軽自動車を廃車にしたい!手続きはどうすればよいの?

廃車
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かなり古くなったり、走行距離が伸びていたりして、「そろそろ車を廃車にしたい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また置く場所はあるのだけれども、しばらく誰も乗らないから一時保管しておこうと思う方もいると思います。

「普通車ではなく、軽自動車を廃車にしたい!」と言う場合、いったいどのような手続きなどがあるのでしょうか。

ここでは、軽自動車の廃車手続きってどのようにしたらよいのかなどのお話をしていきます。

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軽自動車を廃車にするには?

軽自動車を廃車にする方法は、2種類あります。2種類とも管轄の軽自動車検査協会に届出を提出することで手続きできます。

1. 一時的に車の使用を停止する場合は、自動車検査証返納届(一時使用中止)を提出することになります。
2. 車を解体して完全に停止する場合は、解体返納届を提出することになります。

※普通乗用車で言われている一時抹消登録→自動車検査証返納届となり、永久抹消登録→解体返納届ということになります。

普通自動車と軽自動車では、管轄する場所が違うことより表現方法も変わっています。間違えないように覚えておくと良いでしょう。

自動車検査証返納届の手続き方法は?

一時的に使用停止する手続きをすることで、手続き後の軽自動車税の納付や車検取得などが無くなります。無駄な経費を削減できるメリットがありますね。

①必要な書類

● 車検証(原本)
● ナンバープレート(前後二枚)
● 念のため認印

※ナンバープレートを外すときは、専門業者で外さないと違法になります。罰金50万円が科せられる可能性があることに注意しましょう(災害や事故の場合は未適用あり)。

管轄の軽自動車検査協会で入手できるもの

● 自動車検査証返納証明書交付申請書・自動車検査証返納届出書
● 軽自動車税申告書
● 申請手数料(350円)

軽自動車検査協会に提示されている参考記載例をもとに記載しましょう。

②ナンバープレート2枚を軽自動車検査協会窓口に提出し、自動車検査証返納証明書交付申請書・自動車検査証返納届出書、車検証、軽自動車税申告書を提出します。

③その後書類などに不備がなければ、自動車検査証返納証明書、軽自動車検査証返納確認書が交付されます。この書類は再度使用する際の手続きで必要になりますので、大切に保管しましょう。

④軽自動車検査協会内にある自動車税事務所に行き、軽自動車税申告書を提出しましょう。これにより翌年からの軽自動車税請求が来なくなります。また自賠責保険、重量税などの還付が受けられます。

解体返納届の手続き方法は?

こちらは、もう2度とこの車には乗らないというときの手続きです。一度その手続きをしたら、その車を再度乗れなくなります。このほか観賞用として取っておく場合にもこのような手続きが行われる場合があります。

①必要な書類

● 車検証(原本)
● 使用済自動車引取証明書(自動車を引き渡した際に、渡される書類です、記入に必要です)
● ナンバープレート
● リサイクル券(必要事項記入の際に必要になります)
● 念のため認印
● マイナンバーの個人番号カードまたは通知カード(情報が必要な場合があるため)

重要なのは、使用済自動車引取証明書を事前に持ち主の方で用意しておく必要があります。

管轄の軽自動車検査協会で入手できるもの

● 解体届出書(軽第4号様式の3)
● 軽自動車税申告書

②ナンバープレート二枚を軽自動車検査協会窓口に提出し、使用済み自動車取引証明書(移動報告番号、解体報告登録日の記入、捺印済み)、解体届出書(軽第4号様式の3)、車検証、軽自動車税申告書を提出します。

不備がなければ、解体返納届の手続き自体は完了します。解体返納手続きは、無料です。

③軽自動車検査協会内にある自動車税事務所に行き、軽自動車税申告書を提出しましょう。これにより翌年からの軽自動車税請求が来なくなります。

ここでは、自分で廃車手続きする場合の一般的な手続き方法などを解説しました。

自分で行うのが心配、時間がないという方は!

上記では、自分で廃車手続きする方法などをご紹介しました。しかしながら忙しい方やどうしてよいか不安という方もいらっしゃると思います。

こういった場合は、どのようにすればよいのでしょうか?

1. 車を購入した先に廃車を依頼する
2. これから購入する販売店さんに廃車を依頼する
3. 廃車専門業者に依頼する

などの方法があります。

依頼をした方が良い理由としては、ナンバープレートを外す行為は、専門業者が行わないとならないという点と、解体返納届(永久抹消)の場合は、使用済自動車引取証明書が必要になる点です。

このことから一括して抹消処理のできる業者にお願いした方が楽とも考えられます。場合によっては、廃車手続きの費用が無料になることもあるやもしれません(車の価値によっては)。

まとめ

今回は、軽自動車の廃車手続きに関してお話ししました。軽自動車の廃車方法は、2種類あることと、それぞれの手続きにによって必要書類などに違いがあることがお分かりいただけたでしょうか。