車が不意に故障したりして困ったときに役立つサービスに、JAFのレッカーがありますね。皆さんも言葉は聞いたことがあると思います。
ではJAFのレッカー代とは、どのくらいかかるものなのでしょうか?どうやら会員と非会員で大きな差もありそうです。ここでは、JAFのレッカー代などについて解説します。
JAFのレッカー代は無料サービスが付いている
JAFのレッカー代(救援作業代)は、会員になっていると無料となる項目があります。ここでは、無料サービスなどについて解説します。
JAF会員になると付帯する無料サービス
JAFの会員になっていると、無料でお得な付帯サービスが多く利用できるようになります。下記に無料項目を紹介します。
- バッテリー上がり:一般道での昼間、応急処置としてのエンジン始動
- パンク交換:一般道でのスペアタイヤへの交換作業(1本)
- キーとじ込み:一般道でのキーとじ込み解除
- 燃料切れ:高速道路での燃料切れ対応
- 故障車けん引:15㎞まで無料
- 落輪:一輪の落輪を引き上げる作業
- 雪道スタック:一般道での引き出し作業(30分程度の作業)
- 異音・異臭:点検作業
会員でなければ10000円~17000円ほどかかる作業が無料で受けられます
JAF会員になるには?
JAF非会員の方が、加入する為にはどのような手順が必要になるのでしょうか?ここでは、個人の場合の手続き方法を解説します。
個人会員の場合は、入会金2000円と年会費4000円が必要になります。この支払をカード払いにすると、入会金が1500円とお得になります。
5500円から6000円で上記のサービスが無料になるというのは、非常にお得であるといえますね。
入会金と年会費の支払方法は、入会の方法によって支払方法が選べます。
- インターネットにて入会し、カード払い
- docomoで入会し、d払い
- コンビニ決済して、コンビニ入会
- JAFカードによる支払い
- JAF各支部にて入会し、窓口払い
- 現在は、新型コロナの関係で郵便局での入会は一時停止しています。
また毎年更新するのが面倒な方は、1年目を契約したときに自動更新を選ぶことも可能です。また2.3.5年一括での登録も可能です。最大2000円のお得になります。
家族会員制度というのもあります。
これは、個人会員と同居または生計を一緒にするご家族5名まで、加入できる制度です。これによって、一名当たり2000円の支出で済み大変お得です。
JAFのレッカー代は、どのくらいかかるの?
JAFに加入している人や非会員の方で、実際にレッカーサービスを利用した場合にどの位の費用が掛かるのでしょうか。
一般道路の場合でのJAFレッカー代の概算
ここでは、昼間の一般道路故障レッカーで50㎞運んでもらった時を例にとります。
JAF会員の場合、基本料金・作業料金は無料です。そして15㎞までは、けん引費用が無料になりります。35㎞×730円=25550円が実費になります。
JAF非会員の場合、基本料金・作業料金=13130円です。50㎞×730円=36500円で合計49630円となります。
高速道路の場合でのJAFレッカー代の概算
ここでは、夜間の高速道路故障レッカーで100㎞してもらった時を例にしてみます。
JAF会員の場合は、基本料金・作業料金は無料です。そして15㎞までは、けん引費用も無料です。
85㎞×730円=62050円が実費になります。
JAF非会員の場合は、どうでしょうか。基本料金・作業料金は、24650円です。これに100㎞×730円=73000円のけん引費用が掛かります。97650円の費用が掛かります。
ここで注目なのは、JAF会員であっても、けん引距離によっては実費負担が起こりうることです。非会員より実費負担を抑えられますが、会員でも費用負担する可能性は出てきます。
JAFレッカーを使用する際の注意点
JAFレッカーを使用する際の注意点は、どのようなことでしょうか?ここでは、なるべく実費負担を抑える方法を解説します。
JAF会員でないとかなり割高なレッカー代になる
JAF会員の場合とJAF非会員では、作業したときの実費負担が大きい差になります。もし非会員の方がJAFを使用しようと思ったときは、費用負担をある程度覚悟しておくのが良いでしょう。
現在は、JAF以外でもレッカーサービスを提供している会社がかなりあります。他のレッカーサービス会社と比較するゆとりがある場合は、電話問い合わせして安く済む方法を検討することも考えましょう。
任意保険に加入している場合は、まず任意保険付帯のレッカーサービスを利用
皆さんが、自働車を所有・運転しているという場合、通常は任意保険に加入していると思います。現在の任意保険には、レッカーサービスが無料付帯していることが一般的です。
保険会社自動付帯のサービスでは、15万円まで、15㎞までと言うようにJAFのような無料提供が明示されています。
JAF非会員の方は、まずこちらの無料サービスを利用しましょう。一般的に保険会社のサービスを利用する場合は、保険会社専用ダイヤルに申込することが多いからです。
またJAF会員の方は、けん引距離によっては、JAFと保険サービスの両方を使用することで実費負担を減らせる可能性があります。利用規約を予めチェックしておくと良いでしょう。