給油ランプがついてから走れる距離ってどのくらいなの?点灯の仕組みも解説!

車のメンテナンス知識
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皆さんの中には、給油するのを忘れてしまい、給油ランプが点いて「燃料どのくらい持つかな」などと慌ててしまった方もいるのではないでしょうか?

では、車の給油ランプが点いたら、車はどのくらいの距離を走ることが可能なのでしょうか?ここでは、給油ランプが点いた後のアレコレについて解説います。

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給油ランプがついてから走れる距離ってどのくらいなの?「点灯の仕組み?」

まずは、給油ランプが点灯する仕組みを解説してみます。

燃料タンク内などにある燃料レベルセンサーによって管理されている

燃料タンク内には、上記画像のような燃料レベルセンサーが付いています。このレベルセンサーは、燃料の残量によって、浮き輪が上がり下がりします。この上がり下がりする浮き輪が、その先にある燃料センサーの上下に連動しています。

連動している燃料レベルゲージセンサーは、抵抗によって判別されています。その抵抗位置になった場合に、メーター内燃料計の位置として置換され表示される仕組みです。

この燃料レベルセンサーは、車種だけでなく同モデルであっても年式によって違う場合があります。それは、マイナーチェンジ前後などでメーター側の表示形式(アナログ・デジタル)が変更になったなどの場合に特に起きえます。

燃料レベルセンサーとメーター内燃料計がリンクして残量を表示

メーター内の燃料計を正確に表示するためには、燃料レベルセンサーと燃料内燃料計がしっかりとリンクして管理されています。

リンクしていることで、大きな誤差がなく満タン表示された燃料計が段々下がっていき、ある点まで下がると、燃料の給油ランプが点灯する仕組みとなっています。

給油ランプがついてから走れる距離ってどのくらいなの?「可能距離は?」

引用:スズキ公式HP

給油ランプが点灯したら、実際の所どのくらいの距離を走ることができるものなのでしょうか?

一般的にはメーカーによって誤差はあるが5L前後や満タンの1割前後で点灯

近年のモデルは、20年前の車に比べれば、燃費が良くなっていると思います。2000㏄のモデルを例にとると、20年前であれば7㎞/L前後であったのが、現在では10㎞/L前後走行するガソリンモデルも多くなっています。

また、モデルによって燃費性能はかなり違うのも現状です。一般的には、給油ランプが点灯するのは、5L前後と指定しているメーカーや満タン時の1割ほどになったら点灯する場合が多いのではないでしょうか?

給油ランプ点灯から50㎞は走行できるのが多いという説!

少し古い情報かもしれませんが、高速道路の給油所は、50㎞ごとに設置されているというお話があります。そのため、給油ランプが点灯したら、次のサービスエリアまで走行できる50㎞は大丈夫というお話があります。

ただし、最近では燃費が向上しています。向上していても給油ランプが点くタイミングの残燃料が少なくなっているという可能性は少ないと感じます。現代のモデルでは、50㎞以上走行できるモデルが多いのではないでしょうか。

給油ランプがついてから走れる距離ってどのくらいなの?「注意点は?」

ここでは、給油ランプが点いた時の注意点などについて解説します。

ディーゼル車の場合はガス欠になるとエンジンスタートが困難なので注意

ガソリン車とは違い、ディーゼル車の場合は少し注意が必要になります。ガソリン車の場合は、もしガス欠になっても燃料さえ入れてあげればエンジン始動が可能です。

しかしながら、ディーゼル車でガス欠になると、燃料を入れても始動できない状況になります。それは、燃焼方式や燃料噴射装置などに違いがあるからです。いわゆるエア抜き作業が必要になります。

ディーゼル車の場合は、ガス欠になるという事はエンジン再始動を妨げるかなり大きな要因になってしまいます。ディーゼル車で燃料を切らしてしまうのは避けた方が良いでしょう。

ガス欠になるくらいならランプが点灯したらすぐに給油が安心

ユーザーさんは、ご自身が乗っている車の満タン時の燃料量や燃費性能、そして給油ランプ点灯時のおおよその残念量を知ることができます。また知っている人も多いと考えます。

であれば、給油ランプが点灯する前に給油をすることで、安心なドライブにつながることになるでしょうし、もし点灯した場合は、ぎりぎりまで我慢することなくすぐに給油した方が、心のゆとりにつながるのではないでしょうか?

一番厄介なのは、普段乗っていないレンタカーなどではないでしょうか?こういった場合は、給油ランプがどのくらいで点灯するかや満タン燃料量などを一度取扱説明書で確認しておくと良いでしょう。

まとめ

給油ランプがついてから走れる距離ってどのくらいなの?点灯の仕組みも解説!をまとめると

給油ランプは、ドライバーが給油を忘れても気が付きやすいようにするために装備されたものです。給油ランプが点灯した場合は、なるべく早く給油することで、焦りや不安を解消できるのではないでしょうか。

また給油ランプが点く前に、給油をこまめにすることを筆者からおススメします。それは、運転に集中するためにも必要なことだと考えるからです。

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