目の前の中古車屋さんに欲しい車があって、「この車が欲しいな」と感じ、その勢いで中古車屋さんに訪問して、あれよあれよで即決購入してしまったという方もいるのではないでしょうか。
その結果、良い買い物になったという方もいると思います。しかしながら即決購入して後悔してしまうこともあるのではないでしょうか。
ここでは、中古車を即決購入して後悔してしまうメカニズムや後悔しない方法を解説します。
中古車を即決購入して後悔する理由
中古車を即決購入してしまい、後悔するのってどのような理由があるのでしょうか。
この中古車が安いと思って即決購入したが直ぐに故障キズだらけ
実際に中古車を見に行っても、この車が欲しいと思ってしまうと、車のキズや状態はよく見なくなってしまいます。それが、ネット購入の場合だとなおさらです。
購入して車が来たら、「キズだらけ」・「すでに故障している」といったケースも少なくありません。こういったことから後悔してしまうといえます。
あまり情報を集めず中古車を即決購入したが後から良い中古車が出てきた
最初は、この中古車が良いと思って即決したが、あとから少し調べてみると、まだまだ良質で安価な車が沢山出てきたというケースです。
あまり情報を集めずに、気持ちの高ぶりで即決購入してしまった結果、冷静になった時に後悔するパターンといえます。
中古車を即決購入したが、ライフスタイルとかけ離れていた
例えば4人家族なのに、小さい車にしてしまった。冬雪が多い地区に住んでいるのに、オープンカーを買ってしまったなど、ライフスタイルと中古車がかけ離れていることに、即決購入してから気づき後悔という事も多いようです。
中古車を即決購入してしまうカラクリ
中古車を即決購入してしまうのは、自分の気持ちだけではない事が多いと考えます。そこには、販売会社側の上手な誘導と購入者側の「欲しい」が重なった時が怖い瞬間が存在するからです。
中古車販売店さんから今なら○○円お値引きしますよ!
「この車ほしいな」と店舗に見に行って覗いていると、「この車、どうですか?もし決めていただければ、この価格から少し頑張りますよ!」と言われ、チェックするべきことをしないで購入してしまうことがあります。
もちろん値引きはうれしい事なのですが、値引きの裏には「現状販売」であったり、店側が「早く在庫処分」したいという意図があることに注意しましょう。
中々この車は出てきませんよ!
比較的流通台数の少ない車や、グレード、エクステリアカラーの場合に起こる事象です。購入者側もある程度希少と言うのを分かっていて、欲しいと思うケースですね。
中々希望の車は出てこないと言われても、待てば出てくる可能性もあります。もし目の前にある中古車が状態の良い車であれば、お店の人としっかり打ち合わせすることで後悔しなくてすみます。状態が良いかななどをしっかり確認する必要があると考えます。
例えば黒が人気のモデルで中々出てこなく、その店でたまたまあった黒を即決購入したら、キズだらけを表面磨きだけで綺麗にしていたという場合は、後々キズだらけに気づき後悔します。
中古車を即決購入して後悔しないために心得ておくべきこと!
「この車が欲しい!」と思っても、衝動的に即決購入までしないために心得てほしい事について解説します。
分かる範囲でとにかく欲しい車の情報をしっかりと集める
もし道端にある中古車屋さんの「この車」がいいな!と思っても、いきなりその店に入るのはやめましょう。一旦勢いで欲しくなった気持ちを落ち着かせ、「情報を集めてから訪問」と思うようにしたら良いでしょう。
ネットや他の情報などで、その車の車両価格やグレードなどによる装備差などをしっかり勉強してからお店訪問すると良いでしょう。
調査の段階で、「あそこの中古車は見に行かなくても良いな」と思うかもしれません。まずは調査して情報を拾うことも大切です。
せっかくネットなどで調べるのですから、訪問しようと思ったお店の「評価」なども調査するとよいでしょう。
中古車屋さんに何を言われても条件はどの位有効か確認
中古屋さんは、色々な方法で車購入方法を提案してきます。先述のように「安くしますよ!」であったり、「すでにお客さんが付いている」であったりです。
こういった場合は、「なんでそう言われているのか」を考えてみると良いでしょう。
- 「安くしますよ!」と言われたら、「その条件は、何日くらい有効ですか?」と答えてください。今直ぐというお店はないと思います。2~3日と言われると思います。
- 「お客さんが付いている」と言われたら、「では、そのお客さんが購入をしなかったら検討しますね」と答えると良いでしょう。
そのうえで、先方が「今日までに決めて」や、「お客さんに確認してみると言って、いきなり買わないという結果」になった場合は、その店自体で購入しない方が良いと考えます。
飛びつきたくなる条件が整ってしまったときは、整ったのではなく店側が整えてくれたと思い、一度立ち止まって考える時間を設けられるようにしておきましょう。これで、中古車を即決購入してしまい後悔する可能性は大きく減るでしょう。