今やハイブリッド車が非常に多くなっています。街を走行していると、「ずいぶんハイブリッドと書いてある車が増えたな」と思います。
では、ハイブリッド車って何年くらい乗れるものなのでしょうか?ここでは、ハイブリッド車の使用年数や走行距離などについて解説します。
ハイブリッド車って何年くらい乗れるものなの?【結論】
ここでは、ハイブリッド車は実際何年くらい乗れるものなのかや、どのくらいの走行距離可能なのかというお話をしていきます。
新しい年式(5年)以内のハイブリッド車は新車から10年10万キロは乗れる
世界初の量産ハイブリッドは、トヨタプリウスです。発売開始になったのは1997年です。すでに25年以上経過しています。トヨタは、何としても2000年になる前にハイブリッドモデルを量産化したかったようです。
あれから四半世紀の時が経過しています。当時よりも技術やパーツも革新しています。特に躍進したのは、ハイブリッドシステムを支えるメインバッテリーやシステム面だと考えます。5年以内に発売された新車であれば、10年10万キロは安心して乗れる車となっているでしょう。
新車から20万キロ前後はメンテナンスでクリアできる
プリウス20万キロ超えた pic.twitter.com/qsGnGhp7cy
— しょーた (@inchanjr_930) February 2, 2023
新車から20万キロ前後であれば、ハイブリッド車でもメンテナンス次第で充分走行できると考えます。ただし、メンテナンス次第という事だけ付け加えておきます。
なぜならいくらエンジンやハイブリッドシステムが丈夫になったとしても、走行距離に応じて故障していく足回りや点火系などは交換しないとならないからです。ガソリン車もハイブリッド車もメンテナンスは、非常に重要な要素であると感じます。
ハイブリッド車って何年くらい乗れる?【メインバッテリー保証は?】
昔のハイブリッド車は、そもそもバッテリー能力の限界もメーカーが知っていました。そのため保証制度と実態が合っていなかったように感じます。現在のハイブリッド車では、メインバッテリーへの保証も確立しています。
トヨタのメインバッテリーはどんな保証?
トヨタでは、特別保証として初度登録より5年10万キロの保証が付いています。この範囲内であれば、保証対象になります。5年目や10万キロ以内で一度トヨタで点検してもらい、問題が出そうなときは交換してもらうのが良いでしょう。
長く乗る場合は、どうしてもバッテリー容量が下がるのがハイブリッドです。この部分をクリアすることでさらに長く乗れる確率が上がります。
日産のメインバッテリーはどんな保証?
日産もトヨタ同様の保証内容になっています。5年10万キロの特別保証というのが、一般的であるといえます。保証期間が5年や10万キロというのは、バッテリー不具合の発生もあり得る機関や走行距離です。
こういった保証内容ということは、やはり普段から容量などをディーラーなどでチェックすることが重要でしょう。
三菱のメインバッテリーはどんな保証?
三菱では、メインバッテリーの特別保証として、初度登録から8年16万キロ以内という保証が付いています。これだけではなく、同条件内で70%未満の容量になった際でも無料交換や充電などといった回復保証などもついています。
ハイブリッド車って何年くらい乗れる?【メンテナンス方法は?】
ハイブリッド車は、いまやかなりの台数が販売され、走行していると思います。では、ガソリン車とは違うメンテナンス方法なのでしょうか?
基本となるエンジンに関わるメンテナンス方法
ハイブリッド車は、エンジンのへの負担を減らし、減らした分をモーター駆動することで燃費性能などを挙げています。ハイブリッドシステムには、数種類あるのですが基本的な考え方は同じであるといえます。
ガソリン車同様に、エンジンオイルの交換や他の油脂類を交換することで、ガソリンエンジンよりも長持ちする可能性があります。
一方でガソリンエンジンにはない、モーターやセンサー、バッテリーに関しては、適時の交換や点検が必須であると考えます。特に先程からお話しているメインバッテリーは、容量不足が始まると、ハイブリッドに切り替わらない時間が増えたりして、燃費悪化にもつながります。
ハイブリッドシステムに関わるパーツ点検や交換は、ガソリン車とは違う整備部分になると感じます。しっかりと点検整備することで長持ちするでしょう。
ハイブリッドもガソリン車もメンテナンス次第で20万キロ走行できる
そーいえば。この間社有車乗ってたらちょうど20万キロ。アクアなんだけどよく走るよなぁ。#TOYOTA #20万キロ pic.twitter.com/vXdkxOdXvm
— dashi (@Dashiwildkazuko) June 25, 2022
ハイブリッド車であっても、ガソリン車であっても、現在の車は、適切なメンテナンスで20万キロくらいの走行は可能です。とくに短い期間で20万キロ走行する場合は、ボディ剛性などもアップしているので比較的スムーズに走行距離が進むかもしれません。
うちのソリオちゃん20万キロいきました。写メは、助手席から撮りました。 pic.twitter.com/TpLlvsbXtR
— あおぴぴ (@aopipisan) May 17, 2017
こういった点では、ハイブリッド車もガソリン車も同じような耐久性となっていると考えます。一昔前とは違い、ハイブリッド車のモーターやバッテリー、そしてシステム制御部分が相当進化したと考えます。
さいごに
現代のハイブリッドモデルであれば、5年・10万キロは十分にクリアできるでしょうし、適切なメンテナンスで、20万キロ走行も十分可能でしょう。