皆さんの中には、車の塗装が剥がれてしまいそのままにして置いたら、サビてしまったという方もいるのではないでしょうか。車のサビは、大敵と思います。またサビてしまうと修理代が高くなることが多いです。ここでは、車の塗装が剥がれてしまう原因や、修理金額などについて解説します。
車の塗装がはがれてしまう理由って???
実際に車の塗装が剥がれてしまう原因には、どのような事があるのでしょうか?
単純に何かにぶつけてしまい塗装がはがれる
また電柱にぶつけた。
ガコッだって(・・;) pic.twitter.com/oAWShReAeN— nori@BRM204佐原300 (@nori_noriee) November 16, 2022
車に施される純正塗装は、かなり厳密な管理で行われています。
具体的には、
- 電着塗装⇒プールに浸して塗装
- シーラー塗装⇒埃やサビを防ぐ
- 本塗(3度)⇒ロボットによる精密塗装
普通に使用している状態では、塗装が勝手に剥がれるということはほとんど皆無であると考えます。では、どうして塗装が剥がれてしまうのでしょうか?一番多い理由は、車を何かとぶつけたときではないでしょうか?
- 電柱にぶつけた
- 車との接触
- 路肩で擦った
- ガードレールにぶつけた
- 民家の塀で擦った
- 飛び石が当たった
物理的に何かにぶつかった時に塗装が剥げる可能性が高いといえます。
経年劣化で塗装がはがれる
ビフォーアフター‼️
塩害と紫外線で車の塗装が剥げハゲに…
本日綺麗になって戻って来ました!
新車の輝き!
( ^ω^ ) pic.twitter.com/txF4O7OUUL— えのしまSH616/JK1ADZ💫 (@ezuxy) June 18, 2021
純正塗装は、かなりしっかり行われているのですが、車の駐車してある環境や、車の管理状況などによって、塗装が剥がれる可能性があります。経年劣化の可能性です。
塗装は、紫外線や酸性状況などが非常に苦手です。青空駐車と車庫駐車でも大きく変わっていきます。それは、雨や直射日光などの影響を青空駐車は受けやすいからです。また鳥のフンなどによっても、塗装はかなり傷みます。経年劣化の早い状況だと、5年くらいでクリア層が剥がれてしまうこともあり得ます。
車の塗装が剥がれてしまった時の修理料金はどの位なの?
ここでは、塗装が剥げたときの箇所別による概算修理費をご紹介します。
事例①バンパーなど樹脂部分の剥げ修理・交換費用
バンパーなどの樹脂部分の剥げの場合は、板金塗装、交換修理の2つのパターンが考えられます。
バンパーの一部を塗装修理するケースでは、1万円前後から修理してくれると事があるでしょう。バンパー丸ごと塗装するというケースでは、3万円~5万円位でしょう。
一方塗装の剥げや傷が多く、修理するよりも交換した方が良いケースでは、色付きバンパーの場合で5万円~15万円位となります。
事例②鉄素材部分の剥げ修理・交換費用
鉄部分の剥げ修理や交換の場合は、幾らくらい掛るのでしょうか?
修理できる場合のおおよその板金塗装代
- ボンネット:3万円~6万円
- ルーフ:3万円~8万円
- フェンダー(前):2.5万円~4万円
- フェンダー(後ろ):3.5万円~5万円
- ドア:2.5万円~5万円
- バックドア:5万円前後
新品パーツで交換するケースでは、
- ボンネット:10万円前後
- ルーフ:20万円以上
- フェンダー(前):5万から7万円前後
- フェンダー(後ろ):10万~20万円前後
- ドア:10万円ほどから
- バックドア:5万円~15万円前後
新品パーツで交換すると、非常に高額になることがわかります。そのため、リサイクルパーツなどを使用して費用をなるべく抑える手法が用いられています。
車の塗装が剥がれてしまった時の注意点?
塗装が剥がれてしまった時の注意点にはどのような事があるのでしょうか?
剥げた部分を放置するとドンドン酷くなる
例えば、車を電柱に擦ってしまい、ドアに傷が入り塗装が剥げてしまったとします。それを放置してしまうと、塗装にサビが生じてきます。だんだん広がっていき、修理でできたものが交換しなければならないという結果にもなります。
また鳥のフンなども塗装にかなり影響します。鳥のフンは、酸性のものが多いからです。ルーフについたフンをずっと放置してしまい、洗車したらクリア層が傷んでしまった、その後そこから塗装剥げが発生してしまったというケースです。放置すると、ドンドン酷くなるのが実情と考えます。
一度補修したところは少しの衝撃でも剥がれやすくなる
純正塗装は、かなりしっかり塗装されていると最初にお話ししました。例えば、バンパーが凹むような衝撃でも、塗装が剥がれないケースもあります。それだけ素材にしっかり粘るように塗装されていると云う事です。
一方一般的な板金塗装の場合は、純正メーカーとは違う塗装方法です。そのため、一度綺麗に板金塗装した所は、再度接触などがあると、見事に塗装が剥がれたりしてしまいます(技術にもよる)。
特に樹脂パーツなどは、蜘蛛の巣上に割れたように塗装が剥がれたり、その工場の技術によってはパラパラと剥げたりもします。一度修復した個所は、純正のような強度はないことを認識しておきましょう。
バンパーの目立たないところの傷であれば、タッチペンなどでDIY修理するという方法もあります。しかも一番安価です。とにかく塗装が傷ついたり、剥げたりした時はしっかり補修しましょう。
さいごに
車の塗装が剥げてしまうと、かなりガッカリしてしまうと思います。しかしそれを放置していくと、車の状態もかなり悪化しますし、ユーザーの車への愛着もかなりダウンしてしまいます。塗装剥げのケースによっては、売却金額にも影響してしまいます。しっかりと、初期の段階で対策することが望ましいでしょう。