タンクとルーミーどっちが人気なの人気や違いを解説します

トヨタ
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トヨタは、販社(ディーラー)が多くあることから、同じ車でも名称や仕様を変更して販売する車が多い会社です。

昔でいうとマークⅡ≒チェイサー≒クレスタなどです。こういったモデル達を兄弟車や姉妹車といいますね。

ではタンクとルーミーと言う姉妹小型トールワゴンがあります。この2モデルは、どちらが人気あるのでしょうか。ここでは、タンクとルーミーの人気について調査してみます。

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タンクとルーミー販売台数から人気を追う!

タンクとルーミーは、どの位の販売台数があるのでしょうか?販売台数から人気を調査してみます。

調査していて知ったことなのですが、タンクは、2020年にルーミーに統合されたのを今回の調査で知りました。

タンクの販売台数

• 2017 70,854台 14位
• 2018 73,799台 13位
• 2019 74,518台 11位
• 2020 35,591台 19位
• 2021 車種統合のため販売無し

ルーミーの販売台数

• 2017 78,675台 11位
• 2018 86,265台 10位
• 2019 91,650台 7位
• 2020 87,242台 6位
• 2021 134,801台 2位(1位ヤリス)

タンクとルーミーの販売台数は、一般的なモデルの中では両方とも売れている方だと考えます。

例えばスズキソリオの販売台数が、平均40,000台前後からすると、倍の販売数量が両モデルにはあります。

またダイハツトールのOEMであるタンク・ルーミーは、各々4倍以上の販売台数があります。トールは、年間20,000台前後です。

上記の年度別販売台数では、タンクよりもルーミーの方が、年を重ねるごとに販売数量が伸びているのがうかがえます。販売数量から推察すると、ルーミーに人気があるといえます。

タンクとルーミー統合された点から人気を追う!

タンクが、ルーミーに統合されたということは、トヨタとしてどういう方針だったのでしょうか?方針などから両車の人気を追います。

2020.9.15に車種統合された

トヨタでは、これからの厳しい自動車戦争に打ち勝つために車種統合して、スリム化しながら販売台数を伸ばしていく事を推し進めています。

ルーミーとタンクは、販売数量実績の高いルーミーに統合されました。

統合した後の販売数量は、統合前に比べて2割程落ちていますが、ヤリスの大躍進などもあったためと想像します。

統合するということは、メーカー的にはどちらの名称を残すという事になります。メーカーとしては、タンクよりもルーミーを残したいという結論であったと考えます。

販売台数と車種統合の結果から人気なのはルーミー

タンクとルーミーは、「どちらに人気があるのでしょうか?」という素朴な疑問は、じつはタンクが終売になったことで明白になったともいえます。

また販売数量が多いという事は、一定のユーザー満足度が高いといえます。こういった観点から人気が高いのは、ルーミーであるといえます。

タンクとルーミーの違い

タンクとルーミーは、どのような違いがあるのでしょうか?姉妹車であっても人気に違いがあるという事は、仕様などに違いがあると考えます。ここでは、タンクとルーミーの違いを解説します。

エクステリアの相違点

タンクのフロントマスクは、トヨタキーンルックを強調したトヨタ感を推しだしたデザインとなっています。このデザインは、他のモデルでも採用されています。

トヨタのグローバルデザインとして多くのモデルで採用されています。見た瞬間にトヨタと解る仕様なのですが、ユーザーによって好みがわかれるところです。

ルーミーは、キーンルックではなく大径グリルを全面に押し出したデザインとなっています。ただこのデザインは、2020年9月未満までです。車種統合されてからは、タンクのようなキーンルックデザインになっています。

トヨタでは、ルーミーと言う名称を残しながら、エクステリアはタンクに近いデザインとしたという事です。この選択が販売数量にどのように影響するのか今後が楽しみです。

タンクとルーミーでの大きな違いは、ほぼエクステリアの違いといって良いと考えます。グレード展開も同じようにノンターボ・ターボモデルやカスタムモデルがラインアップしていますし、車両価格も同一でした。

まとめ

ここでは、タンクとルーミーのどちらが人気なのかという話をしてみました。調査の結果、ルーミーが人気であるという結論になりました。

ただ車種統合した後のルーミーは、フェイスがタンク仕様(キーンルック)化されているので、ルーミーの人気が上がってくるのか、下がるのかに注目してみたいと考えます。