ガソリン車とハイブリッド車の10年後ではどのように修理費などの違いが出るの?

車の修理
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昨今では、ハイブリッド車が数多く販売されています。多くの方が燃費を鑑み、ガソリンとハイブリッドがラインアップしている車種では、ハイブリッド車をチョイスしているかもしれません。

では、ガソリン車とハイブリッド車の10年後ではどのように修理費などの違いが出るのでしょうか?ここでは、ガソリン車とハイブリッド車の10年後の修理費などについて解説してみます。

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ガソリン車の10年後の修理費用などを概算算出

ガソリン車の10年後は、どのような修理費が予想されるのでしょうか?

ガソリン車での10年後では足回りやゴムパーツに補器類のトラブルがある

ガソリン車で10年10万キロ走行したと仮定して、どのような修理や費用が掛かるのかを説明してみます。

やはり10年という経過期間と、10万キロという走行距離から足回りのトラブルが増加していきます。

足回りトラブル例

  • タイロッドエンド
  • ロアアームボールジョイント
  • ブレーキローター
  • ショック全般パーツ
  • ドライブシャフトシールやデフシール関連

など。

とくにゴムパーツの劣化が多くなってくるといえます。

補器類トラブル例

  • セルモーター
  • エアコン周辺パーツ
  • ファンベルト関連のプーリー
  • ダイレクトイグニッションコイルやプラグ
  • タイミングベルト・ウォーターポンプ

など。

近年の車は、アイドリングストップが標準となっています。負担が少なくなるように設計されていますが、やはり始動回数が多くなるので故障が発生しています。

ダイレクトイグニッションコイルやプラグは、10万キロ前後で故障が多く発生してきます。とくにプラグは、イリジウムを採用している車が多くなっていますので、10万キロ前後で交換というケースが増えてるでしょう。

近年のエンジンはオイルメンテなどをしていれば10万キロなら故障は少ない

ガソリン車のエンジン単体で考えると、20年以上前の車に比べて長持ちするようになったと感じます。エンジンオイルやエレメントをしっかり交換していれば、15万キロから20万キロくらいまでは持つのではないかと考えます。

ただ、オイルメンテナンスなどを行っていないエンジンは、エンジン内部の汚れもかなり堆積していき、10万キロくらいで悲鳴を上げる場合もあります。オイルメンテナンスは、重要でしょう。

20万キロ乗るためのメンテナンスを施すことがガソリン車では大事

10年10万キロであっては、走行の少ない5万キロであってあっても、足回りのゴムパーツ類や補器類などをしっかり適時交換することで、20万キロ走行することが可能なのが現代の車ではないでしょうか。20万キロ乗るつもりの予防メンテナンスを行うことが、10万キロ以降の状態を左右するでしょう。

ハイブリッド車の10年後の修理費用などを概算算出

ハイブリッド車の10年後は、どのような修理費がかかるのでしょうか?10年10万キロ走行したと仮定して解説します。

ガソリンエンジン同様以上にエンジントラブルは少なくなっている

ハイブリッドエンジンということは、エンジン稼働とモーター稼働、そして両方の稼働が行われていることになります。

エンジン車に比べて、同じ10年10万キロ走行だとしても、エンジン稼働は少なくなっていると感じます。適切なオイルメンテナンスなどを施してあげれば、エンジン車以上にエンジン単体は長持ちするといえます。

ただしガソリンエンジン車同様に足回りや補器類のトラブルはある

ただ、10年10万キロ走行しているハイブリッド車の場合は、足回りなどの故障がエンジン車同様に発生すると考えられます。それと同時にハイブリッド車独自のセンサー類などの故障も見受けられます。例えば、回生ブレーキ用のセンサーなどです。

ハイブリッド車特有の電装品トラブルはかなり高額になる

エンジン車にはないトラブルとして、ハイブリッドシステム関連の故障があります。こちらは、かなり高額なケースも多くなっていますので、注意が必要でしょう。

ハイブリッドシステム全体の故障もありますが、ハイブリッドシステム用のバッテリー不具合なども多く見受けられます。

保証が効くうちは、費用が掛からないで交換してもらえると思います。保証期間内に、しっかりとディーラー点検をする必要がありそうですね。

また10年10万キロという状態で、数十万円の出費となると、ユーザーの方々は「修理か乗り換えか」を悩むことになるのではないでしょうか。

修理して乗ろうとする場合は、しっかりハイブリッド関連の修理を施してあげることが重要だと考えます。中古品などで修理をすると、案外短命となりえます。どのくらいその車とお付き合いするかをしっかり見極める必要があるでしょう。

まとめ

ガソリン車とハイブリッド車の10年後ではどのように修理費などの違いが出るの?をまとめると

  • ガソリン車もハイブリッド車もエンジン単体では、オイルメンテナンスをしていれば問題ないといえます。
  • ガソリン車もハイブリッド車も10年後には、足回りなどのゴムパーツ類の故障が発生しやすいと感じます。
  • ハイブリッド車は、ハイブリッドシステム関連の故障も見受けられ始めます。

何となく、ハイブリッド車の場合は、車両価格がガソリン車よりも高いだけでなく、ハイブリッドシステム故障分の修理費用負担が増える可能性がありそうです。購入の際には、どの程度その車を乗りたいのか検討してから購入するのが良いと感じます。

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