かなり以前は軽自動車と言えば、8年8万キロが限界なんていう話がありました(けっこう昔)。
近年であれば軽自動車は、どの位耐用年数があると言えるのでしょうか?ここでは、軽自動車を乗り潰すなら何年くらい乗れるのと言う話をしてみます。
軽自動車を乗り潰すなら何年くらい乗れるの?【新車購入】
軽自動車を新車購入した場合は、どの位乗れるものなのでしょうか?
乗り潰すという事は、故障などの整備が多大になる前に売却するという事を前提にした話をしていきます。
現代の軽自動車なら10年は乗れるはず!
現代の軽自動車であれば、大きな故障なく10年10万キロは乗れると考えます。
もちろんエンジンオイル交換などの定期整備や、ブレーキパッドなどの走行距離で必要な交換整備していてと言う意味です。
10年10万キロ程走行すると、現代の軽自動車でも重整備が発生する可能性が高いです。
例えばターボ車ではタービン故障、マイルドハイブリッド車では、システム故障などです。
重整備が発生してしまうと、乗り換えという結果になるのではないでしょうか。
後述しますが、必要整備以外の重整備を行うと、さらに数年という期間で軽自動車の寿命が延びると考えます。
また軽自動車の場合は、軽量化・車両価格などの関係から、使用されている銅板が乗用車よりも薄いのが現状です。
降雪地帯や塩害地域などでは、どうしても錆や腐食が発生しやすくなります。ボディの限界も考慮して10年で乗り潰すというのが良いと考えます。
軽自動車はやはり軽自動車!?乗り潰すなら整備も必要
乗り潰すと言っても、何もしないで10年10万キロ走行できるという意味ではありません。
あくまでも比較的重整備を必要としないで乗り潰せるという意味です。
車検で点検整備が必要なブレーキパッドやフルード、ベルト類の交換、タイヤ交換などの整備は10年間で必要となると考えましょう。
軽自動車を乗り潰すなら何年くらい乗れるの?【中古車購入】
では、中古車購入の場合はどうでしょうか?中古車の場合は、前の持ち主によっても大きく左右されます。
中古の軽自動車は年式だけでなく状態も重要
じつは、筆者在住の地域では比較的古い軽自動車も走行しています。
とはいえ近年では、平成15年未満の軽自動車は、めっきり見かけなくもなりました。
ということは流石に20年経過した軽自動車は、使用限界となっていると感じます。
ただそれ以降の車は、結構見かけます。そしてそういった車は、乗り潰すことを前提に外装がかなり草臥れているか、非常に綺麗な状態で乗られているかという印象です。
例えば、走行5万キロで5年落ちの中古車を購入したとします。
前の持ち主の管理が良かった車を必要な整備をして、大事に乗れば10年くらい乗ることも可能だと考えます。
一方で全くエンジンオイルも変えたことのない車を購入し、さらにエンジンオイルの交換を余り交換しなければ、5年で重整備が発生し手放すこともあり得ます。
中古車を購入するときは、年式だけでなく状態などもその後の乗り潰しに重要な要素となります。
中古車の場合は、前ユーザーが大事にして乗っていて整備して居た場合は、その後中古購入して、整備・板金・防錆などをしっかり行えば、さらに10年乗り潰す事もできるかもしれません。
一方で何も整備などをしないで、ただ乗れるだけ乗ると言う考えであれば5年未満で終わることもあり得ます。
軽自動車は機械であることを認識する事が重要
車は機械です。もちろん軽自動車も同様です。新車で購入するのとは違い、中古車の場合は、年式・走行距離だけでなく、前ユーザーの管理によって状態もバラバラです。
新車購入の時とは違い、整備しながら乗るという気持ちも大切になります。整備することで、乗り潰すまでの期間が変わると言えるでしょう。
軽自動車を乗り潰すなら何年くらい乗れるの?【注意点】
軽自動車を乗り潰すとして、どのようなことに注意しながら乗り潰せば良いのでしょうか。
今の軽自動車はかなり長持ちするが・・・
現代の軽自動車は、かなり優秀にできていると考えます。
一昔前(平成初期以前)の軽自動車は、価格も安かったですが、やはり「軽自動車だね」という印象でした。
もちろんメーカーもなるべく安価で作り、壊れたら乗り換えてもらうというイメージでした。
軽自動車の人気アップなどから、メーカーもかなり軽自動車に力を入れてきました。そのため軽自動車の寿命も延びていることは事実です。
とはいえ普通乗用車とは違い、現代の軽自動車では1000㎏以上ある重量を660㏄で走行します。
色々な機関にも負担が掛かってもいます。新車で乗り潰すとしても10年10万キロ前後が妥当ではないでしょうか。
車(軽自動車)は、使用環境にも大きく左右される
車の多くの部品は、鉄製です。ということは海に囲まれて縦に長い日本では、住んでいる地域で車の寿命も大きく変わるといえます。鉄板の薄い軽自動車ではなおのこと影響が大きいです。
例えば塩害の多い海沿いの地域では、数年で錆が発生し、10年未満で車のフレームがボロボロになることもあり得ます。
一方でそういった地域でなければ、綺麗な下廻りで10年以上過ごすこともできます。
これは軽自動車に限ったことではないのですが、乗り潰すとはいっても住んでいる地域でそもそもの耐用年数に違いがあることも理解する必要があると考えます。