皆さんは、新車派ですか?中古車派ですか?新車の場合は、10年くらいはお乗りになられる方も多いと思います。では中古車を購入したときには、どの位の年数乗るのがお得なのでしょうか?
当記事では、中古車を購入した場合に何年乗るのがお得なのかを、年式や程度、走行距離などの観点から解説していきます。
中古車と言っても何年乗れるかは年式・程度・走行距離・車両クラスでも違う
一口に中古車と言っても、新車とは違い色々な要素があるのではないでしょうか。
ここでは、数ある中古車には、同型式のモデルであっても大きく違う点や車両クラスによっても変わることなどを解説します。
同じ型式のモデルであっても年式・程度・走行距離が違うのが中古車
例えば、アルファードと言うトヨタのモデルがあります。
同モデルは、高級ミニバンに属します。このモデルは、おおよそ6~7年でモデルチェンジが行われています。
ということは、同じ型式のモデルでも7年くらいの年式差が生じることになります。
中古車なので走行距離が同じでも程度に差が出る。
同じモデル同士、違うモデル同士の中で、走行距離が近いモデルがあるとします。
ではその車達は、同じような程度(状態)でしょうか。答えは、ノーです。
すでに誰かが所有したことのある車が、中古車です。前オーナーの管理状況で程度は変化します。
軽自動車と高級国産車では作りが違うため中古車での耐用年数も違う
近年の軽自動車は、非常に良い作りであると考えます。勿論一番売れているのが軽自動車です。
では、中古車として軽自動車を捉えた際には、高級国産車と比べて遜色ない耐久性を有していると言えるのでしょうか。
じつは、非常に作りの良くなった軽自動車ですが、まだ耐久性を考えると国産高級車ほどの年数は無いといえます。
それは、構成されるパーツだけでなくフレーム素材なども違うからです。
※20年以上前の軽自動車が、耐久8年位と言われていたことからするとかなり耐久性があがってはいます。
中古車を何年乗るのが得なの?色々な条件で変わる中古車の賢い選び方
中古車を選ぶ際に、皆さんはどこに注目しているでしょうか。ここでは、筆者の経験も踏まえて賢い中古車選びを解説していきます。
低年式・低走行車の中古車購入
低年式とは、すなわち古い車といって良いでしょう。筆者には、自動車税の上がる13年超の車こと低年式と定義しています。
13年超という事は、自動車税が上がるタイミングになります。約10%前後の自動車税値上げになります。そのため中古車市場では敬遠されやすい場合もあります。
ただ低年式であっても低走行のモデルの場合は、比較的多年数乗ることが可能な車が多いと考えます。エンジンの調子が良ければ、パワートレインなどの故障確率も少ないため、故障や整備費用が近々にかかることが少ないからです。
もちろん定期的な整備や消耗品の交換は必須です。ただこれは、他の中古車でも同じといえます。
筆者は、比較的低年式・低走行の車を購入しています。大体乗り出し50万円前後です。こういった車を6~7年くらい乗って乗り換えています。いままでエンジンやミッションなどのトラブルはありませんでした。
高年式・多走行車の中古車購入
例えば5年迎えたの中古車が、走行10万キロメートル走行しているとします。こういった場合は、どのようなメリットがあるのでしょうか。
- 10万キロを越えた車両は、同年式の5万キロの車よりもお買い得な車両価格になります。
- 10万キロを走行しているため、前オーナーが整備を施している可能性が高いです。
- 年間走行距離の少ない人は、比較的安心して乗れるとも考えられます。
車の故障や整備というのは、一般的に5万キロ前後~7万キロ前後の間で多く発生してきます。例えばブレーキパッドの交換や油脂類の交換、足回りのブッシュ類の交換などです。
5年落ちの中古車で走行距離が5万キロ前後の車の場合は、前オーナーが整備を施す前に手放している可能性もあります。ということは、後に購入した人が整備を近々に行う可能性が高くなります。
中古車を何年乗るのがお得なのでしょうか?
中古車を購入したら何年乗るのが良いのでしょうか?じつは中古車だけに難しいといえます。ここでは、一定条件をつけて何年乗るのがお得なのかを検証します。
低年式・低走行車の中古車は7年から8年位がベター(年1万キロ前後の走行)
低年式であっても、2~3万キロ未満の中古車であれば、年間1万キロ程度の走行であれば7年から8年乗るのが良いでしょう。
低年式による各パーツの劣化進行、パーツ交換なども考慮し、10万キロ前後を目安に乗り換えるという選択がベターといえます。それ以上の走行距離・年数に突入すると重大な故障リスクが上がり、20年以上経過することもありパーツ供給も不安になるからです。
これは、筆者経験上の余談ですが・・・
例えば、50万円前後の低年式・低走行中古車を7年乗ったとします。35年で5台分250万円の出費です。
一方同じ車でも年式の新しい車が80万円で販売されていたとします。仮に10年乗れたとして、3台分240万円の出費です。
筆者は、2回違う車を購入できる方を楽しめるとして選んできました。また年式が新しいという事で車両価格が高いという観点から、10年乗っている間に故障があり得ることも考慮しています。
高年式・多走行車の場合では初度登録13年を目途に乗るのが良いでしょう。
先程もあったように、5年落ちの10万キロ走行の中古車があったとします。そして購入者は、年間走行距離が5000㎞前後と少ない場合は、8年乗っても14万キロ程度の走行距離になります。
高年式なことから、定期でしっかり整備することで、大きなトラブルは少ないといえます。ただ走行距離が多くなるという事は、トラブルが全くないとは言えません。年間走行距離によっては、数年で手放した方が良いケースもあり得ます。
さいごに
中古車を何年乗るのがお得なのかという事は、じつは購入した中古車の年式、走行距離、状態などによって大きく変動するといえます。まずは、良質な中古車をゲットできるかと言う事が大事と考えます。