エンジンがカラカラと音する・・とくに加速時での異音に注意!

車の修理
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皆さんは、車を運転していて「カラカラ」という異音がするのを聞いたことがありますか?特に加速しようとしたときになる「カラカラ」音には、注意が必要です。

ここでは、特に加速時に「カラカラ」異音がするときの原因や対処方法などについて解説していきます。

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エンジンからカラカラ異音(加速時)

エンジンからカラカラ異音がする、特に加速している時に顕著に表れると言う場合には、どのような原因があるのでしょうか。

ノッキングが一番の理由

ノッキングによる異音が、「カラカラ」・「キンキン」の主原因である事が多いと考えます。

またノッキングでない場合は、加速時にエンジンと何か鉄部分が接触干渉して発生している場合もあり得ます。ノッキングでない場合は、その異音原因を特定することからはじめましょう。

そもそもノッキングとは?

単純に話すと、エンジンが異常燃焼している状態のために起こる現象といえます。

エンジンは、吸入・圧縮・点火・排気という行程で動いています。

例えば、加速時に点火がズレることで、不用意な所で点火します。

これが原因でエンジン内の不調和接触が起き、「カラカラ」などの異音が発生します。

ノッキングは、エンジンサイクルのどこか、もしくは複数で不調和が起きることで発生する異音・振動現象です。

放置しておくと、エンジン破損などに繋がりますので注意したい現象といえます。

エンジンがカラカラ音するノッキングの原因は

ノッキングが起きる原因には、どのようなことがあるのでしょうか?

エンジン室内のカーボン堆積

走行距離が多い車や、普段から低速度、短い距離でエンジンストップが多い車などの場合には、エンジン内部に多くのスラッジが発生している事があります。

こういったスラッジは、エンジンの気密性が保てなくなり、ノッキングが起きやすくなります。

エンジン内吸気内の温度が高すぎる

外気温が高く、エンジン内から吸入する空気の温度が異常に高いと、燃焼行程で不調和が起こり、ノッキングが起こり得ます。

プラグの劣化

プラグが劣化、イグニッションコイルが劣化することで、点火がうまく行われず、結果不調和が起き、ノッキングが発生するというケースも多くみられます。

現代のプラグは、10万キロ無交換というケースが多いのですが、しっかりとメンテナンスだけはした方が良いと考えます。

燃料供給量不足

燃料ポンプが不調になった時に起きるのが、燃料供給量不足です。

燃料ポンプが不動になってしまえば、エンジンストールと言う形で故障原因が判明します。

不動ではなく調子が悪いと言うときに、燃料供給量が少なく、ノッキングを引き起こしてしまうことがあります。

加速していてエンジンがカラカラ音したら

エンジンからカラカラ異音がする、特に加速している最中にと言う場合は、ノッキングを引き起こしている可能性が高いです。

ノッキングの原因を探る

ノッキングには、いろいろな原因が考えられます。昨今では粗悪燃料と言うのは日本国内ではほとんどないと考えます。

  • 点火系:プラグ、イグニッションコイルなど
  • 燃料系:燃料ポンプ、インジェクターなど
  • 空気系:エアクリーナーなど
  • センサー:カム角センサー、O2センサー、排気センサーなど

まずは、ディーラーなど診断機がある工場で原因を探ってみると良いのではないでしょうか。

故障診断機に出てくる場合は、その部分を交換することでノッキングが改善するケースが多いと感じます(ノッキングの原因となる故障箇所の場合)。

ノッキングの原因は、様々です。故障診断機に出てこない以上というケースも多くあります。ただノッキングは、車にとって非常に負担のある現象ですので、大事になる前に解決する必要もあります。

デポジットクリーナーなどを使用するのも効果的

ノッキングの原因が、カーボン体積の可能性が高いケースでは、究極の場合はエンジンオーバーホールと言う選択肢になってしまいます。

流石に数十万円という出費は厳しいと考えます。こう言った時に試してもらいたいのが、デポジットクリーナーです。

一夜にして解決とはなりませんが、使用してみて症状が軽減されたならば、継続使用することで徐々に症状が改善する可能性があります。

試してみる価値があるのではないでしょうか。それでも直らなかったら、オーバーホールするか買い替えるかなどの検討をするのが良いでしょう。

まとめ

車の加速時に「カラカラ」と異音がする主な原因は、ノッキングにあると考えます。

現代の車は、精密にノッキング防止が図られています。そんな中ノッキングが起こるという事は、車にふっ具合が発生しているに他なりません。

早々に原因を突き止め、対策してあげることが車のためといえます。