生産終了したモデルを購入するという場合は、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
生産終了したモデル特有のデメリットが存在すると考えます。
またデメリットだけでもないケースもあります。ここでは、生産終了した車を購入・所有する際のデメリットなどを解説します。
生産終了する新車・新古車を購入する場合のデメリットとは?
生産終了するとアナウンスがあった新車や新古車を購入する場合には、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
リセールバリューが下がるケースがある
生産終了したモデルの後に、後継モデルや次期新型が出た場合、それらのモデル人気があがると、生産終了したモデルの市場価値が下がるという結果になります。
生産終了モデルや後継車種の新車価格は、よほど大きな変更がない限り数十万という違いはないと考えます。しかしながら中古車市場では、数十万の差はあり得ます。
購入して廃車になるまで乗ろうと思っている人は、こういったポイントはあまり気にしなくて良いのですが、もし3年から5年以内に乗り換えようと思っている人は、乗り換えの際の買取額が思ったよりも少なくなることが予想されます。
後継モデルの方が良いと後悔することがある
後継モデル発表の前に生産終了モデルを購入し、いざ後継モデルを見て、後継モデルのデザインやカラーなどが良いと思う事は少なくないようです。
メーカーは、生産終了モデルよりも良いモデルを後継車種として投入しようと日々考えています。
特にエクステリアデザインは、車の全体イメージになります。
気に入った車が後から出たという事のないように、そして後悔しないために、しっかりと情報をキャッチするのが良いと考えます。
生産終了した車を中古で購入するデメリットとは?
先述では、生産終了した新車・新古車を購入する際のデメリットをお話ししました。
ここでは、生産終了した車を中古で購入する際のデメリットを解説します。
生産終了した車の人気が高いと中古車価格が高額な場合がある
生産終了した中古車を購入しようとしたときは、人気・不人気などによる市場相場が介在します。
そのため、欲しいと思った生産終了モデルの人気が高い場合や希少価値が高い場合は、中古車価格も高くなります。
状態やカラー、走行距離などとは不釣り合いなくらい車両価格が高くなる傾向もあります。
生産終了車を中古車で購入する際は、人気・不人気も重要な要素になってきます。
生産終了した後の期間が長い車は供給パーツ在庫がない事もある
生産終了して、10年〜15年経過したモデルを購入しようとした場合は、メーカー供給部品の在庫少や生産中止パーツが発生することがあります。
補修用のパーツ供給は、20年くらいは大丈夫(欠品、生産待ちはある)と思いますが、当時設定されていたアクセサリー商品はほぼ欠品、製造中止になっています。
こういった車を購入する際は、オプションパーツの装備などにも注意が必要です。
生産終了した車はデメリットだけではないかも
今までは、生産終了した車を購入する際のデメリットをお話ししました。
逆に生産終了したモデルを購入するメリットは、ないものなのでしょうか?ここでは、メリットもあるというお話をします。
新車・新古車の生産終了モデルは値引き額がかなり期待できる
新車・新古車の生産終了モデルの場合は、値引額が一般的に高い場合が多いでしょう。とくに製造してある生産終了モデルは、値引額がかなり大きいと考えます。
例えば、200万円の新車が30万円引きというケースも普通に起きます。さらにオプションパーツの在庫がある場合は、格安だったりサービスにも応じてくれるケースがあります。
新型モデルでなくても良い、長く乗るから売却の際の査定額は気にしないと言う方は、お得に新車や新古車に乗れる可能性が高いという事になります。
生産終了した中古車は希少性があったり個性が出しやすい
生産終了したモデルが、販売終了時点で登録台数が1万台あったとします。これは、毎年登録台数が減っていき、いずれはゼロに近くなることを意味しています。
そうです!生産終了したという事は、新車登録はもうなくなったという事です。
場合によっては、公道を走っている姿が少ないという事は、その生産終了モデルに乗っているだけで個性が出せるという事になります。
また乗っているうちに希少性から中古車相場が上がっているというケースもあります。
生産終了モデルに乗ること自体が、デメリットだけとは言えないと考えます。
まとめ
生産終了した車のデメリットとは?購入・所有リスクを考察!をまとめると。
新車や新古車の場合は、生産終了モデルよりも後継モデルなどに人気が集まると、どうしても生産終了モデルの価値が下がってしまうことがデメリットとなるでしょう。
また新型の方が良かったと後悔する可能性もあります。
生産終了した中古車を購入する際は、中古車相場が高騰している生産終了モデルは状態が悪くても高額であったりする点に注意が必要と考えます。
またデメリットだけでなく、生産終了モデルにもメリットがあることにも注目してみると良いでしょう。