軽自動車で10万キロ走行!車検費用はいくらくらいかかるの?

車検
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最近の軽自動車は、非常に高級感があるだけではなくタフな作りになっていると思います。「軽自動車で20万キロ持った!」なんてお話もよく聞くようになりました。

では軽自動車で10万キロ走行したときの車検費用はいくらくらいかかるものなのでしょうか?今回は、10万キロ走行を5年・7年・10年で走行したケースを例にして、どのくらいかかるのかを検証してみます。

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軽自動車で10万キロ走行!5年で走行したケースでは?

購入した軽自動車で、一年に20000㎞ほど走行する場合は、5年で10万キロになってしまいます。こういったケースでは、どのくらい車検費用が掛かるのでしょうか?

法定費用と主な整備にかかる費用

①法定費用は?(新車から一般的な5年目の軽自動車法定費用を記載)

  • 自賠責保険料19,730円
  • 検査手数料1,800円
  • 自動車重量税5,000円
  • 合計26,530円

②24か月定期点検費用20000円~25000円(ユーザー車検の場合はかからない)

③検査代行手数料10000円~20000円

④テスター使用料5000円~10000円

二回目の車検(5年)で行う最低限の車検整備としては、プラグ、エアクリーナー交換、パッド交換、リアブレーキシュー交換などがあると考えます。3つの整備費用・パーツ交換で20000円~30000円くらいはかかるでしょう。

ユーザー車検の方は、最低限の整備をした場合で50000円くらいの車検費用と考えれば良いでしょう。ディーラーの場合は、100000円~120000円くらいだと考えます。

予防整備にかかる費用

年間走行距離が多い車は、エンジンオイル交換などを適時行っているのであれば、比較的機関の調子は良いケースが多いと考えます(車の当たりはずれは、別にして)。

一方足回りのパーツなどは、10万キロ走行すれば、かなり疲れているといえます。またゴム類が多く使われている場所なので、できれば一回リフレッシュするのが良いでしょう。※タイロッドエンド、ロアアームボールジョイント、スタビライザーリンク、ショック本体など、30000円~150000円(1台)。

またオートマフルードなど、エンジンオイル以外の油脂類などのチェックもしっかり行い、車検時にしっかり交換しておくと安心でしょう。

軽自動車で10万キロ走行!7年で走行したケースでは?

年間15000㎞程走行する方は、7年(三回目の車検)で10万キロに達成します。こういったケースでは、どのくらい車検費用が掛かるのでしょうか?

法定費用と主な整備にかかる費用

①法定費用は?(新車から一般的な5年目の軽自動車法定費用を記載)

  • 自賠責保険料19,730円
  • 検査手数料1,800円
  • 自動車重量税5,000円
  • 合計26,530円

②24か月定期点検費用20000円~25000円(ユーザー車検の場合はかからない)

③検査代行手数料10000円~20000円

④テスター使用料5000円~10000円

ここまでは、5年10万キロのケースと同じと考えます。

7年で10万キロ走行しているケースでは、5年10万キロ時の最低限の整備以外に、足回りの部品で異常がみられるケースが増えてきます。タイロッドエンドやショックの抜けなど4輪に関するパーツ交換が必要なケースとなります。すべてのパーツを交換すると、150000円くらいかかります。

また例えば、タイロッドエンドを右側だけ交換しても、近いうちに左側も交換が必要になります。対になっているものは、同時交換をおすすめします。必要部分を交換したケースは、15000円~30000円ほど

最低でも130000円、最大で250000円くらいはかかるでしょう。

予防整備にかかる費用

7年で10万キロ走行した軽自動車の場合は、ダイレクトイグニッションコイルやハブベアリングの交換時期となる可能性があります。

もし足回りなどで大きなパーツ代が発生しなければ、上記のようなパーツを先に交換しておくと安心でしょう。

軽自動車で10万キロ走行!10年で走行したケースでは?

10年で10万キロといえば、一般的な走行距離のケースと考えます。ただ車は、10年経過しています。

法定費用と主な整備にかかる費用

法定費用は、上記の2件のケースと同様であると考えます。

10年間あると、車検時やそれ以外でも整備が行われているケースがあると思います。先述した5年10万キロや7年10万キロ時の必須パーツの交換が順次されていたケースと、全く整備されていないケースで、かなり10年目の整備内容が変わります。

全く整備されないまま、特に問題ないからと10年過ごしてしまったケースでは、かなりの整備が必要になっている場合があります。

車検に通るだけの整備を行っても100000円前後の整備費用が掛かることもあります。あれもこれもダメですとなると、数十万の出費の可能性もあり、こういったケースでは「乗り換えませんか?」といわれることも多いでしょう。

一方適時整備などを行っているケースでは、そこまでの費用が掛からないで終わるでしょう。車検費用は、7年10万キロと同じような車検費用となると考えます。

予防整備にかかる費用

10年10万キロという走行では、マフラーなどの腐食や穴などが発生するケースが多くなります(住環境にもよる)。もし過去に穴が開いて塞いだ場合は、マフラー交換などを予防整備として行うと良いでしょう。

センサー類なども交換が必要な時期になります。車検では、異常がなくても車検後不具合が出る可能性もあります。車検整備費用だけでなく、年間の整備費用を考えておくことも大切でしょう。

※5年10万キロ、7年10万キロ、10年10万キロで良く行われる整備と費用の一例

  • ファンベルトプーリー交換 10000円~15000円
  • タイミングベルト交換 50000円前後
  • ラジエター液交換 8000円~12000円前後
  • コンデンサーファン交換 20000円前後
  • タペットカバーパッキン交換 3000円~7000円
  • オイルパンシール交換 10000円前後
  • ドライブシャフトブーツ交換 一か所8000円前後

他にも多数ありますが、主なものを掲載してみました。

さいごに・・・

車は走行している距離数が多い方が、機関系の調子は良いケースが多いです。一方足回りなどのパーツは距離数が増えると、故障しやすくなります。

同じ10万キロでも、年間走行距離によって車検時の整備順番が変わると感じます。良い軽カーライフになるように、車検時だけでなく他の場面でも適時整備してあげると、車が長持ちするでしょう。

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