溶けるという特徴があります。
溶ける事により強い電流が流れる事を予防するものの、以後問題が無い強さの電気も流れなくなってしまうため、エンジンを始動するための電流も流れなくなり始動できなかったり調子が悪いといった症状が出ます。
かかりが良好ではない時があるのなら、溶けかかっている場合があるため全体的に溶けていないか確認しつつ、溶けている物があれば交換するといった対処法を行いましょう。
セルモーターの故障症状と対処法
たまにエンジンのかかりが悪いと感じるなら、セルモーターの故障症状を疑ってみることです。
エンジンを始動するときに使うのがセルモーターであり、このモーターが故障していたらエンジンをかけることすらできません。
かかりが悪いと感じてモーターが原因であれば、すぐに対処法として直接棒などを用いてモーター本体をたたいて車のキーを回してみます。
直接自分ですぐにわかる場所ではないなら、修理工場へ持っていくしかありません。
通常の流れとしてキーを回せばセルモーターが回り、そのうえでエンジンがかかるイメージです。
運よく音がしてかかっても、念のため修理工場で点検をしてもらうようにします。
故障の場合であれば、自力ではなく修理が必須です。
オルタネーターの故障症状と対処法
車のエンジンのかかりが悪い原因のひとつとして、オルタネーターの故障が考えられます。
エンジン始動や走行中に必要な電気はバッテリーに蓄えられていますが、この電力はオルタネーター(発電機)が走行中にエンジンの回転を利用して生み出されたものです。
オルタネーターの故障の症状・前兆現象ですが、電力が不足してたまにバッテリーあがりを起こしたりエンジンのかかりが悪いと感じることがあります。
この症状を放置すると発電ができなくなり、バッテリー交換をしたりブースターケーブルを使用しても頻繁にエンジンが停止するようになります。
このような場合の対処法は、オルタネーターを新品と交換することです。
必要であればオルタネーターベルトも一緒に交換して、消耗したバッテリーを充電しておきましょう。
キーレス不良症状と対処法
自動車のエンジンのかかりが悪い原因のひとつとして、キーレス不良症状が考えられます。
これは車のエンジンやバッテリーなどには何の問題もありませんが、リモコンキーに内蔵されている電池が消耗しいることでボタンを押しても反応しなくなってしまう症状が出ます。
初期症状としてたまにエンジンのかかりが悪い程度で、キーの位置を変えるなどすれば信号が受信できるので始動します。
ただし電池の消耗が進むとリモコンキーの信号を車が受信できなくなり、エンジンがかからなくなってしまいます。
このような場合の対処法ですが、リモコンキーの内臓電池を新品と交換すれば回復します。
電池交換をしても信号が受信できない状態が続くようであれば、リモコンキーまたは車に搭載されている受信機の故障が考えられます。
このような場合は、ディーラーや販売店に相談をするようにしましょう。
ロットルバルブの故障症状と対処法
エンジンを始動しようとした場合、毎回ではないもののたまに円滑かつ力強く始動しない事例がある時にはスロットルバルブが関係しています。
見られる症状として特徴的なのは、キーを挿入して捻ったりボタンを押して始動させようとしてもかかりにくくて一発で始動しない様子です。
他にもアイドリングの状態で停車している時に不安定な印象を覚えたり、アクセルを踏んでも俊敏に反応ない事もありますし、坂道などで元来よりも力不足に感じる事例もあります。
調子が悪い時に行うと、再び本来の調子が取り戻せるのが対象の部位をクリーニングするといった対処法であり、専用のクリーナーを使用してクリーニングすれば綺麗になるのと同時に今後は汚れが固着しにくくなります。