CVTが気持ち悪いって?そう感じる原因や理由などを解説!

車のメンテナンス知識
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最近では、マニュアルミッション車がかなり減少していますね。そればかりでなく、近年では一般的なAT車ではなく、CVT車の方が多くなってきています。

一般的なAT車とCVT車では、同じオートマと呼ばれている仕組みでも大きな違いがあると考えます。

よく「CVTが気持ち悪い」という言葉を耳にします。

では比較的新しい技術でもあるCVTが、気持ち悪いと思う理由などはどうしてなのでしょうか?今回は、CVTについて話してみます。

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CVTが気持ち悪い!【原因や理由】

CVT車に乗っていて、「気持ち悪い」などと思う原因や理由には、どのようなものが考えられるのでしょうか。

コンピューター制御と電子スロットルの弊害

一昔前の車は、アクセルを踏むとワイヤーが稼働してスロットルを開いて加速するという仕組みでした。現代では、ワイヤー式から電子スロットル+コンピューター制御式となり、ドライバーがアクセルを踏んでも、実際にスロットル操作が行われるわけではありません。

コンピューターがアクセルの踏み込み量を検知し、コンピューター制御でがスロットルを開閉します。これとCVTを連動させているわけです。

そのためモデルによっては、実際に踏んだ感触と加速感などが大きく変わってしまうために「気持ち悪い」と感じてしまいます。

運転経験の差も違和感の違いになる?

「気持ち悪い」と感じてしまう人の多くが、運転経験の長い方のように感じます。それは、色々な方式の車に乗り継いできたからです。

例えば最初は、マニュアルに乗っていて、次に通常の4速オートマ、そしてCVT車など乗り継いでいるケースです。多くの方式の車に乗っていることから、CVTが気持ち悪いと感じるのでしょう。

一方で、初めて乗る車がCVT車の場合では、最初からこういう雰囲気の走行になるということで気に成らない人が多いようです。他システムと比較することがないのですから、当然といえば当然ですね。

従来AT車の変速ショックを感じることで得る情報

CVT車は、変速ショックが少ないという点で、乗り心地を高めてくれるオートマであると考えます。一方一般的なオートマの場合は、少なからず変速ショックというのが発生します。実は、これがドライバーの安心感をもたらしているとも考えます。

知らないうちに、1速・2速・3速・4速と肌で感じているからです。知らないうちに身についた安心感が、CVTへの不安感につながるといってよいでしょう。

CVTの変速ショックがない事への不安

上記と同じ理由になります。CVTは変速ショックがほとんどありません。スムーズにシフトアップして、シフトダウンします。これがかえって不安に感じるという点です。

コンピューター学習機能がCVTとATで異なる

CVTとATとでは、オートマという概念では同じなのですが、構造は全く違うといって良いです。CVTは、ギアがない無段階変速になります。一般的なATのように一段ずつ上がったり下がったりするわけではありません。

そのためCVTとATとでは、ドライバーのクセを学習する機能も異なっています。CVTは、無段階変速という構造上、コンピューターで細かく制御することが可能です。

一方、通常ATの場合は、限られた変速数の中で管理することに成ります。そのため変速した感じや加速している感じも感じやすいことになります。

CVTが気持ち悪くて嫌な方は?

CVTが気持ち悪いと思ってしまい、何とかしたいと思っている方はどうしたらよいのでしょうか?

通常のATモデルを購入する

CVTモデルに乗って、気持ち悪いと感じてしまった方は、そのCVTをどうにかしようとしてもなかなか難しいというのが現状です。

1点だけあるとすれば、コンピューターの書き換えということが考えられます。しかしながらフィーリングやその他のセッティングが一回で煮詰まるのかというと、結果気持ち悪いのは変わらないということも多いといえます。

どうしてもCVTが嫌だという方は、いまでも通常ATモデルが販売されているので、そちらを購入することが一番の解決になると思います。

通常AT設定があるモデルって?

  • レクサス:LS・IS・NX・RC・LX・RC-Fには、6速ATから10速ATが採用されているモデルが存在します。
  • トヨタ:グランエース・サクシードワゴン・スープラ・ハイラックス・ランドクルーザープラド・ランドクルーザー・86
  • ニッサン:スカイライン・フェアレディZ・NV100クリッパーリオ・NV350キャラバン
  • ホンダ:NSX
  • マツダ:スクラムワゴン・ロードスター・CX-3・CX-30・CX-5・CX-60・CX-8・MAZDA2・MAZDA3・MAZDA6・MX-30
  • 三菱:タウンボックス・デリカD5
  • スバル:BRZ
  • ダイハツ:アトレーワゴン
  • スズキ:ジムニー・ジムニーシエラ・エブリイ・エブリイワゴン・スイフトスポーツ・エスクード・クロスビー

筆者は、通常のATを搭載している現行モデルを調査してみました。日本車では、上記のような車種でラインアップしています。もしかすると過不足が起きているかもしれませんが、あらかじめご了承ください。

CVTを多く採用しているメーカーと通常ATを多く採用しているメーカーで分かれていると考えます。CVTが苦手と思う方は、上記のような車種を検討してみてください。

さいごに、、、

日本車は、比較的小型モデルが多く存在しています。このためCVTの得意分野である小型モデルへの搭載が進んでいると感じます。例えば軽自動車の多くが、CVT搭載です。

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