車のメーター内にあるエンジン警告灯が点灯し、車が加速しなくなった経験はあるでしょうか?経験のない方は、こういった現象が起きるとかなり焦ってしまう事でしょう。焦ってしまうと、次の行動が取れなくなってしまうかもしれませんね。
ここでは、エンジン警告灯が点灯し、スピードが出なくなってしまったときの理由や対処方法などを解説します。
エンジン警告灯が点灯!?スピードが出ない【メカニズム】
エンジン警告灯が点灯しスピードが出なくなった時には、車はどのような状態(メカニズム)になっているのでしょうか?
車の方で安全のため速度が出ないよう制限している
現在の車には、色々なセンサーが取り付けられています。このセンサーからの信号がエラーになると、心臓部であるECUが検知し、エンジン警告灯が点灯という現象になります。
ECUが検知して、これは車にとって問題があると診断されたとき、車側で車速が40㎞/h以上でなくなるようにフューエルカットしたり、2000回転以上あがらないように制御されたりすることがあります。
故障が原因でスピードが出ない
単純にプラグやダイレクトイグニッション不良などで、スピードが出ないケースがあります。こういった故障は、メーカーやモデルによって、エンジン警告灯が点くモデルと点灯しないモデルがあるようです。
単純に何らかの車自体の機器不具合で、センサー類がエラーを検知しエンジン警告灯が点灯、さらにその機器不具合でスピードが出ないというケースがあります。
エンジン警告灯が点灯!?スピードが出ない【原因】
エンジン警告灯が点灯し、スピードが出ない原因にはどのようなものがあるのでしょうか?代表的なものを解説します。
センサー類の故障でエンジン警告灯が点灯しスピードが出ない
車には、色々なセンサーが付いています。そしてこれらが、ECUに信号を送り続けています。このセンサー類が故障することで、エンジン警告灯が点灯します。
このセンサー類の中には、スピードに関係しないものもあります。ということは関係するものもあります。例えばカム角センサーやクランクシャフトセンサーは、スピードにも関係してきます。さらにO2センサーも故障個所によっては、スピードが出ない現象が起きます。
機械的な故障でエンジン稼働へ影響が出てスピードが出ない
例えば、ガソリン車にディーゼル燃料を入れてしまったため、エンジン内部が故障してしまい、さらにECUにエラー信号も発せられ、エンジン警告灯点灯とスピードが出ないという現象が起きます。これは、ゆちゅ間違いによる機械的な故障の一つといえます。
このほかバルブ破損やエンジンオーバーヒートなどによって、エンジン内部が故障してしまった場合などにも同様の現象が起こり得ます。
エンジン警告灯が点灯!?スピードが出ない【対策】
エンジン警告灯が点灯しスピードが出ない場合は、どのような対策をとると良いのでしょうか?
エンジン警告灯が点灯したらまずはディーラーなどでチェックを!
エンジン警告灯が点灯した場合は、走行可能であれば最寄りのディーラーに診てもらうのが一番良いでしょう。スピードが出ない場合は、ハザードを点灯させながら安全走行するか、不安であればロードサービスで搬送してもらうと良いでしょう。
エンジン警告灯が点灯しスピードが出ないということは、車に何らかの不具合症状が出ていると云う事です。ディーラーには、こういった故障を読み込むスキャンツールが用意されています。
早期発見でしっかり治してもらうことが重要と考えます。ここで、放置することはやめた方が良いでしょう。車の故障範囲がどんどん広がる可能性があります。
故障内容によって修理金額は様々です!
エンジン警告灯が点灯した場合の修理金額は、様々であると考えます。特にスピードが出ないということになれば、センサー類だけの交換で良いのか、それともパーツに何か不具合が起きているのかという点でも修理金額が異なるからです。
例えばセンサー類のどれか一つが故障していただけの場合は、1か所15000円くらいのパーツ代+工賃となるでしょう。
一方エンジン内部の何かが故障していたりした場合は、100000円を超える修理金額に発展する可能性が高まります。今後どのくらい車に乗るのかということも考えて、修理するか考えることになるでしょう。
まとめ
エンジン警告灯が点灯しスピードが出なくなってしまったときは、ドライバーはかなり焦ると思います。まずは、安全な場所に停めて、落ち着くことが大事です。落ち着いたら、車の状況を今一度確認しましょう。
とにかくエンジン警告灯が点灯したということは、車のどこかに不具合が出ているということになります。それに加えてスピードが出なくなるということは、色々な故障現委員が考えられます。
最寄りのディーラーに連絡し、まずはエンジン警告灯点灯の理由を解明してもらい、比較的低額に治るのかそうでないのかなどの診断をしてもらうのが良いでしょう。