現在は、新車を注文してもなかなか納車されないという状況になっていますね。メーカー側が車製造する部材を中々仕入れられなかったり、製造体制がきちんと確保できなかったりすることで起こっていると感じます。
せっかく新車を注文しても、なかなか納車されないということで、ユーザーの方の中には、未使用車を購入しようとするケースもあると思います。
では、軽自動車の未使用車を購入しようとした場合には、デメリットはないものなのでしょうか?ここでは、未使用車でのデメリットについて考察してみます。
軽自動車の未使用車を購入するときにデメリットは?その①
ここでは、一般的に考えられる軽自動車の未使用車でのデメリットを検証してみます。
車検までの期間が新車よりも短くなる
乗用車の場合は、未使用車を登録済未使用車といいます。軽自動車の場合は、届出済未使用車と呼んでいます。届出済未使用車は、初度登録はしたけれども運行・使用されていない車のことを指します。
ただし、一度初度登録したということは、次回の継続車検がどんどん近づいているということになります。未使用車が半年以上経過していれば、継続車検まで半年短くなっているといえます。
新車購入とは大きく違う部分となります。
モデルによっては流通台数が多くないためグレードやカラーがチョイスできない
未使用車がどうして発生するのかというと、やはり一番大きい原因がメーカーが課したディーラーへの販売台数をディーラーがこなすために購入するという仕組みがあるといえます。
ディーラーが購入し、登録することで販売台数を確保している仕組みが一番の要因でしょう。
これ以外にも未使用車が発生する理由はあると思いますが、一番数量が多いのがこの方式ではないでしょうか。
ただ、こういったケースでは、全てのモデルで未使用車となるわけではないですし、全てのグレードやカラーが一定的に未使用車になるわけではありません。
ディーラー側も、未使用車として売りやすいモデルやグレード、カラーをチョイスする場合と、メーカー側から半強制的に購入しているケースがほとんどだと感じます。
こういったケースが多いことから、ユーザー側にとってみると、欲しいグレードやカラーがチョイスできない可能性が高まります。
新車時オプションが後付け装着できないこともある
新車購入する際は、オプション設定されているものを自由に取り付けることができると思います。一方未使用車の場合は、新車とは違う括りになりますので、オプションを付けたくても付けられないケースが出てきます。
一番付けられない可能性が高いのは、メーカーオプションです。メーカーで取り付けるオプションは、未使用車では選択できないことが多いでしょう。
軽自動車の未使用車を購入するときにデメリットは?その②
ここでは、未使用車のデメリットの中で、ユーザーとして少し悩ましいと思われるデメリットを調査してみました。
軽自動車で大人気のモデルは新車よりも高い傾向になっている
/ 【239.9万円:2023年式:走行距離0.0万km】スズキ ジムニー XC 届出済未使用車 4WD 衝突被害軽減 … pic.twitter.com/5HllDquPKU https://t.co/BbTMvz6Q7d— 中古車セール速報 (@usedcar_news) September 19, 2023
現在は、新車を注文しても中々納車されないという現象が起きていることを、先程お話ししました。それによって、ユーザー側が未使用車や良質な中古車にて、新車替わりで購入していくシーンが増えています。
これによって起きてしまう現象が、未使用車の価格が新車よりも高騰してしまうという事象です。人気があり、納車期間が長いモデル程その傾向が強くなっています。
ユーザーは、高額になっても購入する傾向もあるため、本来の価格と逆転する現象が起きているというのが実態だと感じます。
未使用車とはあくまでも中古車扱いなので細かい傷などがある
軽自動車の未使用車は、届出済未使用車ということなので、あくまでも中古車扱いになります。もちろん運行・使用には使用されていないのですが、外駐車されていたり、展示移動されたりするので、細かい傷などが発生しているケースがあります。
届出済未使用車でないのに未使用車として販売している店舗もある
先程お話ししましたが、届出済未使用車は、運行、使用されていないというのが一般社団法人 自動車公正取引協議会としての見解です。
例えば、一般的な新車納車までの走行距離(数十キロ)程度の車両であれば、未使用車と表示することは構わないと感じますが、販売店側が未使用車の意味をしっかり理解しないで、数百キロや1000㎞走行した車を未使用車と表示しているケースもあります。
さらに、一般社団法人 自動車公正取引協議会では、一度個人名義で登録された車や、試乗車、代車で使われた車は未使用車と表示してはいけないこととしています。
こういった決まりを理解していない販売業者が、未使用車と掲示して販売していることもありますので、購入する側は十分注意して購入しないとならないと考えます。
さいごに、、、
今回は、軽自動車の未使用車でのデメリットを考察してみました。もちろんデメリットだけではないと考えますが、ユーザー側はメリット・デメリット両面をしっかり把握して購入できればと思います。
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