ハイブリッドの中古はやめたほうがいいの!?理由や選び方は?

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近年では、各メーカーでハイブリッドモデルをラインアップしています。もちろんストロングハイブリッドからマイルドハイブリッドなど、メーカーごと仕様の違うハイブリッドモデルがラインアップしています。

ではハイブリッドの中古車は、やめた方が良いのでしょうか?今回は、中古ハイブリッドモデルのアレコレについて解説していきます。

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ハイブリッドの中古はやめたほうがいいの?【そういわれる理由】

以前から「ハイブリッドモデルの中古車は、やめた方が良い」という声を聞きます。では、どうしてそういわれるのでしょうか?また最近でもその評価なのかという話をしていきます。

ハイブリッドの中古は壊れるという固定概念

ハイブリッドモデルの中古車は、「壊れる確率が高い」・「壊れたら修理費が高い」という固定概念が、巷で広まっているというのは事実であると感じます。

もちろん中古ハイブリッド車を購入した方には、「故障してしまった」という声を聞くことがあります。しかしながら、近年ではガソリン車と同じような故障率になっているのではと考えます。

また、よく言われる駆動用のリチウムイオンバッテリーの寿命切れ(故障ではない)という現象は、リチウムイオンバッテリーの長寿命化や価格ダウンによって、ユーザー負担が少なくなっています。

中古のハイブリッドモデルだからといって、故障が多いという印象は少なくなっていると考えます。これは、メーカーの商品開発やパーツ精度向上によるものといえます。

中古車での評判が評価になってしまっている

現段階では、ハイブリッドモデルよりもエンジンモデルの方が使用されているパーツ点数が少ない傾向にあるのと、システム構造が簡単な事より、故障が少なくなるというのが一般的な考えでしょう。

また中古車は新車と違い、一台ごと状態が違います。そして販売する側の販売前メンテナンス状況も異なります。このためハイブリッドモデルは、ガソリンモデルよりもメンテナンスが必要となることもあります。こういったメンテナンスを施されないまま購入すると、早期故障になることもあり得ます。

ハイブリッドの中古はやめたほうがいいの?【実際は?】

巷で言われているように、ハイブリッドの中古車はやめた方が良いのでしょうか?

初めてハイブリッド車が登場して25年以上が経過

1997年に初代プリウスが、トヨタから販売されました。あれから25年が経過しています。その間、ハイブリッドモデルも大きく進化し、改良され故障しづらいように作られています。

新車登録して7年未満のモデル、走行距離5万キロ未満のモデル、また10年10万キロ以上走行したモデルでも適切なメンテナンスが施された中古車であれば、故障が多いという事にはならないでしょう。

発売されてから15年も経過したモデルや、適切なメンテナンスが施されていないモデルでは、故障確率が上がる可能性があることに注意しましょう。ただこれは、ガソリン車でも同様のことがいえると思います。ハイブリッドだから故障するという一方的な考えは違うと考えます。

燃費はガソリン車よりも良い!

カローラハイブリッドは、30.2㎞/Lの高燃費です。カローラガソリンは、19.4㎞/Lとなっています。公表値で10㎞/L以上の違いがあります。新車価格にすると40万円ほどハイブリッドモデルの方が高いです。

中古車で購入する場合は、ハイブリッドモデルを安く購入できる可能性が出てきます。長距離が多い方は、ランニングコストの観点から中古ハイブリッドを購入するのも良いでしょう。

中古車によっては購入するのが吉なケースも

現段階では、まだ中古車市場周辺で、「ハイブリッドはやめた方が良い」という空気が残っているのが現状です。

ただ、しっかりメンテナンスが施され、中古販売会社も「太鼓判」をおしているモデルが在庫になっているというケースもあります。こういったモデルなら、良質廉価で購入できるチャンスとなるかもしれません。

ハイブリッドの中古はやめたほうがいいの?【選び方】

ハイブリッドの中古車を購入する場合は、どのような点に注意しながら選べばよいのでしょうか?

ハイブリッドの中古ウィークポイントを把握する

ハイブリッドモデルは、ガソリン車とは違いシステムが複雑になっています(マイルドハイブリッドでも複雑になっています)。この複雑というのは、構造だけでなく色々な所にセンサーなどの部品が使われているからです。

  • システムバッテリーの寿命
  • 駆動バッテリーの寿命
  • 各センサー類の寿命
  • システム関連の異常
  • ガソリン車と同じ形態の故障や異常

中古車販売店では、しっかりとメンテナンスや点検を行ってから販売する会社もありますし、そうでない会社もあります。

筆者が知っている中古販売会社では、メーカーに持ち込んでOBDⅡにかけて、過去の履歴今の状況をしっかり検査し、整備してから販売するところを知っています。ハイブリッドのウイークポイントなどを押さえておくことが大事でしょう。

事故車は避ける

ガソリン車でも「グシャ」といったら、直すのにかなり苦労すると思います。ハイブリッドモデルの場合は、ボンネット内のシステムもかなり複雑になっています。直されていたとしても、のちのち不具合が起きることも少なくありません。これはガソリン車も同様です。

やはり事故車を安いからと言って購入するのは避けた方が良いと感じます。

さいごに、、、近年では、ハイブリッドの中古だからと言って、最初から敬遠するのはもったいないと感じます。しっかりメンテナンスされていれば購入して損はないと思います。

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