プリウスと聞けば、皆さんハイブリッドモデルの先駆者であり、人気のあるモデルいう事が想像できると思います。ではプリウスαと聞いて、皆さんはどのように思いますでしょうか?
プリウスαは、通称「デカプリウス」とも言われ、プリウスよりも大きいボディに7人乗りも可能なモデルです。ただ中古車になると安いという現実もあるようです。
ここでは、プリウスαの中古は、何故安いのかという調査とお買い得という点を解説します。
ハイブリッド戦国時代の中で、プリウスαの人気が低下しているから安い
8年間お世話になったプリウスαとお別れし本日からカローラクロスになりました。 pic.twitter.com/E2hCOqHvAJ
— kmasahiro (@mosihara) December 4, 2021
プリウスαは、2011年から販売開始になっています。そして2020年9月モデルを最後に終売となりました。ベースのプリウスは、1997年から販売され継続販売されています。
トヨタ ハイブリッドモデルは、プリウスをスタート地点にして現在多くのモデルがラインアップしています。そして近年では、SUVタイプのモデルが人気を博している状況です。
その中、ハッチバックスタイル(ステーションワゴン的)なプリウスαは、中古車市場で人気が低くなっているといえます。
プリウスよりも大きく作っているプリウスαだが居住空間は狭い点
「一番小柄だから」という理由で顧問のプリウスαの3列目に乗せられました。
1時間くらいかかるらしい。死ぬ。
プレマシーの3列目より狭い。 pic.twitter.com/JNJQVv6rrJ— なか (@nakagawa_7353) January 15, 2021
プリウスαは、プリウスよりも大きく作られています。プリウスαは、全長×全幅×全高(㎜)=4630×1775×1575㎜で、プリウスは全長×全幅×全高(㎜)=4575×1760×1470㎜です。
サイズをみてもらえれば想像つくかもしれませんが、大きく作られているといっても、全長で55㎜、全幅で15㎜、全高で105㎜の拡大です。
この中に3列シートを押し込んでいる状況なので、お世辞にも広いと言えないのが現状ですね。
3列シートだけでなく、2列目シートも狭いという評価をする人もいるようです。
これは、プリウスαだけでない部分でもありますが、もし3列全ての乗車になると、乗車人数分の荷物は積載できない結果にもなります。
プリウスαのメインユーザーである高年齢層は、そもそも新車に乗り換える
プリウスαを乗っている多くの方が、50代以上であるという結果も出ています。こういった方が中心ユーザー層のため、乗り換えは新車になるというケースが多いと想像します。
年齢層が高い理由には、プリウスαが商用利用が少ないという現実もありそうです。プリウスは、燃費の良さや低グレードの安い車両価格設定などで、商用利用も多い状況です。営業マンなどには、勿論若い人もいますね。
一方プリウスαは、5人乗りの安いグレードの場合に、価格はプリウスに近いグレードもあるのですが、燃費差が10㎞/Lほどある結果になっています。新車では、商用利用されないのも高年齢層にシフトした理由でしょう。
こういった高年齢層の多くは、安心して乗れる新車への乗り換えが多いのも、プリウスαの中古車が人気なく安くなる理由の一つと想像します。
上記のような方には、プリウスよりも少し大きめなプリウスαがおススメではないでしょうか!
プリウスαは、FFモデルしかないという欠点
プリウスαは4WDないのかあ。ちょうどいいステーションワゴンないかなあ。レボーグ乗りたいなあ。
— 投機するシマエナガ (@fx_kinmugi) October 22, 2018
プリウスには、E-FOURという4WDモデルがラインナップしています。一方プリウスαには、FFモデルしか存在しません。
住んでいる地域では、4WDが好まれる地域も多いといえます。それは、日本は縦に長く山間部や海沿いに住んでいる方も多いからです。
折角中古で安く販売されていても、4WDではないからという理由で敬遠されていることがあるでしょう。
プリウスαの中古は、どんな人に向いているの?
中古車市場では、プリウスαの車両価格はお安くなっている状況です。筆者が調べた情報を下記に表にしてみました。
新車グレード | 新車価格 | 中古車価格 | 中古走行距離 |
SチューンブラックⅡ | 2,697,055円 | 1,359,000円 | 3.6万キロ |
S | 2,622,437円 | 1,460,000円 | 3.4万キロ |
G | 3,054,240円 | 1,500,000円 | 4.3万キロ |
中古車は、新車とは違い車の状態やエクステリアカラーなどによって、車両価格はバラバラです。今回は、丁度5年経過した2017年モデルで、5万キロ以下の中古プリウスαに絞って、検索しています。
5年で新車価格の半分くらいの車両価格です。これを見てみるとプリウスαの中古車はお買い得であるといえます。例えば、C-HRのSグレードだと、同じ条件検索すると、大体150万円前後の車両価格が安値で出てきます。新車価格は、Sで260万円くらいです。
プリウスαは、中古ハイブリッドモデルの中では安い値であるといえます。せっかく安くなていすのであれば、どのような方がこのプリウスαに向いているのでしょうか。
- 若年層の家族で、幼い子供が2人以上いる場合
- 今年から個人事業主として、車で営業する方
- 社有車を買い替えたいが、新車が難しい会社
- 年金メインで暮らしているが、孫のために車が必要な方
上記のような方には、プリウスよりも少し大きめなプリウスαがおススメではないでしょうか!