軽自動車の車検でいくらかかった?経年年数や走行距離で掛かるコストを解説!

車検
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車検といえば、車にかかる経費の中でも大きなウエイトを占める費用と思います。皆さんも車検の年は、ドキドキするのではないでしょうか?

では軽自動車の車検でいくらかかった・いくらくらいかかるものなのでしょうか?じつは、経年年数や走行距離などによっても「いくらかかった⇒高い・安い」は、変わると考えます。

今回は、軽自動車の車検ではいくらかかった(かかる)ものなのでしょうか?経年年数や走行距離でかかるコストなどを検証してみます。

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軽自動車の車検でいくらかかった!?5年・5万キロでかかるコストは?

5年二回目の車検では、どのような修理費がかかるのでしょうか?法定費用も含めて解説します。

ブレーキパッドの交換

5年目の車という事は、ブレーキパッド残量が2㎜前後まで減っている車が増えてきます。次回車検までは持たない車が多くなりますので、交換時期と考えます。

一般的に純正ブレーキパッドを使用したケースでは、10000円位のパーツ代がかかるでしょう。サードパーティ製の場合は、5000円前後が多いでしょう。工賃は、車検時に作業するので3000円から5000円といった印象です。

タイミングによってはタイヤの消耗も

タイヤは走行距離にもよりますが、5年で5万キロ走行したケースでは、スリップラインの1.6㎜付近まで減っているケースがあります。

 

スリップサインまで到達してしまった場合は、車検に通りませんので交換が必要です。タイヤの値段は、お店によってマチマチです。車検時に交換するよりも前もって交換しておく方が良いでしょう。

ファンベルトの交換

5年で5万キロ走行しているようでしたら、ファンベルトの調整ではなくファンベルト交換をしておいた方が良いと考えます。

ファンベルトは、1本タイプで3500円から5000円前後でしょう。二本タイプでも同じようなパーツ代になると考えます。工賃は、7000円から10000円前後はかかると思われます。

※法定費用は?新車から一般的な5年目の軽自動車法定費用を記載します

  • 自賠責保険料19,730円
  • 検査手数料1,800円
  • 自動車重量税5,000円

合計26,530円です。この法定費用に24か月点検20000円から25000円がかかり、さらに上記のような整備費用がかかると考えます。

予防整備として!

5年で二回目の車検を迎えた際に、予防整備として行っておいた方が安心なメニューを紹介します。

オートマフルードの交換

メーカーによっては、10万キロ無交換を推奨している場合もありますが、できればオートマフルードはリフレッシュしてあげた方が良いでしょう。費用としては、8000円から15000円です。

ラジエター液の交換

ラジエター液は、無くらなければ良いと思っている人も多いのではないでしょうか?経年数で、ラジエター液は劣化していきます。そのため定期液に交換してあげるとパーツなどへの腐食を防ぐことができます。

軽自動車の場合は、5L位のラジエター液で済みます。5000円から10000円で交換できるでしょう。

プラグ(一般プラグ)の交換

軽自動車の一般プラグは、1万キロで交換するのが望ましいとされています。ただ、このサイクルで交換する人は稀であるとも言えます。

しかしながら、年数に関係なく5万キロも走行していたら、即交換しておいた方がトラブル回避になるでしょう。

本来であれば、最低でも2万キロ前後で交換してほしいパーツです(一般プラグ)。費用も1500円から2000円のパーツ代で済みます。

軽自動車の車検でいくらかかった!?7年・7万キロでかかるコストは?

 

新車からちょうど3回目の車検になります。

ブレーキローターとパッド交換が必要になるころ

一般的には、7年7万キロの走行となると考えます。もしブレーキローターやパッドの溝が残っている場合は、次回の車検まで繰り越すことができるかもしれません。

ただ7年で10万キロ走行している場合や逆に7年で5万キロしか走行していないケースでは、ローターの消耗が多かったり、不均一な減りであったりします。

こういったケースでは、ブレーキローターとパッド交換を車検時に行うと良いでしょう。ローターは、1枚10000円前後(純正)と考えます。社外の場合は、かなり少し安いでしょう。

ハブベアリング異音の発生が始まる時期

走行距離によっては、7年目の車検でハブベアリングから異音が発生するケースがあります。またよくある話なのですが、分解整備を行い、中を綺麗にした後に異音が発生するケースが出ます。

ハブベアリングは、異音がしたらすぐ交換すれば問題なのですが、心配な方は予防整備として作業すると安心でしょう。比較的工賃が高く一か所8000円~12000円くらいはかかるでしょう。

ダイレクトイグニッションコイルの不具合も出始める

ダイレクトイグニッションコイルは、ある意味電化製品です。数年で故障が出るケースもあれば、7年7万キロ前後で故障するケースもあり得ます。こちらも予防交換すると良いでしょう。一本5000円~12000円前後(純正)です。社外品の中では、3本10000円前後のものもありますので、よく検討して交換しましょう。

ファンベルトだけでなくオートテンショナーなどの不具合が出始める

ファンベルトを交換しても、なぜか異音が鳴るケースが出てきます。こういった際には、オートテンショナーなどのプーリーに異常が出るケースと考えます。しっかり交換することで、走行不能を防げるのではないでしょうか?ベルトとプーリーを交換すると、合計で15000円くらいかかることが多いでしょう。

※法定費用は?新車から一般的な7年目の軽自動車法定費用を記載します

  • 自賠責保険料19,730円
  • 検査手数料1,800円
  • 自動車重量税5,000円

合計26,530円です。この法定費用に24か月点検20000円から25000円がかかり、7年目は、予防整備的なものも多く掲載しました。7年目に

軽自動車の車検でいくらかかった!?11年・11万キロでかかるコストは?

11年目を迎え、10万キロ以上走行したり、もしかすると15万キロほど走行した車もあると思います。

車検毎に適性な整備をしていなかったとしたら・・・

上記のように、適切な整備や予防整備を行っていない車は、色々な整備が必要になる可能性があります。車は機械です。ある意味仕方のないことです。

そろそろオイル漏れなどが始まるころ

このころになると、タペットカバーやそのほかの接合部にて、オイル漏れが発生するころです。オイル漏れは車検に通りません。やはり適切なオイル交換が大切と考えます。

オルタネーターやスターターの不具合が出るころ

走行距離にもよりますが、近年のモデルはアイドルストップ機構が付いています。スターター故障なども起きえますし、発電するオルタネーター故障も起きえます。まだ長く乗りたい方は、早めに交換すると良いでしょう。

各センサー類の不具合が出るころ

お住まいの状況にもよりますが、塩害の多い地域では、センサー類の故障が目立ってきます。しっかり車検整備してもらうと安心でしょう。

ターボ車はターボの不具合がある可能性が高い

ターボ車は、そろそろターボ不良が発生するころです。かなり高いパーツになりますので故障しきって走行不能になる前に車検時に交換すると良いでしょう。

さいごに・・・

筆者が一番伝えたいことは、車は機械であるという点です。機械である以上、使用していけば必ず壊れるということです。適切な整備と予防整備を行う費用をしっかり考えておくと楽しい軽カーライフになるでしょう。

関連記事→2500cc未満の車検費用はどの位かかるもの?