年間1万キロ走行だとどのくらいの維持費がかかるの？

車の維持費って、どのくらいかかるんものなのでしょうか？それは、走行距離によっても掛かる金額が違うといえます。

では、年間1万キロ走行だとすると、実際にどのくらいの維持費がかかるものなのでしょうか。ここでは、固定費用と変動費用などの観点から、車の維持費を考察してみます。

年間1万キロ走行は、そもそも多いの？少ないの？

ようやく9000キロ
納車から約1年
年間走行距離1万キロ超えないのは人生初 pic.twitter.com/zfuEeZtqVx

— 幸薄 (@RAIZE_enjoy1009) September 16, 2021

年間に1万キロ走行するって、実際には多い距離なのでしょうか、それとも少ない走行距離なのでしょうか？

例えば、毎日50㎞を通勤で往復使用する方がいるとします。50㎞×20＝1,000㎞、一年で12,000㎞となります。これにレジャーや買い物などの走行距離を入れると、15,000㎞になることもあります。

逆に週2回ほどの買い物しか利用しないという方は、20㎞×8回＝160㎞、一年で2,000㎞ほどしか走行しないという結果になります。

また自家用を社有車で使用している場合は、月に2,000㎞以上走行する事もあると思います。一年で24,000㎞です。

では、今回基準としている1万キロ走行とは、どのような事を指しているのでしょうか。一般的には、車の走行距離は年間1万キロが目安とされています。

これは、中古車販売などの取引の目安としても利用されています。なので5年間で5万キロ、10年間で10万キロというのが基準でもあります。

年間1万キロ走行するというのは、いたって普通のことであるともいえますね。

車を所有するという事は、維持費がかかるという事です。維持費は、大きく分けて2種類あります。

ここでは、2000ccと軽自動車で1万キロ走行することを参考モデルにして、維持費について話していきます。

車には、必ず固定費がかかります。ここでは、年間に掛かる固定費を解説します。

2000cc　1500㎏未満の車での固定費（概算）

軽自動車での固定費（概算）

こういった車を維持するための固定費が必ずかかります。最低限用意しておかなければならない費用でもあります。

これ以外に車をローンで購入した場合には、ローン費用なども固定費用に含まれます。もし現金で購入した場合は、購入額を乗った年数で割ることで固定費と考えることが多いでしょう。

年間1万キロ走行した場合には、どのような流動経費がかかるものなのでしょうか？下記に想定される流動経費を試算してみます。

ガソリン代を150円/Lとし、燃費を15㎞/Lとしたときは、10,000÷15×100≒67,000円となります。勿論ガソリン単価や燃費性能によって左右する部分です。

エンジンオイルは、一般的に2回以上交換する事になるでしょう。3,000円～5,000円/回は掛かるので、年間10,000円ほどとなります。これにオイルエレメントも交換対象になるでしょう。

上記の経費は、一年間に掛かるおおよその流動経費です。

車は、年数が経過してくると故障や整備が必要になってくる乗り物です。例えば5年間乗り5万キロ走行したとします。

必要な整備としては

こういった流動経費が掛かって来ることが想定されます。年間一万キロ走行する車の場合では上記のような整備が必然的に必要となるケースが多いといえます。

固定費では、年間最低でも220,000円～350,000円位掛かるといえます。これに車のローンがある場合は、ローン代金も掛かります

ということは、月にすると少なくとも20,000～30,000円ほどかかり、ローンがある場合は、毎月50,000円以上の固定費がかかる場合も多くなります。

流動経費としては、年間に10万円前後用意しておく必要があるといえます。また年数が経過してくると、さらに故障や整備などで流動経費が掛かる可能性が高くなります。

さいごに、車を所有して維持していくのは非常にお金がかかる事でもあります。車所有する場合は、計画的に行うことが望ましいといえます。