イグニッションコイルが故障!前兆ってあるの修理費や方法を解説

車の修理
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現代の車には、プラグコードとデスビ点火の代わりにダイレクトイグニッションコイル(以下イグニッションコイル)が装備されている車が多いです。

このイグニッションコイルが、故障するとどのような症状があるのでしょうか?また前兆や修理方法・金額などについて解説してみます。

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イグニッションコイルが故障する前兆はあるの?

イグニッションコイルが故障するときに前兆ってあるのでしょうか?ここでは完全に故障する前に解ることを説明していきます。

エンジンが息継ぎしたようになる

例えば、4気筒エンジンの1気筒のイグニッションコイルが不調気味になったとします。すると、エンジンが息継ぎしたような症状が出る事があります。

3気筒エンジンの軽自動車の場合は、もう少し顕著に息継ぎ症状が出ることがあります。逆に6気筒エンジンの場合は、息継ぎと言う感覚ではなく、アクセル開度に対して少しぎくしゃくした程度のことが多いでしょう。

アイドリングが不安定になる

イグニッションコイルが、一本不具合になると明らかにアイドリングが不安定になっている状況になります。この時すでにイグニッションコイルが故障している状態に近いと考えます。

イグニッションコイルは、比較的前兆もなく故障するケースが多いと感じます。これは、筆者の経験です。

上記のように1000㎞しか走行していなくても不具合になるケースもあります。

イグニッションコイルが故障すると?

イグニッションコイルが故障してしまった場合は、どのような症状が発生するのでしょうか?

加速不良が発生する

こちらも筆者の経験ですが、3気筒エンジンの軽自動車の1気筒のイグニッションコイルが故障すると、明らかな加速不良が発生します。

アクセルを踏んでも、20〜30㎞/hしか出なくなります。

6気筒エンジンの場合は、加速はするのですが、加速が鈍い状況に陥ることが多いでしょう。

エンジンの気筒数が少ないほど、イグニッションコイル故障による不調症状が課題になっていくと考えます。

エンジンチェックランプがつき走行停止に

そのまま放置しておくと、エンジンチェックランプが点灯します。

これは、イグニッションコイルが故障したシリンダー内に生ガソリンが供給排出され、各センサーに故障信号が送られるためです。

ただチェックランプが転倒してしまった場合は、かなりの不調症状を放置していた可能性があるので、修理に時間がかかることもあり得ます。

不調症状に気づいたときに修理することも重要です。

イグニッションコイルの交換方法や費用

イグニッションコイルが故障した時には、どのように交換したりどの位の費用が掛かるのでしょうか。

イグニッションコイルの交換方法

イグニッションコイルを交換するには、エンジンヘッドカバー上部に付いているパーツを取り除く必要があります。

例えば軽自動車ですが、ターボ車の場合はインタークーラーやエアクリーナーボックスなどを撤去してから交換する事になるでしょう。

イグニッションコイル交換では、交換できるスペースを確保するまでが大変と感じます。

アクセスできれば、一般的には10㎜か8㎜程度のボルトで止まっているだけなので、交換は簡単と考えます。

イグニッションコイルの交換費用

一般的には、イグニッションコイルは純正で10000円〜15000円前後です。社外純正でも2割程度安いかなという印象です。

また大手ネットショップなどでは純正の1/3程度の海外製品もあるのですが、使用するのには、かなり不安な気がします。

また基本的には故障した部分のみのイグニッションコイル交換をするのではなく、全てのイグニッションコイル交換することをおすすめします。

  • ディーラー交換の場合は、工賃が10000円〜15000円でイグニッションコイル10000〜15000円×本数となります。軽自動車でも40000円前後掛かることになり、6気筒エンジンなどの場合は、100000円以上かかる事もあり得ます。
  • 一般整備工場の場合は、軽自動車で35000円前後で、6気筒エンジンで80000円前後となりそうです。
  • DIYで交換する場合は、ネットショップで販売している国内メーカーOEM商品をチョイスすることで安く交換できると考えます。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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筆者は、このメーカーの商品を購入して交換したことがあります。大体、純正品の6割程の値段です。またDIYで交換するならば工賃は無料となります。

軽自動車で20000円前後、6気筒エンジンでも40000円前後で交換できるのではないでしょうか。

まとめ

よく故障したダイレクトイグニッションコイルだけを交換する人がいます。

ご説明した工賃を考えると、その都度工賃を支払うよりも全部交換し、故障していないイグニッションコイルを予備保管しておくのが良いと考えます。