軽自動車の車検費用とは、一体どのくらいかかるものなのでしょうか?またメーカーによっても車検費用が違うことがあります。
ここでは、軽自動車メーカーであるスズキモデルの場合、車検費用はどのくらいかかり、何に注意すると良いかなどを解説します。
軽自動車の車検費用はどのくらい?【法定費用】
軽自動車の車検では、法定費用と言う一定の経費が掛かります。これは、どの車であっても一定に掛かる経費となります。
自賠責保険
軽自動車の自賠責保険は、2021年4月1日からは19,730円です。
車両重量税
ワクワクドキドキ
ユーザー車検
ワゴンR mh44sの場合検査法定手数料 1400円
自賠責保険24ヶ月 25070円
重量税 免除(初回車検エコカー減免適用)
(次回車検時~エコカー減税で約5000円)予備車検場で光軸合わせ 1100円
合計27570円
安すぎワロタ(≖ᴗ≖๑) pic.twitter.com/p77eQXDz0W— masa (@masadaeg) May 23, 2018
車両重量税は、エコカー減税などがあり、75%免除から最大で8,800円収めることになります。軽自動車の法定費用で差が出るのかこの車両重量税部分であるともいえます。
印紙代
印紙代とは、検査手数料のことです。一般的には1,800円かかります。ただし保安基準適合証を持っている場合は、1,500円になります。
軽自動車を車検に出す場合は、上記の部分は固定でかかる費用となります。
軽自動車の車検費用はどのくらい?【整備費用】
軽自動車の車検費用の中で、変動してかかる費用もあります。それは、24か月点検費用であったり、車検整備費用であったりします。ここでは、整備費用について解説します。
軽自動車の車検(ディーラー)
ディーラーは、車検指定工場になっています。これは、しっかりした点検と整備をまかされている証でもあります。
一般的には車検検査場に車を持ち込み、車検を受けることになるのですが、指定工場の場合は、検査場と同じ立場を有していることになります。
ディーラーで車検を受けるという事は、ディーラー内で車検が完了するという事になります。
勿論この指定工場には厳しい審査や巡回点検もあります。ディーラーは、それだけコストをかけてサービス工場を運営しているという事です。
一般的には、24か月点検は25,000円くらいかかります。そして検査代行料が10,000円位かかるディーラーが多いようです。
時間当たりの工賃は、7,000円位します。しっかりした整備と保証がある分、高くなる傾向になります。
ディーラーでは、車検整備が全くかからなくても法定費用と整備費用で、車検代が65,000円~70,000円ほどかかることになります。
軽自動車の車検(民間一般整備工場)
民間一般整備工場の中には、指定工場も存在します。この場合は、ディーラーに近い金額になるケースが多いようです。
一方認定工場の場合は、少し変わってきます。整備は工場で行うが、車検検査は検査場に持ち込むからです。
こういった認証工場の場合は、ディーラーよりも2割程安く車検が仕上がるケースが多いようです。それは、24か月点検が20,000円ほどである点と時間工賃が5,000円前後のところが多いからです。
車検での整備が無かった場合は、60,000円前後と言われています。
軽自動車の車検(スタンドや車検専門店)
スタンドの場合は、キャンペーンが多くあります。例えば24か月点検無料や半額などのサービスです。そのため一般的にかかる点検料金が凄く安くなるという結果になります。
車検専門店は、車検のみを基本的に行っている業者です。そのため車検部分の点検料金が非常に安い傾向にあります。
ただしスタンドや車検専門店では、「初回車検の車」というような条件を付けて安くしている傾向があります。とくに大きな整備が必要になりづらい車という事です。
何も整備がなければ、45,000円から50,000円で車検費用が済む場合もあり得ます。
軽自動車の車検スズキの場合は何に注意?
本題に入りますが、スズキ車での車検の場合は、どのような点に注意した方が良いのでしょうか?ここでは、スズキ車で車検費用が増える可能性などを解説します。
10年以上経過してくると整備費用が増える傾向に
@Richiter 車検高いよなあ。さすがにワゴンRさん17年目に突入したので、20万ぐらいで買える車買って3年だけ乗ろうかと考えてる。
— DJ Takuma2000 (@DJTakuma2k) January 24, 2014
これは、スズキ車だけではないのですが、10年以上経過すると非常にコストのかかる整備が増えてきます。スズキ車の場合は、どのあたりに注意した方が良いか解説します。
ロアアームなどの足回りパーツ
スズキ車で多い故障は、ロアアームボールジョイントの劣化による脱落です。経年数や走行距離が多くなってくると、足回りから「ガコン、ガタン」と異音がしてきます。
スズキではこのロアアームボールジョイントが、ロアアームごと交換になります。パーツ代は、大体10,000円~15,000円(片側)です。工賃も含めると20,000円前後掛かります。
ハブベアリング
スズキ車だけではないのですが、走行距離が多くなることでハブベアリングが破損している車が多くなっていると考えます。
走行していると、「ウワンウワン」・「ウーン」と異音がした場合は、ハブベアリングが怪しいでしょう。FFの場合は2箇所、4WDの場合は4箇所使用しています。一か所異音がする場合は、通常対象箇所すべてを交換した方が望ましいといえます。
ハブベアリングは、3,000円前後(一か所)ですが、工賃は一か所10,000円以上かかると考えましょう。
スズキ車特有のサビによる腐食
スズキ車の場合は、豪雪地帯や海沿いなどでは、サビの問題が大きいと考えます。腐食したマフラーに穴が開いてしまい交換というケースも多いといえます。
マフラーは、2分割又は3分割しているモデルが多いですが、テール部分の場合で10,000円前後、中間の場合は、新品で100,000円近くかかる場合があります(触媒があるため)。
マフラーだけではないのですが、フレームの穴などの場合は車検に通りません。スズキ車では、特に注意すると良いでしょう。
まとめ
ここでは、軽自動車の車検に掛かる費用の話と、スズキ車ではどういったことに注意すると良いかという点を解説しました。