昨今では、ガソリン代が高い状態が続いていますね。11月時点でのガソリン価格は、全国平均で160円前後です。毎日車を通勤などで使用している方からすると、ガソリン代がお財布を圧迫しているといえます。
では、長距離通勤している方には、どのような車がおススメなのでしょうか?ここでは、筆者が考える長距離通勤に向いている車を5車種提案していきます。
長距離通勤に向いている車の条件とは?
長距離運転に向いている車とは、いったいどのような車なのでしょうか?ここでは、条件などに付いて解説します。
非力なエンジンでは困るし大排気量も困る
最近の軽自動車は、非常に快適な空間で快適な装備であると考えます。ただ長距離通勤ということは、それなりの距離があったり、山道であったり、高速道路であったりと疲れる条件がそろっています。
例えば、高速道路で毎日1時間+一般道30分の長距離通勤であった場合には、やはり660㏄の軽自動車ではつらいと感じます。
一方長距離通勤にするのに3000㏄の乗用車の場合だと、燃料を以上に消費したりするので、いくら楽に移動できてもランニングコストがかかりすぎてしまうと思います。
なるべく走行安定性の良い車が良い
先程も少し触れましたが、軽自動車は快適ではあります。しかしながら一定の規格の範囲内で企画された軽自動車は、車幅(トレッド)も狭くホイールベースも短いため、走行安定性に欠けてしまうといえます。
一方高級車の場合は、走行安定性は非常に良いのですが、通勤に使うのに余りにもったいないと感じてしまいます。
長時間運転でも疲れつらいシート
長距離通勤をするということは、毎日同じような道を同じ様な長距離運転することになります。なるべく疲れづらいシートの方が、ドライバーにとっては大事であると考えます。
車両価格とランニングコストとのバランスも重要
例えば軽自動車は、200万円ほどの新車価格が増えてきています。長距離通勤の場合は、ターボモデルであることも必須となり得ます。また排気量の大きいモデルになると、400万円前後するのが一般的です。
長距離通勤する場合を考えてみます。
例えば、毎日片道50㎞を25日間通勤で使用するとします。1か月1250㎞、1年15000㎞、5年75000㎞になります。また日曜などの買い物などでも使用するので、5年で10万キロ程度の走行になるでしょう。
軽自動車で10万キロ走行した場合は、もしかすると6~7年で乗り換えになるのかもしれません。一方400万円する排気量の大きいモデルは、5年で10万キロでもまだまだ走行できそうですが、10年で20万キロともなると、かなりの修理費や維持費がかかると考えます。
※上記のような内容を整理していくと、軽自動車の小排気量ではなくて、さらに2000㏄~の排気量でもない、小型乗用モデルが通勤に向いていると考察します。
長距離通勤に向いている車とは?おすすめ5車種
ここでは、先述した長距離通勤に向いている車の条件をベースにして、筆者がおススメする車種を5つ紹介します。
トヨタ ヤリスクロス
引用:トヨタ公式HP
ヤリスクロスは、ガソリンモデルFFで1,896,000円から販売されています。燃費は、WLTCモードで20.2㎞/Lです。もちろんハイブリッドモデルの場合は、もう少し値段が高く2,284,000円となっていますが、燃費は30.8㎞/Lです。
ヤリスクロスの一番の特徴は、最低地上高が高くて小排気量モデルでも安定したトレッド幅に太めのタイヤ(205/65R16~)を装着していることです。
ダイハツ ロッキー
引用:ダイハツ公式HP
ロッキーの魅力は、1000㏄未満であると云う事です。これは、年間の自動車税などが小型乗用モデルの中でも一番安いということになります。また地上高を高く設定したSUVモデルとなるので、視界も比較的良好であると考えます。
またガソリンFFモデルで1,677,000円からという車両価格となっていて、ハイブリッドモデルもラインアップしています。
スズキ スイフト
引用:スズキ公式HP
スズキスイフトの一番の魅力は、車両価格にあると考えます。無駄な安全装備を除いたガソリンFFグレードの場合は、1,388,200円の車両価格(5F・CVT)です。もしかすると、軽自動車よりも安いといえるモデルなのかもしれません。
ホンダ フィット
引用:ホンダ公式HP
フィットの魅力は、同セグメントモデル間でダントツに車内空間が広い点です。センタータンクレイアウトなどによって、非常に広い空間が得られて快適な運転環境になると考えます。フィットは、ガソリンFFモデルで1,592,800円からとなっています。
マツダ MAZDA2
引用:マツダ公式HP
MAZDA2最大の魅力は、マツダが求めているシートの居心地の良さであると考えます。一般的にこのクラスのATはCVTが多いのですが、MAZDA2は6ATを採用することで細かいギアシフトが行われ、運転の楽しみも付加しながら燃費向上も図られています。
MAZDA2のガソリンFFモデルは、1,508,650円から販売されています。
長距離通勤に向いている車とは?「番外おススメ車種」
車両価格は少々高いのですが、ランニングコストでかなりお得になる可能性のあるモデルを、番外編で懲戒してみます。
マツダ MAZDA2(ディーゼル)
MAZDA2の中には、ディーゼルモデルがあります。確かに車両価格は、1,903,000円からとなっていますが、燃料代を考えると走行距離が多い方にとっては非常にありがたいと考えます。一般的にガソリン1L価格よりもディーゼル1L価格の方が15%ほど安い状況です。
日産 リーフ
リーフは、3,709,200円と非常に高い車両価格です。ただし電気自動車です。またリーフの航続距離は450㎞前後あり、仮に色々な電気装備を使用しても300㎞位は走行できるといえます。
毎日長距離通勤するとしたら、ガソリンを給油する時間も勿体ないという方もいると思います。リーフなら、家に帰ってコンセントに差し込むという習慣で済みます。