ハイエースと言えば、世界にも認められた商用バンモデルですね。ハイエースは、1型~6型までマイナーチェンジが行われています。
ではハイエースを買うなら何型がおススメなのでしょうか?
ここでは、1型~6型までの特長や故障確率などを解説しながら、実際にハイエースを買うなら何型がおススメなのかを比較検証してみます。
ハイエースの1型~6型までの特長や故障確率を比較検証!何型いいのか
出展:トヨタハイエース
200系ハイエースは、年代別に1型~6型まで存在します。ここでは、各モデルの特長や故障確率などを説明するとともに、比較検証してみます。
ハイエース1型の特長や故障確率
ハイエース1型は、2004年8月から販売開始になっています。それまでの100系ハイエースから大きくディテールを変更して販売開始になりました。
文字通り1型ハイエースは、モデル初代となります。そして今から18年近くが経過しようとしています。
このことから商用ベースで使用されることの多い1型ハイエースは、多走行モデルが多く流通しているといえます。
また1型ハイエースのディーゼルエンジンは、2.5Lの2KD-FTVが搭載されています。モデルチェンジ前の100系ハイエースが、3.0Lを搭載していたことも在り、訳不足という評価が多いようです。
ハイエース2型の特長や故障確率
2007年に初めてのマイナーチェンジを施して、ハイエース2型が販売開始になりました。まずは、1型で評判の悪かったエンジンが、3.0Lの1KD-FTVに換装されました。
それだけではなく、グリルデザインの変更やS-GLグレードにワイド・ミドルルーフボディ、さらにDXグレードには、GLパッケージが追加されました。かなり大掛かりなマイナーチェンジとなっています。
31万キロにしてはかなり状態良さそう しかし大問題はこれが2型ディーゼルだってこと。ハイエース買おうとした人なら知ってるだろうけどDPRの故障率かなりヤバめだそうですよ でも安いとは思う
— たまに、ススム。 (@asayake____) February 16, 2021
しかしながら、このハイエース2型をおススメする方が少ないという現実があります。何故ならば、このエンジンを搭載した際に初採用されたDPF触媒が詰まるという故障が多発していたからです。
ハイエース3型の特長や故障確率
3型以降のハイエースはDPF故障とかなくなったみたいですよ!
うちの子18万キロ超えましたが、メンテナンスはオイル交換しかしてません!!笑
— カント🌋 (@zrx_tzr) September 14, 2020
2010年7月にマイナーチェンジして販売開始されたのが、ハイエース3型です。マイナーチェンジでは、オプションでHIDがチョイスできるようになり、グレードによっては、オートエアコンも装備できるようになりました。
さらにハイエース3型は、フロントグリルやフロントバンパーのデザイン変更、ヘッドライトの意匠変更も行われています。
ハイエース2型で懸念されるDPF触媒詰まりのトラブルも改善されたモデルです。
ハイエース4型の特長や故障確率
#納車直後と今を貼れ
車検もナンバーも無い頃から、エンジン絶好調の9万キロ突破した4型ハイエース。 pic.twitter.com/gb5ehg13av— ひろりた (@klhkdh1KD) May 21, 2021
ハイエース4型は、大幅なマイナーチェンジを施して2013年11月に登場しました。
エクステリアでは、スピンドルグリルを採用し、バンパーやヘッドライト、テールライトのデザイン変更が行われました。さらにハイエース4型では、LEDヘッドランプもオプションでチョイス可能になっています。
内装も大幅な変更が行われています。メーターデザインがマルチビジョンディスプレイになり、スマートキーもオプション設定されました。
ハイエース4型では、グレードによって両側パワースライドドアもオプションチョイス可能です。
2017年12月ごろまで、ハイエース4型は販売されています。この間には、ガソリングレードが4速ATから6速ATに変更されたり、VSC/TRCが乗用モデルで装備されたりしています。
ハイエース4型では、DPF燃焼サイクルが短いという声がありました。仕事で使用するケースも多いため、DPF燃焼サイクルが短いというのは故障ではありませんが、走行できない時間を多くするので不満があるのかもしれませんね。
ハイエース5型の特長や故障確率
おはようございます☀️
納期が遅れましたが❗️ついに昨日納車しました✨4型から5型にバトンタッチです👍️
ハイエースは3型4型5型と乗り継いできましたが😀次のモデルチェンジでは荷台が短くなるみたいなので、この5型が長い付き合いになると思います✨#ハイエース pic.twitter.com/7LwRcWbHP1— マルさん (@marusan0927) October 1, 2019
メーカー的には、ハイエース4型(後期)なのかもしれませんが、巷ではハイエース5型と言われている事が多いようです。
それは、エンジンの変更が行われたからです。2017年12月から販売開始になったハイエース5型は、クリーンディーゼルとなる2.8Lの尿素触媒1GD-FTVに換装されました。
さらに、ディーゼルエンジンも4速ATから6速ATに進化しています。また安全装備となるSafety Sense P の採用されています。
ハイエース5型からは、尿素触媒が採用されたことで、定期的に尿素(アドブルー)を補充しないとなりません。またこの尿素が切れてしまうと、走行不能になってしまいます。
さらにこの触媒が故障すると、かなりの高額修理になるようです。まだ比較的年代の新しいモデルですが、走行距離や経年劣化で尿素触媒の交換というリスクは高いといえます。
ハイエース6型の特長や故障確率
6型ハイエース GLパッケージ
モデリスタverⅡ
ガソリン5速のTSS無し!
5年目の目標、初の新車買いました pic.twitter.com/iD55agvvIR— 瀬田🐽ハム煮 (@gx70seta) August 22, 2021
ハイエース6型は、現在一番最新となっているモデルです。2020年5月にマイナーチェンジが施され販売開始になっています。
最新モデルとなるハイエース6型のマイナーチェンジでは、グリルデザイン、サイドミラーデザインの変更が行われ、内装では、マルチインフォメーションディスプレイがカラーとなっています。
最新装備となるデジタルインナーミラーやパノラミックビューモニターなどもオプション設定されています。
ハイエース6型は、ハイエースの中で最新モデルとなります。走行距離の少ない中古や新車購入が多いでしょうから、即座に大きなトラブルに繋がる事は少ないといえます。ただし、尿素を敵的に補充する必要は必須です。
ハイエースを買うなら何型?
これからハイエースを買うなら何型がおススメなのでしょうか?特長や故障確率などから、ハイエースは何型が良いかを解説します。
ハイエースを買うなら何型がおススメ
車の購入は、決して安くはないです。さらにハイエースは非常に人気があります。中古車相場も非常に高く推移しています。
そういった中、より良いハイエースを買うならば、3型以降のモデルを購入するのがおススメです。
それは、故障確率が非常に少ないと言えるからです。さらにハイエース1型・2型は、10年以上経過しているモデルです。走行距離が多いモデルも少なくありません。
そして中古車購入の際は、ハイエース3型・4型では、装備の内容やデザインで決めるのが良いでしょう。
ハイエース5型の場合は、尿素式が採用されていることを理解して買うのがベターといえます。最新型となるハイエース6型では、中古車よりも新古車をおススメします。
ここでは、ハイエースを買うなら何型?という話をしました。折角買ったハイエースが、故障が多かったらすごくショックですよね。より良いハイエースが買えるお手伝いが出来ればと思います。
