自動車税について13年超のハイブリッドで知っておくこと

車のメンテナンス知識
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自動車税は排気量によって税額は異なりますが毎年支払わなければいけない税金です。

ただ13年超の車だとさらに増額となってしまいます。

これについてはハイブリッド車の場合は対応が違ってきますので、滞納することなく支払うために

も自動車税の仕組みについても知っておきましょう。

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自動車税は車の所有者が支払う義務がある税金です

車を所有している方なら年に1度必ず支払っているのが自動車税です。

自動車税は毎年4月1日時点での所有者は支払う義務がある税金で、自治体によって時期に若干の差はあるものの、たいていは5月上旬に納付書が届き。5月31日が支払い期限となっています。

自動車税の税額は排気量によって異なり、軽自動車を除く排気量1000cc以下の車が2万9,500円から始まり、排気量6000cc超が11万1000円まで10段階に分けられているのです。

また自動車税の税額は2019年10月の税制価格によって若干変わり、2019年10月以降に新車を購入した場合は排気量によって1,000円から4,500円程減額になっています。

13年超の車は自動車税が高くなる!?

自動車税は年に1回とはいうものの、車種によっては大きな負担になっていることは間違いないでしょう。

特に排気量の大きな車に乗っている方は、簡単に支払える金額ではありません。

例えば2019年9月までに購入した3000ccの車に乗っている方は、自動車税は5万1,000円にもなります。

ちなみに4000ccを超えると7万6,500円、4500ccを超えると8万8,000円です。

ただでさえ家計の負担になってしまう自動車税ですが、実は13年を超えた車だとさらに自動車税が増税されてしまいます。

その増税額はガソリン・LPG車、ディーゼル車とも約15%、軽自動車の場合は軽自動車税が約20%増税となるのです。

さきほどの例でいえば、このような金額になります。

★3000ccの車=5万1,000円から7,600円増額の5万8,600円

★4000cc超の車=1万3,200円増額の10万1,200円

これが毎年科せられるわけですから、毎年かなりの負担となってしまうのは明白です。

環境に優しいハイブリッド車は13年超でも増税なし

最近はガソリンと電気というように2つ以上の原動力を持ったハイブリッド車も人気です。

ハイブリッド車は燃費の良さも売りの1つで、ガソリン代を節約できるのを目的で購入する人も多いでしょう。

ですが、ハイブリッド車はこれまでのガソリン車に比べてガソリンの消費量が少なく、環境に優しいというのも大きなメリットです。

実は環境に優しいハイブリッド車はガソリン車のように新車登録から13年を超えても増税されることはありません。

この13年超の車は増税されるのは、2002年に制定された自動車税種別割グリーン化、グリーン化税制によるものです。

簡単に言うと、新車登録から一定年数経過した地球環境に優しくない車には税金を高くして、逆に地球環境に優しい車は税金を軽減する法律です。

そのためハイブリッド車は13年超の車でも環境に優しい性能が備わっているので、増税はおこなわないということです。

ちなみに自動車税を支払わないと

先述のように自動車税の納付期限は5月31日、その日が土日祝日なら次の月曜日となっています。

事前に自動車税を支払うだけのお金を準備している方はいいですが、そうでない人はすぐには支払えないという人もいるかもしれません。

ましてや新車登録から13年を超えてしまっていたら、思っていた以上の自動車税が請求されてお金がないというケースも考えられます。

自動車税は所有者の義務ですから、原則として支払わなければならず、最悪の場合には車やそのほかの財産を差し押さえられてしまうこともあるのです。

とはいえ5月31日を超えてしまったからといって、すぐに差し押さえられてしまうわけではありません。

自治体によってタイミングは若干異なりますが、まず6月下旬から7月上旬にかけて督促状が届きます。

この時点で支払えばたいした問題はありませんが、その後も支払わずにいると延滞金が加算されていき、今度は催促状が届きます。

これでも支払わずにいると最終通告として催告書が届き、記載された期日までに支払わないと財産を差し押さえられてしまうのです。

もし支払いが難しい方はそのまま放置するのではなく、自治体に相談することで分割払いや減免制度を利用できるかもしれません。

13年超でも増税されないハイブリッド車に乗り換えも1つの方法

ハイブリッド車というと、最近の車というイメージがあるかもしれませんが、トヨタのプリウスが発売してからすでに20年以上経過しています。

ですので、すでに10年以上経過したハイブリッド車も中古車市場にたくさんあります。

もし今乗ってくる車が13年を超えてしまう、すでに超えてしまって自動車税が増税されているという方は、13年超でも増税されないハイブリッド車に乗り換えるのも1つの方法です。

ハイブリッド車は高いというイメージがありますが、10年近く経過したハイブリッド車だと比較的安価で購入できる場合も多いです。

ハイブリッド車にするメリットとしてはやはり燃費性能もありますので、増税された自動車税分も合わせると乗り換えたほうがお得になるかもしれません。

まとめ

自動車税は車を所有している人は毎年必ず支払わなければいけない税金です。

そのためたいていの人は何月くらいにいくら支払わなければいけないことはわかっている事でしょう。

ですが、13年超えた車だと増税されてしまうことを知らない人は少なくないようです。

急に高額な請求がきて焦らないためにも、自動車税については知っておく必要があります。

また13年超のハイブリッド車はその増税がないということも頭に入れ、場合によっては乗り換えも検討してみるといいでしょう。