皆さんは、愛車の車検をどこに出してますでしょうか?「いつも同じところに出している人」や「決まっていなくその時々で変えている人」など色々いらっしゃると思います。
車検を出したけど、「ここで良かった」・「失敗した」・「いつもと変わらず」など思いも出てくることでしょう。やはり車検は、費用も多く掛かり、整備や修理内容などにも違いがあるからと考えます。
ここでは、新車を販売しているディーラーで車検を出したが、次回からは辞めようと考えてしまう理由や、そう思ってしまう前に出来る事などを解説していきます。
ディーラー車検を辞めたいと思う理由は?
ディーラー車検を辞めたい!と思う理由って、どのようなものがあるのでしょうか?ここでは、大まかな理由などを解説していきます。
②今回の車検では、交換しなくても可能なのに、パーツ交換が行われた
③純正部品が高すぎであったり、工賃が高いと感じた。
④車検に要する日数が掛かりすぎた。
⑤特殊ではありますがカスタムなどをしていて車検時に断られたり交換パーツが増えた。
などがあります。
上記の①~⑤についておおよその理由などを説明していきます。
①は、ディーラーは基本的に指定工場となっています。これは運輸局から認可を受けて、運輸支局の検査場と同等の検査機などを有することで、ディーラー内で車検が完了することを意味しています。
24か月法定点検が必ず行われます。その費用は、大体25,000円~30,000円位と言われています。
このため、民間車検やコンビニ車検などよりも高い場合が多く、高いと感じてしまうことがあります。
車検でした。
やっぱりディーラー車検は高いなぁ。次回はオートバックスか車検専門店にしようかなぁ(*´꒳`*)ノ#私の給付金つかいみち pic.twitter.com/MTHSHgwRru— 田井中くに@もけんちゅTV (@kuni1118) September 10, 2020
②の場合は、ディーラー側で今回必要な整備だけでなく、次回の車検までは持たないパーツの交換も行われることで起きやすいトラブルです。
この時に、ユーザーにきちんと説明し金額を算出して理解が得られていればトラブルが少ないのですが、ユーザーが解らないまま作業してしまった場合に起こっていることが多いでしょう。
例えば、ブレーキパッドが残り4㎜あり今回の車検は問題ないが、次回の車検までは持たないという事で、勝手に変えられてしまった。ユーザーは、年間3000㎞走らないから次回も大丈夫であったというケース。
③に関しては、ディーラー車検では交換するのに使用するのが純正パーツです。ディーラーの工賃レバレートは民間よりも時間当たり2,000円~5,000円(国内メーカー)ほど高いと言われています。
主要交換部品には、純正パーツ以外に純正セカンドブランド、社外品などがあります。これらは純正よりも安価な場合が多いです。パーツ代金や工賃が高く感じてしまったことで、失敗したなと思うことが多いでしょう。
もう一つは、24か月法定点検には分解点検があるのですが、実際にその場所を交換整備するときに別途工賃が多額に掛かっているというご指摘もあるようです。
④の場合、多くの整備を要していないのに、順番待ちで3日も掛かったなどという場合に多いようです。
⑤は特殊なケースですが、例えば車高ダウンしたが、車検に通らない(違法)などを知らず、ディーラーに行ったら車検自体(入場)を断られた場合や、車検時にその部品を交換する事態になり、高額になったケースなどに該当します。
ディーラー車検をやめたいと思う前に!
https://autoc-one.jp/knowhow/5001467/「最低限車検を通すだけ」と「安心して乗れるように怪しいトコまで交換します」だと全然変わっちゃうんだよね…一番高いのはやっぱり正規ディーラー。
走行距離以外にも経年劣化や過去の点検履歴、保管状況とかにも大きく左右されるから、素人には判断が難しいね(・ω・`)。
— た~に~@腹ペコ (@tany0324) June 30, 2021
ディーラーは、車検はもちろんですが、新車をメインにしている販売会社でもあります。車検は、指定工場となっていて、24か月法定点検もしっかり行われるのが基本です。
それゆえ車検にかかる費用は、ユーザー車検や民間車検よりも高くなるケースが生じます。その分ディーラー目線のしっかりとした点検も受けられるという事にもなります。
もちろん指定工場であるための設備費や、車の知識を共有する人材育成などにも費用が掛かっています。一概に費用だけ高いというのは、少しフェアではないかもしれませんね。
パーツ交換や工賃などの費用が高い場合などは、やはりデーラー担当者とユーザーとのコミュニケーション不足が原因である場合が多いといえます。高額修理だとなおさらです。
「ディーラーだから安心」と任せてしまい、後で金額や作業内容などに不満を抱えてしまう前に、納得がいくまできちんと話し合うことが大事でしょう。これは、ディーラーだけに限ったことではございません。
とくに予防整備などは、きちんと話し合いをして後日の交換や次回車検の交換に回すことは可能であるといえます。
ディーラー車検に向いている人or向かない人
ディーラー車検に向いている人って?
車検をディーラーに出すのに向いている人ってどんな人なのでしょうか?それは、ディーラーの特性を理解している人です。
ディーラーで毎回車検や整備を受けることで、整備などの履歴がディーラーなどで保管され、次回の車検や整備などに役立てられることが多いです。
そして車検や整備費用は、他よりも掛かるかもしれませんが、整備後の補償などにも役に立ちます。
・トラブルの際には、ディーラーで修理なども行いたい人。
・純正パーツのみを使用したい人。
・ディーラーにきちんと意見を話せる人。
などになります。
ディーラー以外で車検を受けるのが良い人
・民間車検などディラー以外で車検を受けている→ディーラーが高く感じてしまうことが多い
・社外パーツなどを使用して、整備してほしい人
・普段は、ディーラーで修理や整備していない人
・新車で最初の車検(走行も30,000㎞前後)の人→最初の車検は、点検してもほぼ何も出てこないので法定24か月点検費用がそのまま高額に感じる。
などの人は、もしディーラーで車検を受けた際に、「もうディーラー車検は辞めた!」と思ってしまう確率が高くなるでしょう。
後悔しない車検取得方法!
車検は、通常初回時3年、以降2年ごとに受けなければなりません。家計の中では、一大イベントになる家庭もあると思います。
ディーラー車検でも他の民間車検などでも、きちんと間違いのない見積もりを出来れば複数取り付けることが望ましいと言えるでしょう。
ディーラー車検だけでなく、「なんでこんな価格?」、「直したのに!?」と思うことはあると思います。整備する側とされる側のコミュニケーションが一番大事と考えます。
まとめ
ここでは、ディーラー車検をやめる!と思ってしまう理由や対策方法などのお話をしました。皆様のカーライフがより一層楽しくなるように、車検も納得のいくまで説明や見積もりを取って受けるのが良いでしょう。