バックモニターが映らない場合の原因ってどんなものがあるの?

車のメンテナンス知識
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近年車の多くには、バックモニターが装備されているのではないでしょうか?また、後から装備している方もいると思います。

バックモニターは、後方視界を確保してくれる便利な装備です。その便利な装備が、突然映らなくなった場合には、かなり焦ってしまうと思います。

ここでは、バックモニターが映らない場合の原因などについて解説してみます。

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バックモニターが映らない場合の原因って「バックモニター関連の故障」

まずは、バックモニター本体の故障やナビまでの配線に関する交渉の様々を解説していきます。

バックモニターが故障しているケースは案外多い!

バックモニターには、バンパーやリアゲートなどのリア側にカメラが設置されています。また、取り付けられている場所の関係から、雨水や泥水などが多く故障の原因になるケースが多いでしょう。

カメラ本体の経年劣化による故障や、内部回路の断線などが原因でカメラとしての機能を果たせなくなっていると考えます。

また夜間でも映りを良くするために、赤外線やLEDライトなどが採用されている機種があるのですが、こういった装備の故障で夜全く見えなくなってしまうという現象もあります。

バックモニターの配線が何かに挟まり断線しているケース

バックモニターに映像を映すために、リアのカメラから映像線や電源線などがモニター(ナビ)まで敷設されています。この配線の取り回しは、結構狭いところを通しています。作業者によっては、うまく配線を通せず、何かに噛んでつぶれている配線も見受けられます。

長い間、こういった状態で敷設されていることで、配線が断線してしまうことが多くなります。また、配線が引っ張られることで、つながっていたコネクターが外れてしまうことも予想されます。

バックモニターが映らないケースで、ノーシグナルなどと表示が出ている場合は、モニター側に入力するべき映像が入ってきていないということになります。

モニターの状態がどのような不具合を起こしているか、というケースによって原因を推測することも重要でしょう。

バックモニターのコネクトが外れているケース

一般的には、配線がモニターになるナビなどにカメラからの配線が接続されていると思います。例えば、ナビ裏の配線はかなりゴチャゴチャ多いのが現状です。また、配線を収納するスペースの少ない車も多くあります。

ナビに使用している配線から分岐していた場合や、ナビなどの裏側の配線コネクトが外れてしまったために、映像が映らないというケースも多いでしょう。

エレクトロタップは、すごく便利なアイテムだと感じます。ただし取り付ける段階で不備が発生しやすいという欠点と、取り付け方によっては、配線断裂や通電不足などが発生しやすいと感じます。こういったエレクトロタップが、悪さをするケースも多いのでチェックすると良いでしょう。

バックモニターが映らない場合の原因って「設定などの問題」

ここでは、ナビなどの設定ミスによって映像が映らないケースなどについて解説します。

ナビとバック用カメラメーカーが違うケースでは?

ナビのメーカーとバックモニター用のカメラメーカーが違うケースでは、ナビの設定を変更しないとバックモニターが映らないというミスが良くあります。

特に汎用のバックモニター用のリアカメラの場合は、設定を行ってあげないと映らないというケースがほとんどのようですので、しっかりと取扱説明書を読んで作業すると良いでしょう。

バック信号線がしっかり接続されていないか断線している

基本的にバックモニターが映るときは、ギアをバックに入れているときだと思います。という事は、バック信号線などに接続されて信号を取得していることになります。

こういった配線は、純正などの配線から分岐しているケースが多いので、配線が断線したり、カプラー部分で接触不良を起こしたりする場合があります。信号線が通電しているかチェックしましょう。

バック信号線が断線などしている場合では、バックに入れる作業などが必要なので、少し作業が面倒になります。

試験方法は、いたって簡単で、アクセサリー電源などにバック信号線のリアカメラ側を接続してみましょう。もしアクセサリー電源でバックモニターが映れば、信号線のどこかで不具合が起きていることになります。なるべく簡単にチェックすると良いでしょう。

バックモニターが映らない場合の原因究明手順は?

バックモニターが映らない原因の主なものは、

  • バックモニター用リアカメラ自体の不具合
  • バックモニターから出ている配線やカプラーの断線や接続不良
  • モニター側(ナビ)などの設定問題
  • モニターとなるナビなどの本体裏の接続不良や配線分岐のタップ不良
  • バック信号線の接続不良

などがあります。

バック信号線は、カメラが起動するための電源やアース、そして映像線などになります。多くの配線があるわけではないので、ひとつずつ原因を追究していけば、どこに不具合があるかは見つけやすいと考えます。

しかしながら、配線の断線などの場合は、フロントからリアまでという長い距離になるので、少し厄介な作業になるでしょう。

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