イグニッションコイルが故障したまま走行!?大丈夫

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イグニッションコイル(DIG)は、車のエンジン稼働の中で、点火系を担うパーツです。ではこのパーツが故障したまま走行しても大丈夫なのでしょうか?

ここでは、イグニッションコイル(DIG)が故障したまま走行した場合には、どのような悪影響が出るかなどを説明してみます。

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イグニッションコイル(DIG)が故障すると?【症状】

イグニッションコイル(DIG)が故障すると、どのような症状が現れるのでしょうか?ここでは、故障症状を説明してみます。

イグニッションコイル(DIG)が故障するとエンジン始動が難しくなる

イグニッションコイル(DIG)が故障すると、エンジン始動性能が下がります。特に気筒数の少ないエンジンの場合は、影響が大きくなると考えます。

例えば、3気筒エンジンと8気筒エンジンでは、3気筒エンジンの方が、イグニッションコイル(DIG)故障による影響が大きいです。

イグニッションコイル(DIG)が故障すると加速不良に発展

イグニッションコイル(DIG)の故障によって、加速不良が発生します。当然1気筒死んでいる状態になったり、死にかけている状態になるので、加速不良が起きます。

イグニッションコイルが故障するとアイドリングが不安定に

現在の車は、アイドリングを一定に保つように、コンピューターで制御されています。ただし正常なエンジンを基準にして制御されています。

イグニッションコイル(DIG)不良が発生すると、正常でない状態で制御するので、制御できずアイドリングが不安定になってしまいます。

イグニッションコイル(DIG)故障するとエンジンの振動発生

イグニッションコイル(DIG)は、1気筒ごとに設置されています。そのうち一つのイグニッションコイル(DIG)が故障することで、点火されない気筒(シリンダ)が発生します。そのためエンジン回転バランスが保てず、振動が発生します。

イグニッションコイル(DIG)が故障するとエンジンチェックランプが点灯・点滅

イグニッションコイル(DIG)が故障したまま走行すると、排気ガスが濃くなったり、カム・コンロッドセンサーなどが適切に計測されないことで、エンジンチェックランプが点灯します。

この状態になると、かなり症状が進行していると感じます。

イグニッションコイル(DIG)が故障すると走行不能に・・・

完全に単体イグニッションコイル(DIG)が故障したり、複数のイグニッションコイル(DIG)が故障すると、走行できない状態に陥ってしまいます。

例えば軽自動車の場合だと、3気筒エンジンが多いです。一か所のイグニッションコイル(DIG)が故障すると、20㎞/hほどしか出なくなり、二個故障すると走行不能になります。

イグニッションコイル(DIG)が故障したまま走行は大丈夫?

イグニッションコイル(DIG)が、故障したまま走行しても大丈夫なのでしょうか?ここでは、故障走行可能なのかを説明してみます。

イグニッションコイル(DIG)故障はシリンダーが失火していることになる

イグニッションコイル(DIG)が故障しているということは、そのシリンダーだけが失火していることになります。ということは、燃料と空気だけが通過しているということです。

その状態自体が、エンジンへのダメージを大きくすることになりえます。イグニッションコイル(DIG)不良は、エンジンへの悪影響があるということを、認識しておく必要があるでしょう。

初期症状であれば少しは走行可能だが・・・

イグニッションコイル(DIG)故障には、種類があると考えます。イグニッションコイル(DIG)が、時々失火するような状況の時と、まったく電圧増幅・放電できない状況のケースがあります。

時々失火する場合は、筆者の経験では走り出しの時に息継ぎするといった印象でした。普通に走行しているときは、ちょっと加速が悪いかなという感じです。

一方完全にイグニッションコイル(DIG)が故障すると、明らかに加速不良や走行不良が発生します。

イグニッションコイル(DIG)故障は、突然発生することが多いと感じます。また完全故障になるか部分故障になるのかが、起きてみないとわからないというのも現実です。

軽症の時は、少しであれば走行しても問題ないと感じますが、イグニッションコイル(DIG)が完全に故障している場合は、そもそも走行することが大変な感じになります。やはり走るからと言って、そのまま走り続けることはやめた方が良いでしょう。

故障イグニッションコイル(DIG)はなるべく早く交換した方が良い!

イグニッションコイル(DIG)は、熱にさらされていることから故障する可能性があるパーツです。また故障すると、走行不能にまで陥り、さらにエンジンへの悪影響も発生します。

このことから思慮すると、なるべく早期にイグニッションコイル(DIG)を交換することが望ましいといえるでしょう。

まとめ

イグニッションコイル(DIG)は、近年モデルのほとんどが採用しています。イグニッションコイル(DIG)不良になると、故障度合いによってはいきなり走行に支障をきたすこともあります。

点火系を担っているイグニッションコイル(DIG)は、故障するとエンジンへの影響も大きくなると考えます。故障した状態で長く乗ることは、なるべく避けていただき、早めに交換することが良いでしょう。