日本は、リーマンショック以降経済状況が中々上向きにならず、就業している人の多くが昇給していない時期が続いています。それでも車が必要な方が多いですし、さらに毎日仕事で使用するという方もいます。
最近は、新車で車を購入したら何年乗れるものなのでしょうか?ここでは、新車購入してどのくらいの年数乗れるものなのかというお話をしてみます。
新車は何年乗れるの?統計からみる長寿命・短寿命
引用:自検協
ここでは、統計から初度登録後何年乗られているかというお話をしていきます。また年数だけでなく、年間走行距離でも変わるという点も説明します。
平成27年3月時点での平均使用年数と令和4年
引用:自検協
上記の2画像を見てみると、約7年の差で1年強は、車の寿命が延びていると出ています。また平成24年の統計と比較して1.68年増加した結果になっています。
これは、あくまでも平均値なので、短い車もあれば、長い車もあるということです。ただ平均的に新車の長寿命化が起きていると想像できます。
やはり日本の経済状況などから、一度所有した新車を、なるべく長く使いたいという思いのある方が多いと感じます。また近年では、排気量の大きいモデルよりも小さいモデルの方が好まれています。これは、自動車税などの税金問題や燃費性能の問題などからです。
排気量の大きいモデルが短寿命化し、排気量の小さいモデルが長寿命化していく傾向になっています。車の排気量が大きいほど、寿命が延びるといわれています。
しかしながら日本では、もともと小排気量モデルが多く、開発もこういった2000㏄未満モデルで頻繁に行われていました。小排気量でも長寿命になるように作られています。
使用年数は、年間走行距離にも左右される
使用年数は、走行距離に関係なく伸びるわけではありません。例えば、年1万キロ前後走行する人なら、10年10万キロ前後となり、一般的な整備を施しながら10年乗れると考えます。
一方年間2万キロ以上走行する人は、5年で10万キロ・10年で20万キロとなります。10年乗るための整備は、かなり多くなるといえます。
車は、機械です。どのような距離・年数だとしても、適切な整備や予防メンテナンスが必要となります。これをしっかり行うことで、より車を長寿命化へ向かわせることが可能になります。
新車は、何年乗れるようになったの?【手放すタイミング】
近年の新車モデルは、どのくらいの年数乗れるようになったのでしょうか?ここでは、乗れる年数や手放すタイミングなどについてお話しします。
車両価額が落ちないうちに売却【3年・5年】
新車を購入して、ある程度乗ったら売却することを考えている方は、3年から5年で手放すのが良いと考えます。もちろん人気モデル・不人気モデルなど需要と供給によって、車の時価に差がありますが、比較的下取りや買取で値段が付きやすい時期に手放すことが重要でしょう。
新車で購入して、3年・5年であれば、乗れなくなるくらいの消耗が出ることは今の新車では少ないでしょう。ただ年間走行距離が2万キロ以上になる場合は、5年で10万キロになるので注意が必要です。
車両故障が多くなる前に売却【10年・10万キロ】
一般的に年間1万キロ前後の走行の場合、10年で10万キロほどの走行になるといえます。そのまま車を乗り続けようとした時には、それなりに故障してくるパーツが出てくる可能性が高くなります。また高額(10万~20万)などの修理をした場合は、「あと数年乗ろう」という気持ちに成るでしょう。
10年経過しても、適切なメンテナンスを施してあげれば、近年の新車は問題なく乗れます。
車両修理ができなくなる【メーカー部品供給がなくなる】
メーカーでは、補修部品をストックして置く必要があります。ただし、それはメーカー保証期間を大きく超えてストックすることにはなりません。
オプション部品は、5年前後でストックがなくなります。そのほかの走行部品では、15年もすると供給終了となる場合が多くなります。供給部品がなくなると、故障個所を直すことが難しくなることから、こういったケースで手放す所有者も増えてきます。
新車は、何年乗れるようになったの?実は20万キロ20年も可能
新車購入しメンテナンスを施しながら走行すれば、20年や20万キロ走行も可能である点を解説します。
年間走行距離1万キロで20年!
2022年10月27日
我が家にセレナがやってきて丸20年の月日が経ちました
と同時にカルディナに別れを告げて20年…
なんだかあっという間に感じる20年です。
車齢10年を過ぎてからあれこれ壊れて修理続きではありますが、20年分の思い出と愛着を乗せてまだまだ乗っていきたいですね😊 pic.twitter.com/00VBEabrlr— ブルツリ (@yusuke_serena) October 27, 2022
現時点で20年間所有しているということは、新車モデルを購入したとしても20年前のモデルということに成ります。大事に所有しメンテナンスすれば、20年問題なく走行する能力が日本車にはあると考えます。
年間走行距離4万キロで5年!
5年9ヶ月
20万キロ越えても、まだまだ元気です#今乗ってる車に何年乗ってる pic.twitter.com/JkPjqHQXew— いくとん@ (@ikuton_ND) October 24, 2022
また20万キロを5年前後で走行したとしても、日本車がいきなり壊れるという結果にはならないといえます。もちろん適切なメンテナンスをした場合ですが、距離を走行したからと言って、今の日本車は故障するという印象はありません。
さいごに、、、新車を購入したら、なるべく長く乗りたいという方も多くいると思います。今の日本車なら、新車購入で20年乗ることも可能と考えます。
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