バッテリー上がりしても絶対にやってはいけないことは?理由や方法などを解説

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車を所有している方なら、「バッテリーが上がってしまった」という経験があるかもしれないです。実際にバッテリー上がりしてしまうと、当事者はかなり焦ってしまうと思います。

しかしながら、バッテリ上がりした時でも絶対にやってはいけないこともあります。

それをしてしまうと、バッテリー上がり以外の不具合が起こる可能性があるからです。

ここでは、バッテリー上がりしてしまっても絶対にしてはならない事などについて解説します。

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バッテリー上がりした時に絶対にやってはいけない事

バッテリー上がりし焦ってしまったとしても、絶対にやらない方が良い事とはどのような事でしょうか。

何度もエンジン始動を試みる

エンジンをかけようとしたら、「キュルキュル」と弱い音がするが、エンジンがかからないケースがあります。こういったときは、何度エンジン始動を試みてもエンジン始動する可能性は低いです。

エンジン始動しないのに何回もエンジン始動を試みた場合には、少なくなったバッテリー容量が減るばかりでなく何度もかけることで、車の電装品に影響が出る可能性があるからです。

自然回復を待つこと

よく耳にする話なのですが、寒い朝エンジンがかからず、暖かくなる昼にエンジンをかければ始動するというものです。確かにバッテリーは寒い時よりも暖かいときの方が高電圧になりやすいです。しかしながらエンジン始動方法としては、かなり確率の低い事象になると感じてしまいます。

もしエンジンがかかったとしても、同じような寒い朝に再度エンジンがかからなくなることが多いと考えます。やってはいけないと云う事よりも無駄な可能性が高いといった方が良いでしょう。

ずっとバッテリー上がりを放置すること

バッテリー上がりしたとしても、それはエンジン始動に必要な電気がないと云う事です。バッテリーには、エンジン始動以外の電気は残っています。

これを放置してしまうことで、バッテリー内の電気が完全に放電してしまい、車に必要なメモリーなども消去されてしまうことに成ります。

こうなってしまうと、もしバッテリーを交換しても車のナビの初期設定、エンジンスターターの初期設定、スマートキーなどの初期設定などが必要になり得ます。

また完全に放電したバッテリーにジャンプしてもエンジン始動に時間がかかったり、エンジンがかかってもすぐにストールしてしまう可能性が高いです。

そもそも何故バッテリー上がりが起きるの?【原因や理由】

バッテリー上がりって、どうして起こるのでしょうか?

電装品の点けっぱなし

一番多いのは、電装品を点けっぱなしにして空港駐車場などに停めて旅行に行ってしまった時などです。慌ててしまったために、電装品を消し忘れてしまい、エンジン始動に必要な電気が足りなくなり、バッテリー上がりしてしまうケースが多いと考えます。

バッテリー自体の劣化

皆さんは、バッテリーは何年持つと思いますか?バッテリーの性能は、だんだん落ちていきます。そのためバッテリー保証は、2年20000㎞や3年30000㎞などと指定されています。

メーカー保証期限ですぐにバッテリー上がりすることは少ないですが、保証期間の1年先くらいが定期交換の目安と思っていると安心でしょう。

メーカー保証内でバッテリー上がりしてしまった時は、一度メーカーに問い合わせしてみるのも良いでしょう。使用方法などに間違いがなければ交換してくれます。

オルタネーターの故障

バッテリー上がりして新品バッテリーに交換したのに、すぐにバッテリー上がりしてしまったケースでは、バッテリー不良ではなくオルタネーター不良の可能性があります。

新品バッテリーが早期にバッテリー上がりを起こしてしまった場合は、オルタネーターを点検することが大事です。

バッテリー上がりしてしまったら?【対処方法でダメなこと】

バッテリー上がりをしてしまった後の対処方法で、やってはいけない事などを解説します。

ハイブリッド車で救援すること

ハイブリッド車を救援してもらうことは可能なのですが、ハイブリッド車で救援することはやってはいけないことです。

もしハイブリッド車で救援してくれるという方がいても、救援してくれる車が破損してしまう可能性があるので、丁重にお断りしてください。

ハイブリッド車のバッテリーは、ハイブリッドシステムを管理したり起動させたりする分の電気も含まれています。

そのため救援車と被救援車の電位差で、ハイブリット車側に電気が流れてしまうことがあると、システム故障する可能性があるからです。

ジャンプスタートや救援ケーブルで間違った接続手順

ジャンプスタートするときの救援車と被救援車とのつなぎ方に注意しましょう。

  1. 上がったクルマのプラス
  2. 救援車のプラス
  3. 救援車のマイナス
  4. 上がったクルマのマイナス(端子ではなくエンジンの金属部分など)

外すときは、逆の手順になります。

間違ったジャンプスターターの使い方

最近では、スマホサイズくらいの大きさでジャンプできるジャンプスターターがあります。これは案外便利なものです。

ただ使い方を間違っているために、ジャンプスターターから火が出たなんて言う方もいるようです。

ジャンプスターターは、エンジン始動したら即座に取り外すことが基本です。エンジンがかかったことに安心して、そのままつなげておくと、配線が溶け出したり火が出たりします。気を付けましょう。

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