皆さんは、車を運転していてどこかに擦ってしまい、車が傷ついてしまったり、第三者の何かを傷つけてしまったり、いわゆる事故などに遭ってしまったことがあるかもしれません。
その場で気がつけば、「擦った」、「ぶつけちゃった」とドライバーもその後の対応などがしやすいと思います。逆に車を擦った後で気づいたときは、「あれ?」、「なんで」と困惑するかもしれませんね。
ここでは、車を擦った後で気づいたときはどのように対処するのがベターなのかを話してみます。
車を擦った後で気づいたときは?「後で気づいたは重要」
車を擦った後で気が付いたときは、案外重要(重大)なことになるケースもあります。
擦った場所が自宅敷地内であれば・・・
擦った跡が自宅敷地内などにあり、後で擦ったことに気が付いても自分の所有物との接触であれば、自分自身の問題だけで済むので、車や所有物の修理をどうするかだけを考えればよいと感じます。
「擦った場所が分からない?」場合は・・・
先述した擦った場所が、自分の所有物であればよいのです。しかしながら、それ以外のどこに擦ったかわからないケースでは、しっかりと対応しないとならないケースがあり得ます。もしかしたら、物でなく自転車に乗っている人だったりしたら大変だと思いませんか?
擦った方は、
「いつ、どこで」というのをしっかり記憶を思い返していく必要があります。そして、まずは警察に届け出をしてください。「当て逃げ」・「ひき逃げ」になってしまうのを防ぐ対応していくことも重要です。
筆者は、放置してしまい、後々大きなトラブルに発展している知人を何人か見てきました。擦った方ではなく、擦られた方は被害者となるケースが多いです(気分的にも)。そのため何とかして、擦った相手を探そうとします。
車両保険に入っているケースでは?
車両保険に入っているケースでは、まずはご自身の車両保険が一般車両保険なのか、車対車+限定Aなどの限定保険なのかを確認しましょう。これによって、車両保険が有責なのか無責なのか変わってきます。
車を擦った後で気づいたときは?「修理を検討する」
車を擦ってしまったときは、その時気づいても後で気づいても修理するのかなどを検討する必要があると思います。
修理するかしないかを検討する
まずは、擦って車の傷の程度がどのくらいなのかしっかり確認しましょう。例えば、バンパーの下の方が擦れているのか、それとも鉄板部分が擦れて地金が出ていたり凹んでいるのかなどチェックしましょう。
筆者の考えでは、バンパーの下の方で目立たない擦り傷などであれば、修理しない方法もあるのかなと思います。一方鉄部の地金が出るような傷であれば、修理しないという考え方は間違っているのかなと感じます。それは、擦った部分が錆びていくからです。
修理する場合は板金工場にするか整備工場にするか検討する
車を擦ってしまったときは、皆さんも「がっかり」、「どうしよう」と思ってしまうのではないでしょうか?そして修理するとなると、どのような場所で直すべきか悩むかもしれません。
修理の方法や仕方などによって、得意な修理先などが違うという事です。
例えばパーツ交換などをメインに行うケースでは、ディーラーや整備工場などに修理を出すことにした方が良いと思います。一方、板金塗装などに修理を出す場合は、板金工場に出さないと意味がないと感じます。
もし板金塗装が必要な修理なのに、整備工場例えばディーラーに出しても、交換を薦められるか、下請けの板金工場に出されて高額になるからです。
鉄部の場合は錆びないようにしないと後々大変
先程も少し触れましたが、鉄部を擦って半年後に錆びてしまい、さらに一年放置したら、板金出来ずに交換となってしまうケースも起きてきます。また擦った鉄部の場所によっては、かなり高額になってしまうケースもあり得ます。
この例は錆ではないのですが、筆者の知り合いに、ヘッドライトを擦ってしまい放置していたら、車検で不合格になってしまい、急遽新品のライトに交換、高額修理になったケースもあります。それは、中古を用意する時間もなく、新品購入をせざるを得なかったためです。
軽度の場合はDIYでの作業も可能かも
擦った範囲が、一本線傷であったり、目立たないところの場合は、DIY作業で修理するという方法も良いのではないでしょうか?DIYの判断は難しいのですが、自分でも目立たなく修復できると判断できる擦り傷などであれば、少しの材料で修復できる可能性があります。
筆者がオススメするDIY修理箇所例
- バンパー下部
- ステップ下部
- ドアの直径5㎜以内の傷
であれば、DIYでも目立たなく作業できるような気がします。これ以外の場所は、DIYで作業すると逆に目立ってしまう結果になる気がします。
また後で直すと考えて、とりあえずDIYで塗装やタッチペン処理をし、後々板金塗装などに出したら、修理作業が大変で工賃が高くなったというケースもあります。せっかく自分で作業しても、プロの目から見ると、DIYで作業しないで最初から修理依頼してほしかったと思われることも少なくないでしょう。
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