ユーカーパックとカーセンサーは、2018年10月から中古車情報メディア「カーセンサー」の車両掲載システムC-MATCH(シーマッチ)との連携を開始しています。
このシステムによって、双方の利益やユーザーの使い勝手はどのようになっているのでしょうか?ここでは、情報連携がもたらすメリットなどを解説します。
ユーカーパックとカーセンサーが連携したって?
じつは、あまり一般ユーザーには知られていない情報かもしれません。この連携は、最近のことではありません。
2018年10月30日に発表されています。ただユーカーパックでは、最大8350社(2020年現在)の買取業者を抱えているだけでなく、2021年から個人間売買オークションにも参入しています。
カーセンサーと連携することで、買取店や買取業者にとって便利になっているようです。
ユーカーパックとカーセンサーは買取店向けに連携している
ユーカーパックでは、UcarBID(ユーカービッド)というシステムを使用し買取店などの業者へ効率的な仕入れ情報を提供しています。
一方最王手であるカーセンサーでは、C-MATCHという中古車在庫管理システムを採用し、車両の情報などを業者が管理できます。
ユーカーパック UcarBID とカーセンサー C-MATCH の車両情報が連携になった
C-MATCHからUcarBID(ユーカービッド)にID連携して閲覧などができるようになったのが、2018年10月以降という事になります。
買取や中古車業者は、より多くの情報から車買い付けなどができるようになったという事です。しかも最王手のカーセンサーを利用している業者が、UcarBID(ユーカービッド)も利用できるという仕組みです。
売却側にはどのようなメリットが?
では、売却する側には何かしらのメリットがあるのでしょうか?
カーセンサーC-MATCHからユーカーパック UcarBIDの車両情報が見られると?
もともと利用事業社数の多いカーセンサーユーザーが、UcarBIDの車両情報も閲覧し、簡単に購入可能になったというわけです。
売却したいと思っているユーザーにも、大きなアドバンテージがあるといえます。それは、売却したい車をより多くの人に見てもらえる可能性が高くなったという点です。
ユーカーパックとカーセンサーが連携でき売り買い側両者ウインウインに
じつは、販売事業者の中には長期在庫や売却益が欲しいなどで、仕入れた車を売却したいケースは生じてきます。一般的にオークションなどに流すという方法もありますが、UcarBIDなどで販売することも可能になります。
一般ユーザーは、愛車を高く売りたいと思っています。仕入れ業者は、良い車をできるだけ安く買いたいと思うものでしょう。中間コストを削ったユーカーパックのシステムをカーセンサーC-MATCH側からも閲覧・操作できるという事は両社にメリットがあると言えるでしょう。
ユーカーパックとカーセンサーの基本情報紹介
ユーカーパックとカーセンサーとは、一体どのような会社のでしょうか。一度両社の基本情報を掲載します。
ユーカーパック基本情報
会社名 | UcarPAC株式会社 (ユーカーパック) |
英文社名 | UcarPAC Co. LTD. |
本社 | 〒134-0083 東京都江戸川区中葛西3丁目33番11号 マルカビル6F |
TEL | 03-5679-5840 |
FAX | 03-5679-5860 |
Website | https://www.ucarpac.co.jp |
info@ucarpac.co.jp | |
設立 | 2012年3月6日 |
ユーカーパックの思想は、車の売買に係わる中間経費や時間が多くかかり、中古車流通がスムーズでないという問題を解決したいという観点からスタートしています。
より効率的に次のユーザーへ中古車を橋渡しするという思いからこの事業が立ち上がっているという事でしょう。
カーセンサー基本情報
会社名 | 株式会社リクルート |
英文社名 | Recruit Co., Ltd. |
本社 | 〒100-6640東京都千代田区丸の内1-9-2グラントウキョウサウスタワー |
TEL | 03-6835-3000 |
Website | https://www.recruit.co.jp |
資本金 | 3億5千万円 |
設立 | 2012年 10月1日 |
カーセンサーは、リクルートが運営する総合カー情報サイトです。勿論中古車の売買だけでなく、一括査定申込やその他のソリューションを提供しています。
最大手の事業社という事ですね。この最王手の事業者と新しめの企業であるユーカーパックが提携したという事になります。
まとめ
ユーカーパックでは、現在C to Cという新たな売買方法に挑戦しています。それは、個人売買を成立させるサービスです。
個人売買は、これからの時代非常に人気が高まりますが、安心感ではかなり不安な取引でもあります。こういった不安感を払拭するシステムに構築されたら、ユーカーパックの躍進に繋がるかもしれませんね。