車検証の住所変更していないとどうなる？

皆さんの中には、転勤やご結婚、その他の理由で引越しをしたりする方も多いと思います。

車を所有している方は、車関係の引越し手続きをすると思います。

例えば車検証です。ではこの車検証の住所変更をしていない場合は、どういった弊害があるのでしょうか。ここでは、車検証の住所変更をしていない時の問題点などを解説します。

車検証の住所を変更していない場合は？【問題点】

最初に車検証の住所を変更していない場合には、どのような問題点や弊害があるのでしょうかという話をします。

道路交通法では、道路運送車両法第十二条「住所又は使用の本拠の位置に変更があつたときは、その事由があつた日から十五日以内に、国土交通大臣の行う変更登録の申請をしなければならない。」とされています。

また罰則もあり、50万円以下の罰金を科される可能性も出てきます。しっかりと車検証の住所変更をする必要がありそうですね。

車検証の住所変更を行わないで、そのまま放置しておくと、自動車税の納付用紙が新住居に届かない可能性があります。

郵便局などにしっかり転送依頼などをすれば届くケースがあるのですが、全く措置を講じていないと届かずに滞納していたと言う結果になり得ます。

一般的な自動車保険には、被保険者の住所が記載されています。実際に事故が発生し、住所が違うと、保険が利かないと言うのではなく、保険が利くまでに時間を要する可能性があります。

自賠責保険は、基本的に住所などに関係なくその車に掛けられている保険です。

ただし、住所が何回も変わっている場合などでは自賠責の方で間違いない契約かを確認する作業に時間を要し、払い出しが遅れる可能性があると考えます。

車検証の住所変更を行うのには、どういった書類が必要なのでしょうか？

基本的に管轄の陸運支局で変更することになります。

軽自動車検査協会にて登録変更を行います。またナンバーの変更がある場合は、車を実際に持ち込む必要が出てきます。

筆者の経験上では、自分で住所変更などの登録手続を行う場合は、しっかりと必要な書類を取り付けておき、陸運支局や軽検査協会に設置されている相談窓口に行くとスムーズな処理方法が可能になると思います。「知らないことは聞く」が近道です。

車検証の住所を変更する際に必要な費用は、どの位かかるのでしょうか？

登録手数料として、350円が必要となります。

車庫証明費用は、賃貸か持ち家かで少し変わります。賃貸の場合は、車庫証明に必要な書類を取り付けるのに管理会社に依頼をし、3000円から5000円ほどかかる事が多いようです。持ち家の場合は、必要ありません。

管轄の警察で車庫証明を交付してもらうのですが、全国で若干料金が違い3500円あれば、お釣りがくるのが一般的です。

住民票は、住まいの市町村役場で取り付けます。大体300円から500円の範囲ではないでしょうか。

ナンバープレート自体が変更になる場合や、結婚・離婚などが理由でナンバープレートを希望ナンバーに変えたい場合では、ナンバープレート代がかかります。

2000円前後（管轄変更）、希望ナンバー5000円前後となっています。

住所変更が忙しくてできないという方や、解らないので誰かにやってもらいたいと言う方は、こういった変更手続きを代行してくれる業者があります。または、行政書士などがあります。

一から全て行ってもらう場合は、10000円〜15000円くらいかかるケースが多いようです。またナンバープレート変更の場合は、別途ナンバープレート代がかかるケースがあります。

必要書類を自分で揃えて手続きだけをお願いする場合は、5000円〜10000円位のようです。期日までに住所変更が求められますので、忙しい方は、専門の代行業者に依頼するのも良いと考えます。

車検証の住所変更は、法律で定められています。

怠ったままでいると罰金が科せられる可能性もあります。

また自動車税を滞納してしまい、延滞金がついてしまったり車検に通せなかったりする可能性も出てきます。

引越しをしたら、車検証の住所変更も必須といえます。