車の価値って下がる?価値が落ちる理由や落ちないための工夫は?

車のメンテナンス知識
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みなさんは、ご自分の愛車が年々価値が下がっていくことをご存じでしょうか?

価値が下がっていくということは、車に愛着のあるオーナーにとって残念なことでもあります。

車の価値が下がるというのは、なぜ起きるのでしょうか?また価値が下がらないようにするための方法はあるのでしょうか?

ここでは、購入した車の価値がどうして下がっていくのか、そして車の価値を下げない方法などを解説していきます。

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車はそもそも年々価値が下がる乗り物

「車は、財産!」と考える人も多くいると思います。もちろん大事なお車を財産と考えている人の気持ちはよくわかります。

実際に車は、新車で登録された時点から、経過年数・走行距離の伸長などによって新車時の価格から価値が下がる償却乗り物であるのが現実です。

仮に新車を300万円で購入したお車の場合は、一年で最大30%ほど価値が落ちると言われ、大体10年経過で価値がゼロに近くなると言われています。

もちろん人気車種や人気カラーによっても差が出たりしますが、一般的な車の価値は、一定の期間で下がっていき、ゆくゆくはゼロになっていくという考え方が主流になっています。

エクステリアカラーでも価値の落ちる幅がある!

モデルによって人気カラーにも違いが出てきます。新車時の価格は、一部のオプションカラー以外は同じ値段です。

これがモデルによっては、人気カラーと不人気カラーに分かれてきます。これは、中古車市場において需要と供給の関係から起きています。

先程お話しした一定の年数で価値が落ちていくというのが車ですが、落ちる幅が人気カラーの場合は少なかったりするということになります。

逆に不人気カラーの場合は、思った以上に価値が下がるといった傾向になっていきます。

装備やグレードでも下がり幅が違う

人気カラーと同じく、人気のグレードや装備の施されている車とそうでない車、もしくは廉価グレード車の場合は、価値が思った以上に落ちている可能性があります。

特にサンルーフの有無であったり、純正エアロなどの装備の有無であったりするところが多いといえます。

それだけでなく同じモデルでもマイナーチェンジ前後にて、同じ年式でも価値が上下したりしてきます。

走行距離や状態によっても大きく変わる

こちらは、比較的想像しやすい事と思います。下記を例にして説明してみます。

5年前に新車で購入した車の走行距離が、Aは30,000㎞・Bは50,000㎞・Cは80,000㎞の場合、当然80,000㎞の車の方が価値が下がるといえます(同モデル、同年式、同カラー、同グレード、同程度の経年劣化)。

年に10,000㎞前後の走行が、一般的な走行とされています。それを大きく超過している場合は、価値が下がる率も高くなると考えてよいでしょう。

事故車の場合は、価値が下がる

不慮の事故などにあってしまい、修理をした箇所によっては、修復歴車扱いとなり価値が下がるのが現状です。

もちろん軽微な損害であって修復歴扱いにならない箇所であっても、きちんと修復されていない場合には価値が下がると考えた方が良いでしょう。

①フレーム
②クロスメンバー
③インサイドパネル
④ピラー
⑤ダッシュパネル
⑥ルーフ
⑦フロア
⑧トランクフロア

修復歴になる場合の例として、信号待ちで停まっているところに後ろから追突されグッチャリ凹んでしまい、トランクフロアを交換したという場合などが修復歴になります。

価値が下がりづらい車や上がる車も存在する!

車は、価値が下がっていくということはご理解いただけたと思います。ただ折角大事にしたい、してきた車が少しでも価値が高いとよいなと思うのは人の常ですよね。

実際に先程お話しした「価値が下がる」とは、逆行しているモデルも存在します。

スバルWRX STi・ランドクルーザー200・ジムニー(軽)・GT-R・ランドクルーザープラドあたりは、非常に価値の下がらない車として有名です。

また最近では、旧車スポーツブームなどによって、25年以上経過した車の価値は、希少性、需要などから新車時よりも高額な価値が付いている場合もあります。

車の価値を下げないためには、どうすればよい?

解説では、「車は価値が下がるもの」というお話をしました。もちろんこの傾向は、車が消費物の一部であることから致し方ない事でもあります。

もし価値が下がらない方法があるとすれば、愛車を売却するときに「良かった」と思えるような結果にしたいと思いませんか。

車の価値を下げないためのポイント!
1. 人気の下がらない車をチョイスする
2. 人気カラーをあえて選ぶ
3. グレードをなるべく上げる
4. 事故にあったり、事故を起こしたりしない
5. 走行距離が多くなりそうな場合は、早めに買い替えを検討

大きなポイントは、上記のようになります。ただ普段の整備管理や洗車状態によっても車の価値が変わります。

普段から愛車を大切にすることが大事と言えるでしょう。