車検が1年毎って?どんな車が毎年車検なの?用途車種から解説してみる!

車検
スポンサーリンク

車の車検期間には、用途車種によって初回3年・2年・1年、継続2年・1年と違いがあります。普段乗用車しか乗っていない方などは、あまり認知されていない事なのかもしれません。

では車検が1年毎となるのは、どのような車なのでしょうか?ここでは、用途車種などからどんな車が毎年車検なのかというのを解説していきます。

スポンサーリンク

車検が1年毎って?どんな車が毎年車検なの!?「用途車種から解説」

車には、用途車種によって車検期間に違いがあります。ここでは、用途車種での車検期間の違いなどについて解説します。

初回が3年で継続が2年の車とは?「乗用車」と「軽乗用車」

普通乗用自動車・小型乗用自動車、そして軽乗用車は、初回が3年でそれ以降は、2年の車検サイクルになります。乗用車というのがポイントで、一般的には酷使の少ない車であるという事から、こういう車検期間になっています。

初回が2年で継続が1年の車とは?

総重量が8トン未満のトラックや乗用レンタカーなどが、上記に当たります。新車で登録された際は、2年の車検期間になりますが、それ以降は1年毎の車検になります。

8トン未満ということは、積載が4トン未満というケースが多いと考えます。こういったトラックは、長距離輸送に使用されづらいという事から初回は2年で良いケースといえます。

車検が1年毎って?どんな車が継続年車検なの!?車種紹介

車検が1年毎の車とは、どのような用途車種なのでしょうか?1年車検ということは、それだけ酷使される可能性があるという事です。

タクシー・バス・レンタカー

タクシー・バス・レンタカーは、年間走行距離が多いケースや他人を乗せて輸送したり、運転手が変わるケースのため、一年間で車を酷使する可能性が高くなります。そのため車検は、新車時から1年となっています。

日本では、人を乗せて走行する車には最大限配慮した車検期間になっていると考えます。これは、利用する顧客が安心して乗車できることを基本にしているためと考えます。

商用化した中古モデル

比較的身近なのは、小型乗用車や普通自動車などから、商用車に構造変更した時と考えます。こういったモデルは、中古車から構造変更されるケースが多いので、毎年車検が必要になります。

筆者の経験では、3ナンバーの普通乗用車が4ナンバーになった時は、車検の経費や自動車税、任意保険などかなり安価で済み、すごく助かったことを記憶しています。

3ナンバーから1ナンバーへの変更は、3000cc前後の場合、乗車人数が減り、車検などの費用も下がるのですが、任意保険などの上昇で経費的には、ほとんど変わらないと感じます。アメ車のように6000ccとかの場合は、1ナンバーにした方が経費が下がるでしょう。

車両総重量が8トン以上のトラック

車輌増重量が8トン以上のトラックは、新車から毎年車検になっています。一般的に輸送に使われるトラックの中でも大型車と呼ばれている車になります。

この大型車は、一回の輸送距離が長かったり、エンジン始動時間が長いという観点、さらに事故などが発生したときの被害が甚大になるということから毎年車検になっています。

車検が1年毎って?どんな車が毎年車検なの!?例外車種

少し特殊な車検制度が設けられている用途車種とは、どのような車でしょうか?

軽自動車の商用車は初回から2年サイクルで車検

近年では、軽自動車の商用車モデルが増えてきています。こちらは、営業ナンバーも自家用ナンバーも増えていると考えます。軽自動車の商用モデルでは、新車登録後の初回車検から継続車検まで2年毎となっています。一般的な輸送用トラックと同様、自家用も営業用も同じ車検サイクルになっているといえます。

大型特殊など(8トン以上)やその他

クレーン車(8トン以上)やリフト(8トン未満)などの場合は、新車時から2年毎の車検になっています。リフトやクレーンは、比較的長距離を移動することはないが、設置したところから動かないケースが増えるので、2年毎の車検になっています。

初回車検 2回目以降
自家用自動車
乗用
普通・小型 3年 2年
軽自動車 3年 2年
貨物
車両総重量 8トン以上 1年 1年
車両総重量 8トン未満 2年 1年
軽貨物自動車 2年 2年
特種用途
キャンピングカー教習車(乗用)、消防車など
※車体の形状によって、異なります。
2年 2年
マイクロバスなど(定員11名以上) 1年 1年
幼児専用車(園児送迎車 定員10名以下) 1年 1年
大型特殊
クレーン車など(車両総重量 8トン以上) 2年 2年
フォークリフト系(車両総重量 8トン以下) 2年 2年
運送事業用
旅客 バス・タクシー・ハイヤー 1年 1年
旅客(軽自動車) 2年 2年
貨物運送事業トラック
車両総重量8トン以上 1年 1年
車両総重量8トン以下 2年 1年
軽自動車 2年 2年
レンタカー
乗用 普通・小型 2年 1年
乗用 軽自動車 2年 2年

まとめ

私たちは、一般的に普通乗用車・小型乗用車・軽乗用車、そしてこれらの商用車に乗っているケースが多いと考えます。しかしながら日本には、多くの用途車種が存在します。その目的によって車検期間が定められているといえます。

車検期間をしっかり把握することで、車検の重要性も見えてくるのではないでしょうか?毎年車検(1年)には、その必要性があるからそういう法律になっていると考えます。今一度車検の重要性を読者の皆様に考えていただければ幸いです。

関連記事→車検切れした場合の車検費用はどのくらいかかるの?