オルタネーターが故障するときの見分け方とは?前兆や故障症状などを解説!

車の修理
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車が突然動かなくなったり、調子悪くなったりしたら皆さんは焦ってしまうのではないでしょうか?しかもお出かけ中だと、なおのこと窮地に追い込まれた感じになります。

では、エンジン稼働に重要なオルタネーターが故障するときは、どのよう前兆などがあり、故障上場が現れるのかなどを解説していきます。

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オルタネーターが故障するときの見分け方【前兆】

オルタネーターが故障するときには、どのような前兆があるのでしょうか?ここでは、多く起きうる前兆症状などを解説します。

内装に関わる装備が不調症状を起こす【エアコンやオーディオ】

オルタネーターが故障しそうなときの前兆として現れる現状の一つに、エアコンやオーディオの不調症状が発生するケースがあります。

オルタネーターは、適切な電圧を発生させて車内の電装品に電気を供給できるようにしています。オルタネーターの発電効率が落ちたりすると、エアコンの風が弱くなったり強くなったりしたり、オーディオの音量などが不安定になったりします。

車の加減速での調子が悪くなる

エンジンが始動した後は、オルタネーターの発電力が重要になります。車が加速するときは、エンジン回転が上がります。ということは消費電力も増えるため、オルタネーターの調子が悪いと加速不良になります。

逆に減速しているときは、エンジン回転が下がっていきます。オルタネーターの調子が悪くなると、回転が落ちた際の発電にバラツキなどが。出て、調子が悪くなるケースになります。

ヘッドライトの照度が変わる

ヘッドライトは、車の電装品の中でもかなり消費電力の多いものになります。ハロゲンの場合は、左右で100W以上になります。

オルタネーターの調子が悪くなっていると、ヘッドライトの照度が、良くなったり悪くなったりしてきます。

オルタネーターの基本的な仕組みを理解しよう

オルタネーターは、車に必要な電力を安定的に供給するためのパーツです。現在のオルタネーターは、バッテリーの電流残量などをしっかり検知しながら、適切な電力をバッテリーに補充しながら稼働しています。

では、オルタネーターの故障とは、そもそもどういったことが考えられるのでしょうか?

  • オルタネーターは、一般的にファンベルトを介して回転しています。この回転を利用して発電しているのですが、ベルトを介しているプーリーにガタが出ていて発電効率が落ちてしまうケースがあります。
  • オルタネーターには、エンジン回転数が上下しても適切な電圧に制御するレギュレーターがあります。またオルタネーターで発電された電流は交流です。この交流を直流に変換するレクチファイアというパーツがあります。こういったパーツに不具合が出ることでオルタネーターが故障することがあります。
  • 一般的なオルタネーターの検査では、13.5V~14.7V前後の電圧で稼働していれば問題ないと考えます。これよりも大きく下回っているケースも15V以上発生しているケースも異常と捉えられます。

オルタネーターが故障するときの見分け方【故障症状】

オルタネーターが故障したときには、実際にどのような故障症状が現れるのでしょうか?故障してしまったり不完全修理などの際の現象を解説します。

バッテリー警告が点灯&エンジン停止

オルタネーターが完全に故障すると、バッテリー警告灯が点灯(バッテリー劣化も同様)し、エンジンが停止してしまう現象が起きます。

こうなってしまうと、エンジンの再始動は難しくなります。JAFや保険会社のレッカーサービスを頼んで、最寄りの向上などに移動してもらうほかないでしょう。

バッテリー交換してもまだエンジン始動できなくなったり停止したりする

案外多くあるのがバッテリー交換したけど、すぐにエンジン始動できなくなってしまったという現象です。またエンジンが、途中で止まってしまったというケースもあります。

筆者の経験では、走行距離10万キロを超えた車に多いと感じます。今までバッテリー劣化で同じような症状が出たから、今回もバッテリーだと考え交換したが、実はオルタネーターの故だったケースです。

走行距離が多い車の場合は、バッテリーだけを疑わず、発電するオルタネーターも疑い、チェックすることが大事であると考えます。

オルタネーター付近から異音が発生する

オルタネーターには、内部に色々なパーツが使用されています。時に異音として多いのは、ベルトを介して回るプーリーベアリングのガタによる異音です。また内部構造で回転しているパーツ同士が擦れあうことで、発生する異音なども多いと考えます。

異音は、ガラガラやキュキュなど多くの種類がありますが、聴診器などをあてて診断することで、オルタネーターが発生原因と分かるケースもあります。

さいごに、

オルタネーターが故障すると、最終的には車のエンジンが停止してしまい、エンジン再始動が難しくなる事象になります。車が動かなくなってしまうと、レッカーサービスなどで移動するほかなくなります。こうなる前に、オルタネーターの不調症状を早く検知して、未然にトラブルが防げたならよいのではないでしょうか!

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