壊れにくい旧車ってあるの?維持しやすく、おススメな旧車を紹介!

旧車
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旧車を購入したいなと思った時、「壊れたらどうしよう?」とか「直せるのかな?」などいろいろ考えてしまいますよね。

壊れにくい旧車ってあるのでしょうか。壊れても維持しやすい旧車と、そうでない旧車の解説をし、おススメ旧車を紹介します。

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旧車って一体何年前の車をいうの?

旧車という概念には、しっかりとした定義はないのが現状です。10年以上が経過した車を旧車と呼ぶ方もいますし、数十年以上前の車を旧車と定義する方もいます。

今回この記事を執筆するにあたって、まず旧車とはどのくらい前の車にするかというのをこの記事内で決めておく必要があると考えます。

日本クラシックカー協会

日本クラシックカー協会主催のイベントなどでは、1975年までに生産され、同型モデルであれば1979年まで可能としています。1980年代の車は旧車とは言わないとしています。

日本クラシックカークラブ

FIVAのInternational Technical Codeにおいて、原則的に生産されてから30年以上経過した車を「ヒストリックカー」と取り決めしています。その中でも日本クラシックカークラブでは、1919年から1945年までのモデルを旧車と定義しています。

今回の記事で旧車として取り扱うのは?

1980年未満の車を旧車として取り扱っていきます。今回は、「壊れない旧車」、「維持しやすい旧車」というタイトルから、余り古すぎる(例えば80年~100年前)の旧車は現実的でないと思われます。

50年前後の車の中から「壊れにくい旧車」・「維持しやすい旧車」を突き詰めていきたいと思います。

壊れにくい旧車って、あるの?

最初に「壊れない旧車」は、ほぼ無いといえます。筆者も過去に510ブルーバード、240Zに乗っていたことがあります。故障は少なかったですが、現代の車からすると、色々な不具合が出ました。

例えばヘッドライトが点かなくなった、エンジンオイルが漏れてきた、サビが進行してきたなど。

「壊れない旧車」は、無いと考えます。ただ「壊れにくい旧車」、「壊れても修理しやすい」という旧車、いわゆる「維持しやすい旧車」はあるといえます。

維持しやすい車って?

今回お話しする旧車は、1960年代後半から1970年代までの車両になります。維持がしやすい旧車とは、一言でいうと直しやすい旧車が一番です。

• 消耗部品供給がある
• 故障したときに部品が探しやすい
• 内装部品が、供給されている

大きく分けて3種類の項目が重要になります。

折角買っても乗れない・維持できない旧車とは?

先程もお話ししましたが、折角購入してその時は故障がなくても、旧車は必ず何か故障が起きてしまうものです。

エンジンやミッション、ラジエター関連での故障の場合は、交換できるパーツが入手できないと動かすこともできなくなってしまいます。

日本国内だけでなく、海外まで探してもパーツがない、という事になればその車はずっと放置せざるを得なくなります。ユーザーさんが見ているだけで嬉しい場合は良いかもしれませんが、乗りたい人にとっては辛いことです。

壊れにくく、維持しやすい旧車でおススメは?

ここでは、「壊れにくい旧車」、「維持しやすい旧車」を紹介していきます。

やはり日産の旧車は、維持しやすい!

日産系の旧車で、今回の記事に当てはまるモデルと言えば、スカイライン(ハコスカ)、S30Z、510ブルーバード、サニー、サニトラなどが筆頭に上がってくると思います。

これらの旧車は、前オーナーの整備管理も良く比較的しっかりした個体が買える場合があります。

また純正部品の供給はなくても、現存している台数の多さから、社外でパーツ製造している会社も豊富です。旧車を維持する目線から言うと、非常にしやすい部類になるでしょう。

近年では、インターネット普及の加速によって、個人間でのパーツのやり取りも可能となっています。豊富なパーツを有している日産の旧車はおススメです。

余談ですが、日産の1980年代のモデルといえば、R32スカイラインやZ32などがあると思います。こちらのパーツは、日産ヘリテージパーツでも再生産されていることがあります。ただし実際のところ、入手価格も高く、旧車所有としては、おススメできないという現状です。

マツダの旧車は、維持しやすいモデルがある

旧車のマツダの中でも、ロータリーモデルに限定されるのですが、RX-7に関しては比較的維持しやすいという印象があります。

日本では、RX-7は現存台数も少なくなってきているのですが、海外ではRX-7の人気が非常に高い状況が続いています。

ロータリーエンジンは、比較的汎用性の高いエンジンです。初代RX-7に搭載されていた12Aから13Bに載せ替えたりもできます。

また国内パーツの入手が難しい場合でも海外では豊富にあったりもします。ロータリーエンジンで良ければ、意外とおススメな車です。

車の保管が何台もできるという方は!

中々少ないかもしれませんが、もしかすると敷地が広くて「車を何台も置いておけます」という方がいるかもしれません。

こういった方は、一台の旧車をキレイに乗れるように維持するために、部品取り車を多く抱えておくのが良いでしょう。

部品取り車を抱えたとしても車種によっては、中々故障が直らないなんてことがあります。気長にできる人向けといえます。

さいごに、

「壊れない旧車があったら」!というより壊れない「車」があったら皆さん欲しいと思います。
年式の新しい車も故障はあり得ます。まして50年ほど経過したモデルであれば、故障がないというのは難しいですよね。

やはり「壊れにくい旧車」をチョイスし、故障しても直しやすく維持しやすいというのが重要になるでしょう。